もしかして不器用なのかな? 腑に落ちた瞬間
先日、発達ナビで「不器用が原因でブランコに乗れない」というコラムを読みました。息子は小学2年生ですが、いまだにブランコにうまく乗ることができません。息子自身ブランコに乗れないことで困っていなかったので気にしたことがなかったのですが、今までの困りごとも「不器用」だからなのかなと私の腑に落ちた瞬間でした。
食事の時、必死に頑張っていても夫に頻繁にしかられる息子が、かわいそうでしたが「不器用なのかも」と思ったらこれから工夫ができる気がしてきました。ほかにも日常のちょっとした場面で力が強すぎたり、物の持ち方がうまくいかなくて困ることのある息子ですが、少しずつスムーズにできることが増やせていけたらいいなと思います。
イラスト/keiko
エピソード提供/カワカワ
(監修:森先生より)
発達障害のある方には、不器用な方、運動が苦手な方も多いと言われています。発達性協調運動障害(発達性協調運動症)といって、一つひとつの身体能力としては問題がなくても、脳が身体の動きをうまくまとめることが難しいと考えられています。そのため、スムーズに運動することができないのです。たとえば足を曲げる、のばすという一つひとつの動作はできても、階段を昇るとかスキップをするときには足がもつれる、といった具合です。
発達性協調運動障害はおよそ10人に1人程度の子どもに認められると言われており、発達障害のある子どもには半数近くに認められるとも言われています。
本人は真剣なのに、周囲からはふざけていると思われたり、からかわれたりすることもあり、つらい思いをしますよね……。怒られたりしかられたりしても、本人はどうしたらいいかわからなくなってしまいます。
一つひとつの動作を自宅で練習してみて、力の入れ方やタイミング、力の強さなどを具体的に教えてあげることは、とっても良い方法ですね。コツをつかめば学校でも上手にできるようになるでしょう。
食事の時、必死に頑張っていても夫に頻繁にしかられる息子が、かわいそうでしたが「不器用なのかも」と思ったらこれから工夫ができる気がしてきました。ほかにも日常のちょっとした場面で力が強すぎたり、物の持ち方がうまくいかなくて困ることのある息子ですが、少しずつスムーズにできることが増やせていけたらいいなと思います。
イラスト/keiko
エピソード提供/カワカワ
(監修:森先生より)
発達障害のある方には、不器用な方、運動が苦手な方も多いと言われています。発達性協調運動障害(発達性協調運動症)といって、一つひとつの身体能力としては問題がなくても、脳が身体の動きをうまくまとめることが難しいと考えられています。そのため、スムーズに運動することができないのです。たとえば足を曲げる、のばすという一つひとつの動作はできても、階段を昇るとかスキップをするときには足がもつれる、といった具合です。
発達性協調運動障害はおよそ10人に1人程度の子どもに認められると言われており、発達障害のある子どもには半数近くに認められるとも言われています。
本人は真剣なのに、周囲からはふざけていると思われたり、からかわれたりすることもあり、つらい思いをしますよね……。怒られたりしかられたりしても、本人はどうしたらいいかわからなくなってしまいます。
一つひとつの動作を自宅で練習してみて、力の入れ方やタイミング、力の強さなどを具体的に教えてあげることは、とっても良い方法ですね。コツをつかめば学校でも上手にできるようになるでしょう。
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
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