今日は、先日全体プログラムで行った「子ども会議」について、お知らせします。
今日の全体プログラムでは、「子ども会議」をやりました。
一つのテーマについて、皆で話し合うのです。
今回は、「友だちから言われていやな言葉」について、話し合いました。
まず、言われていやな言葉を挙げてもらいました。
「ばか」「死ね」「クズ」など、たくさん挙げられました。
次に、言われたときの気持ちを聞くと、
「悲しい」「やだな」「うるさい」などがすぐに挙げられました。
中には
「もう友だちやめよう」とか「もう一生しゃべらない」なんていうのもありました。
続いて、この教室でも言われたことがあるかを尋ねると、多くの子が「ある」と答えていました。
「では、どうしたらいい?」、最後に尋ねると、
すかさず、「言わないことにする」と2〜3人の子が返してきました。
「言われた子がこういう気持ちになるだけでなく、
言った人も、やだなとか、友だちになりたくないなどど思われるのだから、
損だよね」と締めくくり、プログラムは終了しました。
やや表面的と思われるかもしれませんが、
多くの子がすぐに答えられたということは、多くの子が、
言われた言葉やその時の気持ちを思い出したり考えたりしたということです。
すなわち、嫌なことを言われたときの気持ちと、
言ってはいけないことなのだということを、再確認したわけです。
この再確認の繰り返しにより、潜在意識の中に、
これはいけないことなんだということが刻み込まれます。
この「子ども会議」。
以前に、「公園へ行くときのルール」について行ったことがあります。
そのときに子どもたちから出された、「飛び出しをしない」「必ず先生と行く」などは、今ではほぼ反射神経的に、守られています。
一度話し合われたことが、日常的に再確認されることが繰り返され、
やがて、“当たり前”のこととなったのでしょう。
今後とも、子どもたちに身に付けてほしいルールや態度など、
日常生活の中から課題を見つけ、皆で考えていきたいと思います。
子ども会議「友だちから言われていやな言葉」
教室の毎日
21/09/29 12:34