入学準備の大切さを実感した1年。スモールステップで自信を育んで
このように、就学前に家庭でできることに取り組み、前もって準備をしておいたことで、長男は小学校へ入学してからは特に問題もなく、学校生活に慣れることができたように思います。また、特別支援学級へ就学したことで、入学前から小学校とスムーズな連携が可能になり、入学式の予行練習などの配慮をしていただけたのかなと感じました。これからお子さんが小学校に入学される方は、たくさんの不安があると思いますが、ご家庭でできることから少しずつ、スモールステップで自信をつけて、学校ともうまく連携しながら、お子さんが楽しい小学校生活を送れるように願っています。
執筆/プクティ
(監修:新美先生より)
小学校入学に向けて行った準備について詳しく教えて下さりありがとうございます。
遊びが中心で自由時間も多い保育園・幼稚園の生活から、時間で区切られて机に向かう時間の多い小学校とでは、環境変化の大きさのインパクトがものすごいです。ASD(自閉スペクトラム症)の傾向がある場合、環境に慣れるのに時間がかかるお子さんが多く、この大きな環境変化に向けては、準備がとても重要になります。
プクティさんは、入学前から、おうちで座って学習する時間を設けたり、就寝・起床の時間を早めに学校の時間に合わせていったりされたのですね。これはとても良い取り組みですね。もちろん、どのお子さんもすんなり納得してこのように準備できるわけではないかもしれませんが、取り組めるところから徐々に生活を変化させていくのは、いきなり一度になにもかも替わってしまうよりゆとりがあっていいですね。参考にさせていただきたいところです。
また、入学前に学校の環境や雰囲気に慣れるように、可能な範囲で見学・体験をしたり、初日のスタートがスムーズにいくように、入学式の下見・予行練習などをしておくというのもとても大切です。
また、園生活と学校で変わること(たくさんありすぎるのですが)は、具体的に書きだして説明しておくとか、ルールや生活についてのマニュアルをつくるといったことも、環境変化の戸惑いを減らすのに役に立つでしょう。
大きな環境変化に向けて、スモールステップでできるところから準備して行くのはとてもお勧めです。
小学校入学に向けて行った準備について詳しく教えて下さりありがとうございます。
遊びが中心で自由時間も多い保育園・幼稚園の生活から、時間で区切られて机に向かう時間の多い小学校とでは、環境変化の大きさのインパクトがものすごいです。ASD(自閉スペクトラム症)の傾向がある場合、環境に慣れるのに時間がかかるお子さんが多く、この大きな環境変化に向けては、準備がとても重要になります。
プクティさんは、入学前から、おうちで座って学習する時間を設けたり、就寝・起床の時間を早めに学校の時間に合わせていったりされたのですね。これはとても良い取り組みですね。もちろん、どのお子さんもすんなり納得してこのように準備できるわけではないかもしれませんが、取り組めるところから徐々に生活を変化させていくのは、いきなり一度になにもかも替わってしまうよりゆとりがあっていいですね。参考にさせていただきたいところです。
また、入学前に学校の環境や雰囲気に慣れるように、可能な範囲で見学・体験をしたり、初日のスタートがスムーズにいくように、入学式の下見・予行練習などをしておくというのもとても大切です。
また、園生活と学校で変わること(たくさんありすぎるのですが)は、具体的に書きだして説明しておくとか、ルールや生活についてのマニュアルをつくるといったことも、環境変化の戸惑いを減らすのに役に立つでしょう。
大きな環境変化に向けて、スモールステップでできるところから準備して行くのはとてもお勧めです。
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
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