老後2,000万円問題...20年、30年先の暮らしはどうなる?発達障害がある「わが子の自立」と「親の老後」を両立させるためには?

ライター:LITALICOライフ
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発達障害のあるお子さまを持つご家庭においては、将来のわが子の自立と自分たちの老後の生活をどう両立させるのかが心配、というお声も多いようです。LITALICOライフの無料で参加できる勉強会「子どもの将来とじぶんの『老後対策』」では、発達障害のある子どもの働き方や住まい、経済的な計画に加えて、親の老後についても解説しています。

これから20年・30年先、家族の暮らしがイメージできない…

LITALICOライフの勉強会について、ある4人家族の体験ストーリー仕立てでご紹介します。

わが家は、50歳の夫婦と、大学生の娘・中学3年生の息子の4人家族。

娘は春から一人暮らしを始めました。息子は自閉スペクトラム症(ASD)と軽度の知的障害の診断があり、特別支援学級に通っています。卒業後は通信制高校への進学を希望しています。

娘が実家を離れたこともあり、息子の場合はどのように自立していくのかを考えることが増えました。

また、私の父にガンが見つかり、近く手術を受ける予定です。周りの友人たちの話を聞いても、親の介護や自分たちの老後の問題が、いよいよ他人事ではなくなってきたと感じています。

「老後に向けてそろそろ準備をしないと……」とは思っていましたが、実際に行動には起こせていません。老後2,000万円問題などが取り沙汰される中、そもそも何から手をつけたらいいのかがよく分からず、漠然とした不安だけが募っています。
老後2,000万円問題などが取り沙汰される中、そもそも何から手をつけたらいいのかがよく分からず、漠然とした不安だけが募っている様子
老後2,000万円問題などが取り沙汰される中、そもそも何から手をつけたらいいのか……
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そんな時、「子どもの将来とじぶんの『老後対策』」という勉強会を知り、少しでも将来のことを考えるヒントになればと思い、参加を決意しました。

勉強会で知った社会生活のリアル。私たちが望む形は?

まず子どもの自立について、「仕事」「暮らし」「お金」の3つの観点に分けて解説がありました。

例えば、暮らし方では、入所支援やグループホームなど受けるサポートの範囲によってどのような選択肢があり、それぞれどのくらいの支出になるのか。足りないお金を補うためにはどのような社会保障や制度があるのか。

そして親なきあとも子どもが不安なく暮らしていくためには、行政や相談機関など、どことつながっておくべきか、などの基礎を知ることができました。

これまで漠然としていた「自立」が、「仕事」「暮らし」「お金」の3つに分解して考えられるようになり、どこを考えるべきなのか少し明確になったように感じます。

その後、勉強会は親自身の老後について考えるパートに。ハッとさせられたのは、「自分を主語にする」考え方が必要ということでした。

夫婦とも今50歳で、定年までは15年ほど。その後「老後」がおそらく20年以上続いていくことになります。私たちが定年を迎える頃に、娘は34歳、息子は30歳になり、それぞれの生活があるでしょう。具体的に年齢をイメージして、どのタイミングでどれくらいの資金が必要になりそうか、より明確に整理できました。
具体的に年齢をイメージして、どのタイミングでどれくらいの資金が必要になりそうか、より明確に整理できるようになった様子
より明確に整理できるようになりました
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勉強会で学んだことを活かし、自分たち家族のありたい姿を考えたうえで、今からできる準備を進めていこうと思います。

早めの準備が吉!家族の未来を一緒に考えよう

LITALICOライフでは、保護者さま向けの無料オンライン勉強会「子どもの将来と自分の 『老後対策』」を開催中です。

【こんな情報が分かる!】
・ケース別で知る「将来の暮らし」
・障害のある子を支える家族のリスクへの備え
・子どもの将来の暮らしとセットで考える親の老後

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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。

※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。

知的発達症
知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。

ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。

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