こんにちは。ナーシングプラス有松校、作業療法士の松尾です。
子供のやる気について今日はお話ししたいと思います。
ナーシングプラスでも片付けの時間に片付けができる子、できるけどやってくれない子、できない子、しない子いろんなお子様が利用しています。
その中でもできるけどやってくれない子にどう声掛けをするのか、どう働きかけていけばいいのか日々悩んでいますが、最近僕が行っている取り組みをお話ししていきます。
そもそもやる気とは?
大人である我々もついついやる気が出たらやろうと後回しにしてしまうことはたくさんありますよね。まだまだ期限が迫ってないからあとで余裕のある時にやろう。今は気分じゃないから後でやろう。
その結果あとでなんであの時やらなかったんだろう。後回しにしなきゃよかった。と後悔した経験はないでしょうか。
ではやる気はいつどのような時にわいてくるのでしょうか?
やる気を出すためには?
みなさんは作業興奮という言葉をご存知でしょうか?作業興奮とはその作業に取り組むことにより、その作業への楽しさや喜び、そしてやる気などがわいてくることを言います。つまりやる気を出すためには作業を行う必要があるということですね。例えば料理を作らなきゃいけない時に食材と包丁を目の前にしてにらめっこしてもやる気は出ず、まずは食材を洗うことから、洗ったら今度は皮をむいたり切ったりとすることで自然とやる気が出てくるモノなんです。
子供たちにやる気を出させるためには?
「今から片付けだよ!」なんて声掛けしてもやる気がなければ動きません。作業へのとっかかりが大切です。最初は一緒にでいいのでこのおもちゃを元に戻そうといってしっかり手に持たせ、その場に立たせて戻す場所を指さしてあげる。片づけた瞬間に次はこれね!と次を教えてあげる。すると作業興奮が起こりやる気が出てきます。
宿題も同じで「今から宿題やってね!」なんて声掛けはせず「今日の宿題をまず机に出してみよう!」といってランドセルを持ってきてあげたり、準備できたらまず鉛筆を持たせる。持たせたら1文字でも書かせる。とにかくとっかかりが大切です!
他にもゲーム感覚で「あと10秒で準備できないと大変なことが起きます!」といってカウントダウンするのも期限が迫って動く、動くととっかかりができて取り組める。といったように繋がっていきます。
やる気が出たのに持続しない、これはやる気が足りないのでは?
やる気が出ても注意がそれてしまったり集中力がなくなってしまうとその作業をやめてしまいます。これは環境を整えてあげたり、やり方の工夫、休憩時間を作ってメリハリをつけてあげる必要があります。これについてはまた後日書いてみようと思うのでまたの更新をお待ちください!
他にもやり始めて満足せずにしっかりとほめてあげたり、その作業をする意味や目的、楽しさうれしさを与えてあげる必要があります。
まとめ
子供のやる気を出させるには、その作業へのとっかかりをこちらが準備しましょう!
作業が始まると子供は自然とやる気が出てきます。
作業が始まったらしっかりと子供を見てほめてあげましょう!
【コラム】子供のやる気について
教室の毎日
22/06/16 18:59