子育てのゴールはまだ先。母子で歩む「オリジナルな道」は続く!

その後のコチ丸は紆余曲折を経て、北海道の公立高校に入学することになりました。公立高校とはいえ、北海道での寮生活。授業料は免除されているものの、寮費に加え仕送りやお小遣い、帰省の時には飛行機代も……。さすがにこれまでの貯金では足りず、国の教育ローンを借りることに。コチ丸の中学進学を機にお給料がレベルアップ(笑)した私ですが、そろそろ限界が……。

現在高校3年生のコチ丸。高校卒業後の進路について、コチ丸自身の目標は高校に入学した当初からブレることなく決まっていましたが、進学費用の資金繰りに私は頭を悩ませました。相談にのってくれた人の中には「子ども自身が奨学金を借りて返していけばいいんだよ」と言う方もいました。しかし、ある方の「あきさんの家は育て方も進路もユニークだから、ほかの人の意見はあまり参考にならないと思うよ」という助言が一番しっくりきました。

コチ丸が発達障害だと分かった時から、とにかく大人になるまでに得意をたくさん見つけてほしいと、やりたいと言われたことは、お金がなくても全てやらせてきたわが家。合うもの合わないもの、続けること辞めること、それも全部コチ丸が決断してきました。

不登校だったコチ丸が、地元を出て1人で私立中学に通ったり生徒会役員に立候補したり、さらには北海道へ単身渡り、次の進路に辿り着き……。全部コチ丸が決めたことで、彼の挑戦をバックアップしてきたのは、ほかでもない私。

コチ丸本人が一生懸命努力してここまできたのだから、私も最後まで責任をもってやり切らねば。そう、腹に落ちた瞬間でした。コチ丸が大人になるまではまだもう少し時間がありますが、母子二人三脚で歩いてきた「オリジナルな道」を、ゴールまで楽しもうと思っています。
夢に向かって進む息子のために、母も頑張ります!
夢に向かって進む息子のために、母も頑張ります!
Upload By あき
執筆/あき

(監修:鈴木先生より)
私が初診の患者さんに病名を告知した後には、必ず保護者の方に「決して育て方の問題ではないですよ」とお伝えするようにしています。ただ、「お子さんへの接し方には気をつけなければいけません。優しく、丁寧に、具体的に、肯定文で」とつけ加えます。
また、私のクリニックに初診でいらっしゃる方の約半数はシングル家庭です。中には、パートナーにASD(自閉スペクトラム症)の特性がある方もいらっしゃいます。そのため、お子さんのみならず、保護者にも常に寄り添いながら診療することを心がけています。
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。

※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。

ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。

ADHD(注意欠如多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
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