姉たちと帰省日を合わせる理由は2つ。それは・・・

姉家族や弟家族と帰省日を合わせるのには理由が2つあります。
1つ目はせっかくの帰省なので大人数の方が楽しいし、子どもたちも楽しみにしているし私自身も会いたいから。2つ目はASDの息子のためです。社会性の発達もゆっくりな息子ですが、人懐っこい一面もあり、特に面倒見よくたくさん遊んでくれる姉家族の従兄のことが本当に大好きです。

息子が2歳くらいのまだ発語がほとんどない時期に、一度姉家族と日にちが合わずにずらして帰省したことがありました。姉家族が私たちより一足早く帰った翌日、何の前触れもなく急に息子が大泣きし出したのです。始めはなぜ泣いているのか訳も分からず、どこか打ったのか、体調が悪いのかなど心配しましたが、どこも変わったところはなく…発語のない息子の泣く理由を片っ端から考えた結果、「姉家族がいないからかもしれない!」という結論になりました(それから何度か私と子どもの3人で帰省したことがあるのですが、姉家族がいないと帰省した翌日には息子がホームシックのような状態となるため、間違いないと思っています)。

息子や娘にとって大好きな場所が増えることは親としてもうれしいので、これからも大人数で賑やかな実家帰省を楽しみたいと思っています(じいじ、ばあば、まだまだ長生きしておくれよ!!笑)。
面倒見のいい小4の従姉が子どもたちに本を読んでくれているところ。実家は大好きな従姉兄たちに会える場所
実家は大好きな従姉兄たちに会える場所
Upload By 海乃けだま
執筆/海乃けだま
(監修:新美先生より)
特性のあるお子さんとの帰省について詳しく教えて下さりありがとうございます。自分の実家への帰省でさえも、特性のあるお子さん連れだと、引っ掛かりポイントがいろいろ出てきて気が抜けないですよね。それでも、子どもたちにとっても楽しいことがいっぱいあるから連れていきたい!!対策を立てて念入りに準備していっても突発的な予期せぬ事件も起こる…そんなことの積み重ね自体がよい思い出になるのかもしれません。
楽しいことでもテンションが上がりすぎて不具合が起きるとか、これは子どもなら楽しめるだろうと予想していてもハマらないとか、思いもよらないところに地雷とか…そういうのも含めて、帰省を楽しめたらいいなと、けだまさんのエピソードを読んでて感じました。ありがとうございました。
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。

※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。

ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。

ADHD(注意欠如・多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。

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