こんにちは。ハッピーテラス戸畑駅前教室02の原田です。
あっという間に夏休みも終わり、2学期が始まりました。今までの当たり前の生活が一変して3回目の夏となりましたが、少しずつ、対策をしながらも家族や大切な人と楽しく過ごせている方も多いようですね。私自身も、地元へ帰省し、より一層対策に注意しながらではありますが、家族とのんびり過ごす事ができました。皆さんは、夏休みの思い出はできましたか?
さて、本日は個別トレーニングでの取り組みについてご紹介をしたいと思います。
本日ご紹介いたしますトレーニングは、「キョロキョロ運動」です。未就学児さんだけでなく、小学生や中高生の方も、取り組んでいる方が多くいらっしゃいます。
活動の目的は、利用者さんによって様々です。基本的には、目をスムーズに動かせるようになることです。スムーズに動かせるようになると、例えば小学生や中高生であれば、板書のスピードをや正確性を高める事に繋がります。キョロキョロ運動を行う事で、追従性眼球運動(線や物を視線で追いかける運動です。板書を例にすると、書いてある文章を目で追う時に必要になります)、跳躍性眼球運動(ある点からある点へと視線を移動させる運動です。板書では、黒板を見たり、ノートを見たりと視線が動くと思いますが、その時に必要になります。)が育ちます。
活動の方法は、とても簡単です。ペンや何かの棒等、目印になる物を1つ用意します(写真は当事業所で目印としてよく使っているペンです)未就学児さんや小学校低学年のお子さんであれば、ご本人さんの好きなキャラクターのラミネート、ぬいぐるみ等でも、楽しくトレーニングが出来ると思います。まずは用意した目印のものを、スタッフがお子さんの目の前に提示します。顔は動かさず「目だけ」を動かすように伝え、スタートです。どうしても顔が動いてしまうお子さんがいらっしゃれば、両肘を机に付き、手で顔を支える様にして構えると、動きが小さくなります。そして、スタッフが目印の物を動かします。動かし方は自由ですが、横の動きや縦の動き、斜めはどうか等、お子さんの目の動きを確認しながら取組んでいます。また、はじめは顔の前の狭い範囲から始め、少しずつ動かす範囲を広げていくことで、お子さんがどこまで目で追えるかを確認することが出来ます。さらに、目印を顔から遠ざけたり近づけたりと言った動きも行います。
お子さんの中には、目印の物を追い続ける事が難しく、5秒程度でスタッフへ視線が戻ってしまうお子さんや、近づいたり遠ざかったりする動きが苦手なお子さんもいらっしゃいます。しかし、どのお子さんも一生懸命取り組むことができており、少しずつ追える範囲が広がったり、時間が長くなっているお子さんも多くいらっしゃいます。少しの時間でも、毎日コツコツと取り組むことが大切な運動ですので、出来たらたくさん褒めながら、楽しく活動を行っています。
また、目印を2つ用意し、お子さんの顔の前に提示して、掛け声に合わせて視線を動かしてもらう運動も行っています。繰り返す事で視線を素早くスムーズに動かせるようになります。
ハッピーテラスでは、お子さんの課題に合わせて、必要な遊びを取り入れながらトレーニングを考案しております。また、同じ内容の活動でも、少しでもお子さんが楽しく取組めるような工夫を考えております。
現在ハッピーテラス戸畑駅前教室02では、曜日や時間帯によってはまだ空きがございます。
興味を持たれた方はお気軽にご連絡ください。
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教室の毎日
22/08/29 11:22