1.こぱんはうすさくら札幌太平教室の療育指針
①お子さんがていねいに生きることの応援、お子さんの生きにくさのサポートを行います
★【「療育」とは、障害のあるお子さんや、その可能性のあるお子さんに対して、個々の発達状態や特性に応じて、ていねいに子育てすることです。】★
一「発達障害だけで子どもをみないで」(田中康雄Dr.)(こころとそだちのクリニックむすびめ院長)
・お子さんの発達への支援だけではなく、お子さんの発達についてや、集団行動の中で浮かび上がってくる行動などについて、周りからの指摘で心を揺さぶられ続けるお母さん、孤立してしまいがちのお母さんをサポートしたいと思います。
②お子さんをより深く理解し、その可能性を見つけるために
土を耕し、お子さんに花を咲かせるための畝を作るために
・お子さんの理解は、普段の療育の中での【濃やかでていねいな関わり】と【行動観察】により行います。
・そして、それを補完し、支持するために、こぱんはうすさくら札幌太平教室では、【心理検査】を無料で実施しています。
●発達検査 ●知能検査 ●人格検査 ●その他の検査
・また、【心理的ケア】、【心理療法】(アートセラピー、箱庭療法、ナラティブセラピー等)を行っています。
※合わせて、【音楽療法】、【作業療法】を行う予定です。
(注∶音楽療法士による本格的な音楽療法は、令和5年1月中旬以降に開始予定です)
(注∶作業療法士による本格的な作業療法の開始は、12/7時点で未定です)
★なお、療育の基本は、【遊戯療法(プレイセラピー)】、つまり、「遊び」です。
③ご家族支援
■【親子遊び方教室】
お母さんとお子さんで一緒に遊べる遊びやトレーニングを体験してもらいます。
■【子育て相談、カウンセリング】
■【ペアレントトレーニング】
■心理検査、行動観察、療育の内容と成果などを、保護者の方にていねいに説明することによって、お子さんの発達の理解や、生きづらさや、困り感などの理解を深めてもらう取り組みを行っています。
④関係機関連携
・保育所・幼稚園・学校・保健センター・家庭児童相談室・児童相談所・児童会館・医療機関(市立ちくたく、道立コドモックル、クリニック)・教育機関(市立ちえりあ、道立特殊教育支援センター)・他の児童デイ
※お子さんやご家族についての共通理解を深め、同じ方向に向けて、役割分担をしながら支援を行っていきます。
2.こぱんはうすさくら札幌太平教室の療育の内容(プログラム)
※「こぱんはうすさくら札幌太平教室」の基本的な療育は、こぱん本部の考え方に基づいています。
・集団活動を基本として、【集団の中で個別に対応します】
・集団ルールの中において、お子さんの行動特徴や適応状態を個別に把握し、理解し、今必要なこと、将来的な課題などを保護者の方と一緒に考え、療育(支援)計画を立てていきます。
・決して、【マンツーマンだけが個別対応ではない】と考えています。
・集団活動やレクリエーションに参加でき、そこに溶け込み、自分らしさを発揮し、可能性を拓けるようになることが、そして、社会に出て、自分なりに輝けることが私たちの願いであり目標です。
※タブレットや素晴しい知育玩具や、専門の先生から学ぶことも大切ですが、こぱんはうすさくらでは、
「みんなで集まること」「みんなで座ること」「みんなでお話を聞くこと」ができるようになることが大切なことと考えています。
・マンツーマンの指導で身に付くことはたしかにありますが、こぱんはうすさくらでは、先生やお友だちから様々なことを学ぶことや、先生やお友だちと一緒に仲良く過ごすことの心地よさや喜びを実感してもらうことが大切と考えています。
・一人よりも二人、二人よりも三人の方が、喜びは2倍にも3倍にもなり、悲しみや苦しみは1/2や1/3になることを知ってもらいたいのです。
・そして、集団がその力を発揮し、機能するためには、その集団のルールをみんなが守る必要があります。
みんなが心地よく、楽しく過ごし、一緒に何かを作り上げるためには、一定のルールがあります。
・社会のルールを身に付け、知識や文化、遊びを吸収し、獲得するための土壌(態度や心構え)をお子さんと作っていきたいと考えています。
・人と喜びや悲しみなどの感情を共有できる土壌を作っていきたいと考えています。
・畑を耕し、【畝】を作っていきます。
・【何をやるかではなく、何かをやれる素地を作る】【人が共感し合える環境を作る】ことが大切と考えています。
※お子さんにとって、とても【不安】だったり、【怖い】と感じるものや、【難しくできそうにもない】と感じるものでも、できるだけ自ら取り組めるように、側でスタッフがフォローしていきます。
そして、取り組めて、それなりにやれたということが、【安心感】や【自信】となり、次のものに取り組めるようにしていきます。
※【自分の情緒(感情、気持ち)や行動をコントロールすることが苦手】なお子さんには、少しでもそれをコントロールできるように、集団活動で個別に寄り添ったり、集団とは別のスペースでマンツーマンで関わるなどの支援を行います。
★なお、年齢や発達状態、行動特性などから、大きな集団への参加や、課題への対応が難しいと考えられるのお子さんについては、【小集団グループ】や、【別の集団】での取り組み、あるいは、【マンツーマンの個別対応】を検討します。
★マンツーマンの【個別対応(療育)】として、コグトレ(認知行動トレーニング)、感覚統合訓練、各種心理検査、箱庭、アートセラピーなどの心理療法、心理面接・カウンセリングを実施します。
◆但田たかゆき
【こぱんはうすさくら札幌太平教室の療育指針について】
教室の毎日
22/12/07 13:56