こんにちは。都筑区の放課後等デイサービスFORTUNAです。
コミュニケーションの4つのステップの最後④です。
④は言語を用いて他者と関わるということです。
私たちは複雑な文を用い、語句の選択に長け、よく話す人(評論家やコメンテーターなど)に対しては言語スキルがあると思いがちです。
しかし、言語の使用に他者の感情や思考、情動、信念、過去の経験に言及する能力が伴っていなければ、実際には言語を上手く使っているとは言えません。
話す人の知的なところだけを一方的に伝えるためだけに言語が使われていたら、その人との関係を維持していきたいと思う人は少ないでしょう。
逆に聞き手に自分は認められていると感じさせるような言語の使い方をすれば、話し手と聞き手との関係をもっと深めていきたいと思えるのではないでしょうか。
FORTUNAに通ってきてくれている子どもたちの中には、コミュニケーションを取るのが苦手な子どももいるため、言語の使い方によって、コミュニケーション相手に好感をもってもらえるということを教えていかなければなりません。
しかしここで注意しなければならないことがあります。
例えば、誰かに私自身についての質問をされたら、普通はその相手の人が私自身に興味や関心をもっていると考えるでしょう。そういった場合に質問をしているにも関わらず自分の興味のあることについて話し続け、私への関心を示さない人に対しては、自己中心的な人だという印象をもつかもしれません。相手が自分の仕事や実績についてばかり話していれば、自慢話をしているだけだと思うかもしれません。
このように私たちは常に、人の言葉の裏にある意図を読み取っていかなければならないということです。このことは、対人処理において反射的に行われている部分なのです。
このコミュニケーションの4つ目のステップに進むにあたって、FORTUNAが目標としているのは、自分の言葉が他者(友だちや家族)に及ぼす影響を考えてもらうように指導していくことです。
言葉の裏にある「ソーシャルシンキング」という手法をなるべく理解させ、言語を効果的に使えるようにするための「関連したソーシャルスキル」を教えていくことに注力しています。
しかし、このことは非常に難しく、私たちのなかでもこの一連のスキルをいつでも完璧に使える人はなかなかいません。だから教えている側にも、スキルを磨けるチャンスやメリットが出てきます。
ここで「関連したソーシャルスキルを子どもたちが学習する」という概念にはついては次回に説明することにします。
放課後等デイサービス FORTUNA
都筑区FORTUNA コミュニケーションの4つのステップ③
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25/01/17 19:26