皆さんこんにちは!てらぴぁぽけっと新宮中央教室の田栗です。
教室では通常のABAセラピー以外に、保護者様のニーズに合わせて様々な身辺自立のプログラムを行っています。
その中で、この夏とてもご要望の多かったトイレトレーニングについてご紹介いたします。
産まれて一番最初に身に着けるオムツ!小さなお子様にとってオムツはまるで皮膚の一部のようなものかもしれません。実際に、多くのお子様がオムツがおしっこで濡れて蒸れているのに嫌がらず遊んでいる様子も見られます。
このことについて、昭和大学医学部教授で小児科医の池田先生によると、「ぬれたら気持ち悪い」という反応は、大人のもつ社会性で幼児にとっては抵抗のない事なのだそうです。4・5歳になればぬれた感覚が不快だと感じるようになるそうです。つまり、ぬれた感覚ではトイレトレーニングは進まないのです。
個人差の大きいトイレトレーニング。
どのように個人差があるのかを具体的に一部ご紹介します。
①トイレに連れて行っているのにオシッコの間隔が短くて失敗する場合!
膀胱は筋肉でできているので暖かい夏は膨らみやすく、トイレトレーニングしやすい時期ですが、泌尿器官が未熟だったりおしっこがたまった感覚が脳に伝達されていない場合、どんなに本人が意欲的に取り組んでも漏れてしまいます。そして漏れても気持ち悪くないので気づかず濡れたまま遊んでいます。
無理にオムツを外す必要はありませんが、本人が意欲的に取り組んでいる時は、トイレでオシッコが出なくてもトイレに座ったことをしっかり褒めて上手にできたね!と声を掛けていきたいです。焦らず発達を見守りたいです。
②トイレトレーニングが完成しているのにトイレに行きたがらない!
お漏らしする事はありませんが、自分から言葉や仕草で知らせず、トイレに誘導すると嫌がったり、「出ない!」 と言う場合!
お子様によっては、トイレに行くタイミングがいつもと違うと混乱する場合があります。また、トイレに行きたい時にお友達が使っていて入れない場合もあります。おしっこは自然現象ですが少し早めに行くことでコントロールできるので、普段から、登園後・リズムウォークの後・セラピーの後・降園前など、区切りの良いタイミングに促したり、嫌がってもトイレのドアを開けて中を見せて見通しをつけるとすんなり中に入ってくれる場合もあります。
自分から「おしっこ!」と知らせてきたら、その事をしっかり褒めて下さいね!
③オムツやパンツの脱ぎ履きが出来ず、一人で座るのが難しい場合。
トイレに興味を持っているけど、パンツを脱いだり体幹が弱くてトイレに座れないお子様もいます。トイレトレーニングはトイレでおしっこをする事だけではなく、その前後の一連の行動も含めて練習していきます。
まずはしっかり足を踏ん張って座ることが出来るかを観察して下さい。
足がつかないお子様はおまるの方が安定して座りやすいです。
オムツのままオマルに座るだけでもトレーニングの一歩になります!
他にもお子様の数だけ様々なトレーニングがあります。
池田先生のお話の中で心に残ったのは、排泄はリラックスが重要だということ。
トイレトレーニングにお母さんが疲れてしまっている時は、お子様も疲れています。大人もストレスで便秘になったり頻尿になったりしますね。
トイレトレーニングの目安は年齢ではなく、お子様の発達とおしっこをしたいという意思表示が出来る事、便座に座ったりパンツをはいたり一連の行動が一人で出来る事など様々な要因があります。
まずは、トイレにまつわる楽しい絵本を読んだり、オマルにぬいぐるみを座らせてみたり、兄姉がいればおしっこの様子を見せたり、トイレって何だろう?ということに興味をもつことから始めてみるといいですね!
今回参考にさせて頂いた内容は、2020年8月22日のNHKすくすく子育てという番組の「教えて!トイレトレーニング」です。
番組のHPで池田先生のトイレトレーニングのお話しが具体的に紹介されています。とてもよい内容でしたので是非おすすめです!
教室では写真のように、オマル・取っ手付便座・補助便座を準備してお子様の体に合った補助を心がけています。どうぞ、安心してご相談下さい!
てらぴぁぽけっとではお子様一人一人に合わせたプログラムを行っていきます。興味を持たれた方はお気軽にお問い合わせください。
てらぴぁぽけっと 新宮中央駅教室
TEL:092-692-8551
福岡県糟屋郡新宮町中央駅前2-1-3
新宮ステーションビル201
トイレトレーニング!
教室の毎日
20/09/10 14:57