発達障害の特性から起こる行動を誤解された結果、自己肯定感が得られず、二次障害として、反抗や問題行動が起こることがあります。
たとえば自閉症のこだわりやADHDの衝動性などの特性は認知されるようになってきました。
しかし、実際の生活においては、わがままや意地悪だと誤解されることが根強くあります。
その結果、意図して悪いことをしたわけではないのに、叱られたり、友達との関りがうまくいかなくなったり、子どもは辛い体験を重ねることになってしまいます。
そのような状態になってしまうと、大人や友達の関心を引こうと、問題行動や反抗を繰り返すようになってしまうこともあります。
二次障害といわれる状態です。
その結果、意図して悪いことをしたわけではないのに、叱られたり、友達との関りがうまくいかなくなったり、子どもは辛い体験を重ねることになってしまいます。
子どもが不適切な行動を繰り返すと、周りの大人はとても困ってしまい、状況を大きく変化させたいと考えがちです。
しかし、そこに至るまでの心の状態を考えると、一度に大幅な変化を望むことは、大きなストレスをかけることになってしまうことがあります。
基本となるのは、子どもが自律的に適切に行動する手助けをし、待つことです。
習慣化してしまった行動を変化させることは、大人にとっても非常に難しく、子どもがひとりで変わることは望めません。
ですから、適切な行動へつながるスモールステップを設定し、できたことを認め、できなくても否定せず、どうすれば自律的な行動へつながるのかを常に考えながら接します。
そして、適切な行動がなかなかできない場面では、待つことを大切に、子どもが落ち着くことができるようサポートします。
そのような対応を根気よく続けることにより、その先に広がる豊かな将来への展望が見えてくるのではないでしょうか。
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発達障害と二次障害
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21/04/04 14:39