こんばんは。
厳しく注意すればするほど反発し、手が出ることが多くなっているMさん。彼の場合、見る・聞く・想像する力が弱く、手が出てしまうのはそうした認知機能の弱さからくるものと思っています。
聞く力が弱いので厳しく注意してもMさんからしたら、「怒られた」としか受け取らず、イライラして手が出てしまうのかな。その上どうして「怒られた」のかも理解できないので余計イライラしちゃうのかな。
聞く力が弱いのでダラダラと注意するのも逆効果だと思っています。長々と説明しても最初の1、2語文くらいしか理解できていない可能性が高い。だからMさんの「ごめんなさい」はとにかく早くその場を収めたい気持ちが溢れ出ているのかな。
Mさんを叱る時は感情的にならず、冷静により短く簡潔な言葉選びを心掛けています。その方がより伝わると思っています。
Mさんの場合、想像する力も弱いためこれをやったら相手がどう思うか?というところまでイメージできません。だから相手が不快に思うことも執拗にやってしまうのかな。見る力も弱いので、相手が不快に思い表情に出してもそれを上手く読み取る力がありません。対人トラブルが多いのはこのためかな。
Mさん自身もできるならお友達と喧嘩なんかしたくないし仲良くやりたいと思っているはず。でもどうしたら上手くやれるか分からないからイライラしちゃうのかな。
そうした特性を理解した上で丁寧に関わっていけたらいいなと思います。
見る力が弱い子に対する効果的な叱り方って?
教室の毎日
21/09/11 18:34