こんにちは。LUMO（ルーモ）西宮江上校です。

突然ですが「ハロー効果」ってご存じですか？

簡単にいうと「ハロー効果」とは目立ったいいところが一つでもあれば、全体的によく見えるようになることです。　また、その逆もしかりで、目立った欠点が一つでもあれば、全体的に悪く見えることもあるというものです。

つまり相手に与える第一印象が良い人は欠点が目立ちにくく、第一印象が悪い人はいいところが見えにくいとも言えますね。

これを日常生活に当てはめてみましょう。

子ども「今日、算数のテストで50点だったよ。いっぱいミスしちゃった。あとね、給食の時間に僕は当番じゃないけど、当番の手伝いをしたよ。」
さて、どう反応しますか？

「テスト」を重視する方は「手伝い」が目立たなく感じ、「手伝い」を重視する方は「テスト」が目立たなく感じる傾向にあります。

なにが正解ということはありませんが、子どもとしては、やはり「褒められる」という体験は「怒られる」「追い詰められる」より単純に嬉しいものです。

【どちらを重視するかは意識的に選べる】
欠点ばかりに目がいってしまうと感じるのは単にハロー効果が働いているだけで、自分のせいではありません。
ハロー効果には、欠点ばかりに目を向ける効果といいところを目立たせる効果の両側面があります。

「良いところ」と「欠点」のどちらにも意識的に目を向けるかによって、その人との関係が良いものにも悪いものにも見えてくるのです。
自分にしても、子どもにしても、どんな人間関係でも全体的に良いと捉えている方は「いいところ」を重視していて、全体的に良くないと捉えている方は「欠点」
を重視しているのかもしれません。

個人的には、欠点ばかり目に付いてしまう「欠点探し」が得意な方は、実は、「いいところを探す」のも得意だと思います。

方向が違うだけで、作業自体は同じです。
どちらかを選ぶかは自分次第ということですね。


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