・時々思うことがあります。
自分はどうして、学校を卒業してからの数十年、子どもに関わる仕事をし続けているのだろうか?
と。
・子どもが好きだということもありますが、きっと、自分の生育歴も関係していると思います。
・決して、幸せな子ども時代を過ごしてきたわけではなく、だからこそ、「こぱんはうすさくら」などの児童デイに通ってくる子ども達の心は、少しは分かるつもりです。頭ではなく、心で共感できるものがあると思っています。
・子どもの頃、僕は、小学校の時に出会った男性の担任の先生に救われました。
・親も含め、学校の教師から見る僕への評価は決してよいものではありませんでした。
何か問題が起きると、周りの友だちも、親も教師も、僕のせいにすることが多く、とにかく責められました。ブラックリストに載っていました。
・そんな中で、5年生の担任の先生が、僕の気持ちをとても良くわかってくれて、親にいろいろ、僕の良いところを話してくれました。
・その頃の僕の唯一の味方が、その先生でした。
・僕は、その先生が大好きでした。
・昔は、学校に先生達が順番に当直していましたが、担任の先生の当直のときに、友達と一緒に、夜遊びに行き、先生とトランプをしたり、学校の中で肝試しをしたりしました。先生の自宅にも遊びにいきました。
・その先生は、僕が学校の先生の中で、唯一好きな先生です。
※そんな素敵な先生にはなれないとは思いますが、「こぱんはうすさくら」に通ってくる子ども達の心に寄り添い、プラスの部分を沢山見つけてあげて、それをご家族や学校の先生などに伝えられる大人になりたいと思っています。
・それが、僕を救ってくれた先生への恩返しになると思います。
◆但田たかゆき
【先生との大切な思い出】【一生の宝もの】
教室の毎日
22/12/07 18:41