毎週火曜日(昨日)は英語遊びの日でした。本場のネイティブ先生が毎週楽しい療育を考え持ってきてくれます。しかし昨日は怪しい雰囲気が…。ガリレオの子どもたちが宿題中、今日の英語遊びの件を伝えると、英語に苦手意識を持っている子どもが「英語なんて何の意味もない!やっても無駄だ。」とのネガティブ発言が飛び出し、「英語は楽しいよ。簡単だよ。」と取って付けた様になだめると、「だから大人は子どものことをぜんっぜん分かっていない。」「人生舐めすぎ!!」と大泣きしながらまさかの小学校低学年とは思えない、おとこのこの口からの言葉を受けました。さらにその子に「どのようなところがそう思うの?」と聞き返すと。「英語は難しいのでそんなに簡単には出来ない。」と言われ、そこでハッと気がつきました。この言葉にはこれまで様々なことにチャレンジしたものの、出来ないことで周りの先生や大人に叱られ続け、一歩前に踏み出す勇気が持てなくなった子どもの素直な気持ちを、そして思いを伝えたかったのだと…。更にその後も、「正解しないと意味がない、」「1~2回ならそこまで怒られないが、3回目になると絶対怒られる。」と言い切っていました。この年齢で、周りにそこまで気を使わせてしまい、大人として、また子どもたちのより良い療育を考えていくものとして大変情けなく恥ずかしくなりました。それと同時にガリレオ療育の理念を思い返しました。
・一人一人の心に寄り添い、夢を実現化する。
・合言葉「出来ることから始めよう。」
このブログを読んでいただいている皆様。子どもの行動1つ1つにはすべて意味があり、子ども心にしっかりと考え、行動していることは明らかです。良い行いや見栄え的にも悪く見える行動でもその全てがその子が一生懸命考えた上での行動です。先ずはその行動を認め受け入れてあげましょう。そして決して怒らないでください。その子どもたちに精一杯分かりやすい言葉や、ジェスチャーで気づかせてあげてください。そして出来る限り笑顔で…。子どもにはお母さん、お父さんの笑顔が一番の安定剤です。子どもが安心できる生活を送れることで前に出てチャレンジするという気持ちも育まれます。誰にだって失敗はあります。しかしその裏には必ず成功が待っています。子どもの能力・可能性を信じてあげましょう。
この男の子は逞しく、その後英語遊びが始まったら突然他の子の動きが気になり始め、最後の忍者ゲームについては誰よりも先頭に立ち、誰よりも楽しんで動いていました。こうした積み重ねが本当に大切ですね。今日は私自身が逆に子どもたちに教えられ、また一つ成長させていただきました。 私も明日は今日の失敗を糧に益々前向きに頑張ろうと思った大反省の1日でした。
子ども心、親知らず。
教室の毎日
20/01/22 22:34