泣くことも、暴れることもなくなった注射
注射が終るまでの時間に見通しをたてるようになってから、その後は一度も泣くことも、大暴れすることもなくなりました。
もっと小さい頃だったら、終るまでの時間が色で可視化されているタイマーを使って採血が終るまでの時間を示したり、病院でやることの順番も絵カードなどを使って、しっかり事前に説明をしてから行く方法を取ったりしても良かったなと、今となっては思ったりします。
現在も、じっと座って待っていることが苦手で、衝動的に動いてしまうことは多いので、病院へ一緒に行くのは大変だと感じることはありますが、注射や採血の大変さが和らいだだけでも、気の重さがとても減りました。
けんとはまだ採血や注射をするのが怖いようで、少し身体を動かしてしまいます。背後から抱えて身体を固定し採血を受けていますが、いつか大きくなったらサポートなしでもできるように……と祈りながら、少しずつ少しずつ成功体験を重ねていけたらと思っています。
もっと小さい頃だったら、終るまでの時間が色で可視化されているタイマーを使って採血が終るまでの時間を示したり、病院でやることの順番も絵カードなどを使って、しっかり事前に説明をしてから行く方法を取ったりしても良かったなと、今となっては思ったりします。
現在も、じっと座って待っていることが苦手で、衝動的に動いてしまうことは多いので、病院へ一緒に行くのは大変だと感じることはありますが、注射や採血の大変さが和らいだだけでも、気の重さがとても減りました。
けんとはまだ採血や注射をするのが怖いようで、少し身体を動かしてしまいます。背後から抱えて身体を固定し採血を受けていますが、いつか大きくなったらサポートなしでもできるように……と祈りながら、少しずつ少しずつ成功体験を重ねていけたらと思っています。
執筆/ゆきみ
(監修:室伏先生より)
けんとくんの、採血にまつわるエピソードを共有してくださり、ありがとうございました。
痛みへの恐怖や抑えつけられることへの嫌悪などもあったかもしれませんが、見通しがもてないことへの不安や恐怖も大きかったのですね。あとどのくらいかで終わるのか質問をする、という解決策をご自身でとることのできたけんとくんに拍手を送りたいです。
ゆきみさんは、普段の生活の中でたくさんの工夫をしてくださっていることと思いますが、今回の件についてはゆきみさんが助け舟を出さなかったことで、けんとくんが不安を解消するために自ら動くことを学んだ、大きな第一歩になりましたね。
泣かずに採血できることもそうですが、不安を自らの力で解消できたことも、けんとくんにとって大きな自信になったことでしょう。
けんとくんが今後たくさん成功体験を積んでいけるよう、私も応援しております!
(監修:室伏先生より)
けんとくんの、採血にまつわるエピソードを共有してくださり、ありがとうございました。
痛みへの恐怖や抑えつけられることへの嫌悪などもあったかもしれませんが、見通しがもてないことへの不安や恐怖も大きかったのですね。あとどのくらいかで終わるのか質問をする、という解決策をご自身でとることのできたけんとくんに拍手を送りたいです。
ゆきみさんは、普段の生活の中でたくさんの工夫をしてくださっていることと思いますが、今回の件についてはゆきみさんが助け舟を出さなかったことで、けんとくんが不安を解消するために自ら動くことを学んだ、大きな第一歩になりましたね。
泣かずに採血できることもそうですが、不安を自らの力で解消できたことも、けんとくんにとって大きな自信になったことでしょう。
けんとくんが今後たくさん成功体験を積んでいけるよう、私も応援しております!
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多動息子の通院問題。「マナー違反」と怒られ、歯医者では暴れて治療断念…医師から言われ深く傷ついた言葉、息子を変えた言葉とは【発達ナビユーザー体験談】
(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
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