こんにちは!
てらぴぁぽけっと新宮中央駅教室の河村です。
今年もあと少し!あっという間に1年が過ぎようとしています。
感染症が流行り、お家時間が多かった2020年でした。
来年は安心してお出かけが楽しめる環境になっていますように・・・👏✨
今回のブログでご紹介するのは 「上靴」 に関するプログラムです。
「上靴を履かずに裸足で過ごしているみたいで・・・」
「履かせても嫌がります」など、お悩みの声をお聞きしています。
上靴は、幼稚園・保育園で履いていたり、小学生になったら履かないといけなかったり・・・生活の中で登場することが多いですよね。
このお悩みを支援していくにあたり、
まずは上靴を履くのが苦手な理由をまず探ります。
「裸足の感覚が気持ちよくて好き!」
「早くおもちゃ・お友達と遊びたいから履かないのかな?」 等
お子様によって理由は様々です。
写真のお子様は、
「言葉の指示に対して反発してしまう」 ことが 【履くことが難しい】 理由でした。
上靴ではなくても日常の場面で、「~して!」「~するよ」と声掛けをすると、「嫌!」と言う反応が返ってくることありませんか?
指示された行動自体が嫌だという場合もありますが
・行動自体は嫌ではないけど自分の行動を決められることが嫌
・拒否をした時の周りの反応を見て楽しんでいる
などの理由も考えられます。
この事例は、「上靴を履くことが嫌」ではなく「自分の行動を決められることが嫌」に当てはまります。
対応として、
★言葉で指示をしない(上靴履こうね!は言わない)が
一番大事になってきます。
てらぴぁぽけっとでのスモールステップに置き換えると・・・
①上靴に注意を向けないように、お話ししたり歌を歌ったりなどしながら
初めは職員がさっと上靴を履かせます。
上靴を履いたら玩具(強化子)で遊びます。
↓
・お迎え時まで上靴が履けていたら、保護者様の前で上靴が履けていることをお伝えし、沢山褒めてもらいます。
②職員から履かせてもらうことに慣れてきたら、保護者様に手伝っていただき上靴を履かせてもらいます。
↓
・保護者様から履かせてもらうのも慣れてきたら、いよいよ上靴に触れていきます。
③途中まで大人(職員or保護者様)が履かせ、最後のみお子様に自分でやってもらいます。
・かかとを入れる、マジックテープを貼る等
※この時も 「上靴を履こうね」などの声掛けはしません。
↓
・できたら「自分でできたね!」「かっこいいね!」等褒めていきます。
③ができるようになってきたら、大人が手伝う部分を減らしていきます。徐々に自分で上靴に触れる時間を増やしていくことで、最終的には自分で上靴を履くことが出来るようになります☆
もちろん、上靴を活動途中で脱いでしまうこともあります。
その時には課題を提示し、上靴に注意が向いていない間に履くように手伝います。
履くことに慣れてきたら、言葉での指示を徐々に入れていきます
『(上靴を見せて)どうぞ・できるかな?』目の前において履くことを促します
『(上靴を見せて)履いてみよう!・やってみよう!』など
少しずつ声掛けにも対応できるように言葉を変えながら、支援をしていきます。
実際にこの上靴のプログラムを行っているお子様のご家庭から、
『保育園で履けるようになりました!』
『今日は一日ずっと履けていたみたいです!』と
嬉しいご報告を頂きました☆嬉しいですね!
お子様一人ひとりに合った様々なニーズに対応しておりますので、お気軽にご相談下さい!
てらぴぁぽけっと 新宮中央駅教室
TEL:092‐692-8551
福岡県糟屋郡新宮町中央駅前2-1‐3
新宮ステーションビル201
「上靴履いて!」「嫌!」
教室の毎日
20/12/24 14:24