私が重視した児童発達支援事業所選びのポイントは?

とりあえず近場で探したという風に書きましたが、ちゃんと支援内容はおさえて事業所を選びました。
私が重視した内容はこちらです。
・PT(理学療法士)やOT(作業療法士)が在籍していて、運動発達の遅れをフォローする支援をしてもらえるか
・しっかりと体を動かせるスペースが確保されているか
・母子分離での療育が可能か

ねこ太は全体的に発達が遅かったのですが、特に運動発達が遅れていたのでそこを重点的にフォローしてもらえる事業所を探しました。事業所によって設備や療育方針はさまざまなので、子どもの特性に合わせた事業所選びはとても重要だなと思います。
私が重視した児童発達支援事業所選びのポイントは……
私が重視した児童発達支援事業所選びのポイントは……
Upload By 鳥野とり子

児童発達支援に関わる施設はとにかくどこもいっぱい!

ほかにもいくつか事業所をあたってみましたが、すぐに入れる所はありませんでした。どこの事業所も待機児童がいて、いつ空きがでるか分からないとのこと。どこに空きが出るか分からないので、入所したいと思った事業所3ヶ所で待機リストに登録してもらいました。

そして登録から1ヶ月、1本の電話がかかってきました。一番最初に見学に行った第一希望の事業所からでした。なんと、3ヶ月後に引っ越しの為に1人退所されるとのことで週に3日でよければ通えると!本当にラッキーだったと思います。大喜びでこの事業所と契約をし、3ヶ月後に療育を開始したのでした。

息子の療育探しで感じたことは、療育関係の受診や申請の手続きや入所はとにかく時間がかかるということ。「療育に行きたい!」と思ったとしてもすぐに通えるものではないので、先延ばしにせずにとにかく早目に動くのが良いなと思いました。
執筆/鳥野とり子

(監修:新美先生より)
児童発達支援事業所に通うまでのエピソードについて聞かせてくださりありがとうございます。記事でも言及していただいているように地域・自治体による差は大きいですが、それにしても想像以上に時間と手間がかかったという方はどこでも多いようです。
鳥野さんはもともと「早産児発達外来」に通われていたとのことで、初めの関門、「医師の意見書」をもらうプロセスはスムーズだった方といえるかもしれません。
見学は面倒でも実際に足を運んでみないと分からないことはいっぱいあります。通える可能性のあるところはぜひ見学・相談に行ってみてください。そこで保護者の方が感じる相性の直感って意外とあっていることが多いように感じています。またどこも混んでいるので待機は仕方ないですが、ダメ元でも待機リストにエントリーしておくのも重要ですね。具体的なお話を聞かせていただきありがとうございました。
前の記事はこちら
https://h-navi.jp/column/article/35030107
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。

※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。

ADHD(注意欠如多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
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