自閉症のお子さんは、対人的な関わりや集団における活動に困難さを感じることが多いといわれています。
このようなことで集団生活で困難を感じている場合があります。
●感覚処理特性による困難さと支援方法
自閉症スペクトラム障害のある子どもの95%に何らかの感覚処理特性があると言われています。
感覚処理特性とは、例えば様々な音が聞こえすぎてしまったり、シャワーや服の素材が痛く感じてしまう、など、刺激を感じやすかったり、逆に感じづらかったりする特性のことです。
このような感覚処理特性は、周りからはなかなかわかりづらく、本人も周りの人が我慢しているから自分も我慢しなくては、と感じてしまいがちです。
例えば聴覚に過敏さのあるお子さまは、教室で授業を受ける際に、エアコンの音が耳に入ってきてしまったり、黒板にチョークで書く音を痛く感じてしまう、などの困難さがあります。
嗅覚に過敏さのあるお子さまは、給食のにおいや水道のにおいが耐えられず、学校にいくことがつらくなってしまう方もいます。
特に低学年段階では言葉で伝えたいことを伝えることが難しく、我慢をしてしまったり、パニックになったりする方もいます。
感覚処理特性による困難さのあるお子さまは、まず自分自身がそのような特性を持っていることを認識し、我慢しすぎないようにすることが大切です。
そのためにも、特定の刺激を嫌がる様子が見られたら、感覚処理特性があるかもしれない、と周りが気付けると良いでしょう。
その上で、イヤーマフをつける、マスクをつける、などご自身に合っている特性との付き合い方を見つけていく支援をすることをおすすめします。
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小学校低学年における自閉症の子どもへの支援①
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21/03/06 15:26