コンパスを使って円を描く練習をしました。
コラージュ画像の構成であったり、はさみをつかった絵の切り抜きの技術などは案外通われているお子様たちにはあったのですが、多くの子たちはコンパスを使うことが苦手でした。
道具の習得は人間の能力の拡張です。
わかりやすく例をあげると、酸素ボンベやフィン、水中ゴーグルの使い方を熟知すると、人間はダイビングをすることで魚と同じような深度の生活圏に適応することができます。つまり魚の能力を獲得することができるわけです。
生物界では、模倣や適応は多数行われる行為ですが、種の限界を越えるためにここまで多くの道具に頼って、能力の拡張を図る生き物は人間以外にいません。
なので、道具に適応することは、人間であることの必須要項の一つとも言えると思います。
長く書きましたが、手先の器用さとは
より優秀な人間であるための根源にあたります。
また、手の器用さにより生活の尺度が変わり、結果的には精神的な価値観の変容にダイレクトにつながります。
手の器用さ=生活の幅=精神状況
このつながりを意識していくと、
例えば、固執してしまったり、集中ができなかったりなどの問題も
精神的な連携により解決できるわけです。
生きていると、大概の場合理想のものは揃わず、代用することがおおいです。この代用を、自分の気持ちの中や考えの中でもできるようになると、社会生活における障害というものも代用によって解決できます。
そういった、精神変革のためのサポートを行えるようなカリキュラムをムー・インターナショナルスクールでは日々行なっています。
円
教室の毎日
23/10/19 13:56