YELLOWが、なぜYELLOWを選んだのか。
随分前に種明かしをしましたが、覚えておられる方はいらっしゃるでしょうか。
とうとう、ついに、ようやく、、、
我が阪神タイガースが、もしかすると今夜にも優勝するかも!?
(゚Д゚;≡;゚д゚)
という、歴史的瞬間が刻々と迫ってきているタイミングで、ブログ担当が回ってきました。
今日は家に帰ったら、ラジオの中継をしっかり聴かねば。
(-ω- )o< (YELLOWの家には、テレビがありません…)
さて、今日も前回から私がご紹介し始めた『発達障がいとトラウマ』という本の中から、大切だと思った個所をご紹介したいと思います。
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発達障がいを早期に診断することの意義は、それによって、育ちを改善させるための「早期介入」が可能になるということです。
ところで、早期介入というと、言葉の発達が遅い子どもたちに、言葉を教えようとしたり、落ち着きのない子どもたちに、着席の練習をさせたりするような、「訓練」を思い浮かべる人がいるかもしれません。
しかし、苦手さや特性の根本を、訓練によって消失させることはできません。
苦手さや特性を無かったことにするのではなく、「理解して受け入れる」ことによって、その子どもが、その子どもらしく育っていけるように支援するということも、重要な早期介入のひとつなのです。
そのためには、本人や家族だけではなく、園や学校や社会の多くの人たちにも、発達障がいを知ってもらって、本人らしく育っていくことを支えてもらう必要があります。
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まさに。
このブログをご覧の保護者の方の中には、やはり早期介入については「訓練」をイメージされている方もいらっしゃると思います。
もちろん、そういったことを謳った事業所もあります。
しかし私は、著者が書かれていたように、“「理解して受け入れる」ことによって、その子どもが、その子どもらしく育っていけるように支援する”ということが、とても大切だと思っています。
他の子どもと比べて、遅れていることや出来ていないことにばかりフォーカスするのではなく、その子どもを取り巻く社会が連携して、その子どもがどんな状態であろうとまずは受け入れ、そして認めることによって、その子どもが自分らしく育つことができるのではないでしょうか。
「できないことをできるように矯正する」のではなく、その子どもが自立に向かって自分らしく育つために、周りの大人たち(社会)は何ができるのかを真剣に考えることが重要だと思うのです。
また、次のようにも書かれています。
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発達障がいの支援で最も大切なことは、子どもと家族を「孤立」から解放することです。
どんなに有能な養育者も、たったひとりの力では、ストレスを伴う多くの問題を、冷静に判断して解決することなどできません。
しかし、同じ問題でも、多くの人とそれを共有して一緒に考えることができたなら、心理的な負担はかなり軽減するものです。
療育などの支援に携わる実際の活動では、日々の生活での困りごとについて、解決策を提案したり指導したりすることよりも、支援者と養育者が、困りごとの体験を共有することの方が大切です。
なぜなら、そうすれば、養育者は子育ての悩みについて、心からの相談をしやすくなるからです。
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このことについても、激しく同意します。
発達障害を持つ子どもとその家族が「孤立」しないこと。
みんなが連携し、たくさんの頭脳を使えば、ひとりで考え込んでしまうよりもずっといい方向が見えてくるように思います。
私たち療育に携わる者が、まずは当事者である子どもたちと一緒に悩んだり、考えたりしながら、同時に、ご家族の悩みや苦しみを共有すること。
そのことによって、孤立を防ぎ、ストレスを減らすことができるはずです。
それぞれひとりだと、できることはたかが知れているかもしれませんが、みんなで力を合わせれば、きっと大丈夫!
みんなで力を合わせて、一歩ずつ前に進みましょう!!
(*>∀<)ノ))またねー
発達障がいの支援で最も大切なこと
コラム
23/09/14 18:22