ここ数日、かなり暑い日が続いていますが体調はいかがですか? 子供達は夢中になると何もわからなくなることがあるので、こまめに水分補給と涼しい環境でのお休みタイムを取らせてあげてくださいね(*^-^*)
今回は、私が今までに保護者の方からご相談を受けたことで同じように考えておられる方へのアンサーとなればいいなと思う事をテーマにしてみました。
皆さん、こんな思いで悩まれてはいませんか?
うちの子は他の子と違うからどうしたらいいのだろう?
1歳半検診や3歳児検診などで、発達が遅れていると言われた。
発達の遅延を誰に相談すればよいのか?
うちの子が発達遅延なのを主人や祖父母、家族が認めてくれない。
気になるけどママ友にも言えない。
毎日の園生活での集団活動で、
一斉指示理解が難しく、周りよりも行動が遅れてしまう
話を聞く際にじっとしていることが難しく、離席がある
お子さまのなかには、そのような特性が見られることもあるかと思います。
集団での環境の中で、そういった行動が目立ってしまうと、よく注意を受ける・指摘をされる経験が増えてしまいますよね・・・。
その経験から「ぼく(わたし)はできないんだ、だめなんだ」と自信をなくしてしまうことも少なくありません。
らいふテラス豊中駅前に来られている児童の保護者様はいろいろな不安や疑問を持たれて悩まれて、お電話やメールでお問い合わせを頂いてご相談を受けております。
そんな時に保護者様に必ず考えて頂きたいことをお話させていただきます。
私たちが行っているのは療育ですが、療育とは何なのか?
それをすれば何が変わるのかを踏まえて
今回は療育の役割についてお話させていただきます。
もちろん、それぞれの園や学校で配慮や工夫をされているかと思います。しかし、園や学校生活で得た経験と合わせて“療育”という専門的なアプローチを受けることで、より一層お子さま自身が「できた!」を増やしていく経験を多く積むことができます。
どんな小さなお子さまでも
「できた!」=嬉しい!・「褒められる」=嬉しい!
という気持ちはもちろんあります。
お子さまの小さな成長を発見し褒めていきながら、伸ばしていくことが療育の役割です。
では、どんなことをしているのかを少し細かくご説明させていただきます。
パズル・折り紙・ひもとおし・手探りなどパズルで絵合わせをしたり、自由に組み立てることで創造力を豊かにします。パズルや折り紙、ひもとおしを行うことで手指を動かし、自分でコントロールできるよう訓練いたします。また手を使いながらものを触ることで、五感を活用してものの形をきちんと把握することができます。
絵本の読み聞かせ・紙芝居・おままごとなど絵本を読むことや紙芝居、創造力を育み、言語能力を高め、視覚と聴覚に刺激を与え右脳と左脳に良い影響を与えます。視覚優位(目で見た情報を取り入れることが得意)、聴覚優位(耳で聞いた情報を取り入れることが得意)な特性を踏まえたうえで、お子さまの完成を豊かにします。おままごとでごっこ遊びをしながら、お子さまの課題となっている問題を盛り込み対応方法を一緒に考えて実践していきます。
リトミック・トランポリン・バランスボールで表現力や感受性を伸ばしていきます。バランスボールやトランポリン、フープを使ってバランス運動やストレッチなど身体を動かす訓練を通して、脳を活性化し体幹を強化しバランス感覚を整えます。
工作・お絵かき・積み木・マッチングなど工作・お絵かき・積み木などの創作活動を通して手指を鍛え、五感を刺激して脳を活性化します。マッチングでは、絵カードや積み木をルールや指示通りに分けたり一緒にしたりすることで、色や形や言葉の認識を鍛えます。
気持ちの理解・ルール・感情のコントロールなどハビーには色々なルールがあります。療育を受けることで、ルールを守ることを身に付けていきます。また、集団プログラムなど、お友達と協力しながら行うさまざまな訓練をハビーでは提案しております。教育プログラムの一つ、セカンドステップ(ソーシャルスキルトレーニング)では、色々な状況を想定し実際に体験することで、人間関係を円滑に進める方法を身に付けます。自分の気持ちを上手に伝え、相手の気持ちを理解すること、自分の怒りの感情をコントールする方法などを学びます。
療育の目的は、上記のような取り組みをすることで特性のある子どもの発達を促し、日常生活や社会生活を円滑に過ごせるようにすることです。将来的に社会的に自立した生活を送れるよう、子どもの特性に合わせてさまざまな方法で支援します。
児童福祉法では、「心身の健やかな成長及び発達並びにその自立が図られること」「児童の年齢及び発達の程度に応じて、その意見が尊重され、その最善の利益が優先して考慮され、心身ともに健やかに育成されるよう努めなければならない」との規定されているため、子どもの意思を尊重し、本人の最善の利益を考慮して行われなければなりません。
療育は子どもに対するアプローチだけではない
療育は子どもの発達・自立支援と同時に、家族への支援も重視しています。子どもを育てているのは家族。そのため、障がいの特性や段階に応じて「育ち」や「暮らし」を安定させることを基本とした支援を行うことで、子ども本人にも良い影響を与えることが考えられます。
療育の目的
教室の毎日
22/07/01 10:22