こんにちは!
てらぴぁぽけっと向ヶ丘遊園教室です。
てらぴぁぽけっとでは、お子様お一人おひとりに合わせたABAセラピーを受けることができる児童発達支援事業所です。
保護者さまからのご相談で一番多い“言葉”についてお話ししたいと思います。
言葉の獲得のために、てらぴぁぽけっとで最初に行うことは
『大人と1対1でたくさん遊んで楽しむ』です!
もちろん名詞カードや動詞カードを使ったセラピーも行いますが、言葉の獲得で一番大切なことは
『獲得した言葉を使いたい』とお子様自身が思えるかどうかです。
そのために私たちは「貸して」「ちょうだい」と大人に伝えるやりとりからセラピーをはじめます。
なぜ「貸して」からはじめるのかというと、
「先生の持ってるそのおもちゃが欲しい!」という要求は、言葉がなくてもお子様の行動を見た時に分かりやすいからです。(手がおもちゃの方に伸びてきたり、おもちゃに近づくことで分かります。)
そんな時に、自分の口から音を出して伝えたことでおもちゃがもらえたという経験ができれば、
「口から音を出すことはいいことなんだ」と気がつくことができ、それが「話したい!」意欲に繋がります。
・泣いたからもらえた
・おもちゃを取ろうと手を伸ばしたからもらえた
のではなく、自分の口から音を出した(言葉で伝え)たからもらえた
という瞬間をたくさん経験してもらいます。
口から音を出して相手に伝えたいという意欲が育まれたら、今度は段階を作っていきます!
「か」「し」「て」全ての音が明瞭に発音できるお子様には、「かして」と言ってもらいますが、全てのお子様には当てはまりません。
完璧を求めてしまうと、成功体験どころか「一生懸命伝えているのに貸してもらえなかった」という失敗体験になってしまいます。
それはお子様の意欲を低下させてしまいます。
「あー」でもOKという段階から始まり
「あーえー」
「あーいーてー」と進んでいくお子様もいれば、
「てー」から始まり
「してー」
「かしてー」と段階を踏んでいくお子様もいます。
一般的に、カ行やサ行は発音しづらいとも言われているので「ちょうだい」と伝えてもらうこともあります。
お子様によっては、音が出ていなくてもセラピストの目を見れたからOKという段階もあります。
てらぴぁぽけっとで行われているこのプログラムは『要求語』というものです。
要求語は、かして意外にも
・取って
・あけて
・やって
などがあります。
「かして」と言えるようになったから終わりではなく
・二語文で伝える(アンパンマンかして)
・その日の担当でない先生に伝える(慣れてない大人)
・お友達に伝える(お子様同士のかかわり)
などお子様に合わせた目標が出てきます。
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現在てらぴぁぽけっと向ヶ丘遊園教室では、ご案内できる枠がない為見学の受付をストップしております。申し訳ございません。
またご案内再開できる時がきましたら、このブログにてお知らせいたします。
言葉の獲得のために必要なことは?
教室の毎日
21/09/08 10:53