※今の時代は、昔のように、幼児から小学校高学年までが、年代を超えて、一緒に1つの遊びをすることがほとんどなくなってきているように思います。
・昔は、この年代を超えた遊びの中で、小さい子どもは高学年のお兄ちゃんやお姉ちゃんから優しくいろいろな遊び方やルールなどを教えてもらい、そして、低学年の子は、高学年の子の関り方を見て、小さい子への教え方や関わり方、配慮などを自然に学び、高学年になったときに実践していったように思います。
※こうして、文化や社会的スキルが伝承(模倣)されてきたと思います。
※「こぱんはうすさくら札幌太平教室」では、こういった、幼児と小学生が一緒に遊ぶ機会も持つことで、
大人(スタッフ)から子どもへの指導(療育、伝承)だけでははなく、子どもから子どもへの伝承を促していければと思っています。
※子どもたちそれぞれの能力を引き出し、また、子ども達の集団の持っている能力をもっと引き出せるように、これから取り組んでいきたいと思います。
※重い障害を持った子どもに対して、大人が専門的な療育を行う以上に、子ども達の集団の中に入れておくことが、実は効果があったりします。子ども達の持つ雰囲気、感情、やりとり、エネルギーなどが、じわじわとその子に沁み込んでいくようです。
※そして、その集団をコーディネイト、コントロールするのが、療育スタッフの一つの重要な役割と言えるかもしれません。
◆但田たかゆき
【文化や遊び、社会のルールの伝承(模倣)】
教室の毎日
22/12/07 08:27