みなさま、こんにちは。
ヒーローズきっず八王子教室です。
視力検査では問題がなくても例えば、「ものや人によくぶつかる」「お箸やはさみを上手く使えない」「投げられたボールをうまく受け取れない」など、、、運動能力や身体の感覚や指先の不器用さの問題かな?と思うかたも多いと思います。
でも物体をみたり、文字を読んだりするときに、見るためには視力だけではなく見たいものに視線やピントを合わせたり、形や色を見分けたり、または見たものを脳で処理して体を動かしたりとさまざまな能力が必要になります。
そういったすべての視覚機能が正常に働いてはじめて、ものを正しく、はっきりととらえることができます。
もしお子さんが視力はいいけど「ものや人によくぶつかる」「おはしやはさみを上手く使えない」「投げられたボールをうまく受け取れない」などの様子が見られた場合には視覚機能に何かしらの問題があるかもしれません。
そこで今回は「目」ではなく「眼」の動かし方、ビジョントレーニングを紹介させていただきます。
ではビジョントレーニングとはどういったことをするのか...?
1 眼球運動トレーニング
見たいものを目でとらえ、すばやくピントを合わせるためにトレーニングです。
① 「追従性眼球運動のトレーニング」
具体的にはめいろのような線や動くものを目で追う練習をします。
② 「跳躍性眼球運動のトレーニング」
行の終わりから次の行の先頭へ視線を移すようにして、眼を素早く動かす練習です。
例えば、紙に数字をバラバラに配置して「1はどこー?じゃあ次は2はどこー?じゃあ次、3はー?....」という風に数字の順番が分かるお子さんであればこういった練習をすることもできます。
③ 「両眼のチームワークのトレーニング」
右眼と左眼を真ん中に寄せたり離したりしてすばやく対象のものに焦点を合わせる練習をします。
2 視空間認知トレーニング
形や色、距離感を正しく認識するためのトレーニングです。
見本と同じ形を書いたり、見本と同じ形にパズルを使って再現したりといった課題をします。
3 眼と体のチームワークトレーニング
ボールをキャッチするなど、眼からの入力情報にあわせて思う通りに体を動かすトレーニングです。
例えば、大人がフリップなどで上下左右の矢印をそれぞれに書いた紙をみせて上矢印だったらジャンプ、下矢印だったらしゃがむ、右だったり横にジャンプするなどで練習ができます。
何気ないあそびのなかにも取り入れることができるのでぜひおうちでも実践していてくださいー!
それでは、また次のブログもお楽しみに~☆
※「発達の気になる子の学習・運動が楽しくなるビジョントレーニング」北出勝也著を参考にしております。
👀視力はいいけど『ものや人によくぶつかる』という子ども👀
教室の毎日
21/11/26 17:17