最後に
指差しや言葉については、結果としてその日できなかった、というところだけでなくマユユの視線の合わない感じや興味を示さない様子も含めて引っかかったのだろうなと今となっては思います。
とてもつらかった思い出なのですが、ここで指摘を受けたことで
・マユユの様子が見過ごせないレベルでほかの子と違うこと(活発とか自我が強い、ではすまない)
・心理士(発達)相談という存在
について知ることができ、今では感謝しています。
ただ知識も覚悟もなく行ってしまったためこの時は頭も気持ちもついて行かなかったです。
そして気持ちがついていかない日々は、ここからスタートしました……。
執筆/マユユ
とてもつらかった思い出なのですが、ここで指摘を受けたことで
・マユユの様子が見過ごせないレベルでほかの子と違うこと(活発とか自我が強い、ではすまない)
・心理士(発達)相談という存在
について知ることができ、今では感謝しています。
ただ知識も覚悟もなく行ってしまったためこの時は頭も気持ちもついて行かなかったです。
そして気持ちがついていかない日々は、ここからスタートしました……。
執筆/マユユ
(監修:鈴木先生より)
1歳半健診は、人生最初の正式な総合健診です。初めての経験は誰でも緊張し、不安がよぎり、ついつい悪いほうに考えがちです。保健師や心理士でもハードルが高いので医師ともなるとさらなる高いハードルがありますね。しかし、誰もが気軽に話せるような、ハードルの低い、優しい理解のあるかかりつけ医が理想です。
だから、私の診察室はいわゆる診察室ではなく「チャットルーム」、つまり、雑談部屋という意味を持つ名称にしています。保護者の方の気持ちがついていけなくても、それを待ってくれるような心理士や医師が必要だと思っています。診察室であっても雑談できるような、緊張がほぐれて本音が言えるような雰囲気作りが大事なのです。私のチャットルームには、ソファーも用意されています。ご両親やきょうだいがくつろいで座れる工夫もしています。これからの日本の医療は、「診察室」の常識を覆していくことが大事ではないかと思っています。
1歳半健診は、人生最初の正式な総合健診です。初めての経験は誰でも緊張し、不安がよぎり、ついつい悪いほうに考えがちです。保健師や心理士でもハードルが高いので医師ともなるとさらなる高いハードルがありますね。しかし、誰もが気軽に話せるような、ハードルの低い、優しい理解のあるかかりつけ医が理想です。
だから、私の診察室はいわゆる診察室ではなく「チャットルーム」、つまり、雑談部屋という意味を持つ名称にしています。保護者の方の気持ちがついていけなくても、それを待ってくれるような心理士や医師が必要だと思っています。診察室であっても雑談できるような、緊張がほぐれて本音が言えるような雰囲気作りが大事なのです。私のチャットルームには、ソファーも用意されています。ご両親やきょうだいがくつろいで座れる工夫もしています。これからの日本の医療は、「診察室」の常識を覆していくことが大事ではないかと思っています。
「特性を検査する」ってどういうこと?【LITALICO発達特性検査監修者・井上雅彦先生インタビュー】
目線に注目することが少ないと感じるときに、やってみたい遊びは?
1歳で自閉症は分かる?特徴や症状、チェックリストも【小児科医監修】
1歳半健診、パニックで大号泣の末「要観察」でショック…もしかして発達障害?
2歳で発語、指さしなし。激しい癇癪、ベビーカー拒否で母も涙…自閉症娘の子育て奮闘記【新連載】
(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
知的発達症
知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
知的発達症
知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
- 1
- 2