モンテッソーリ教育のテーマ「私が一人でできるように手伝ってね…」という子どもの声に応えるには、
どんな環境を用意したら良いのか? 今回は、着替えについてお話しします。
衣服を入れるクローゼットは、子どもの手が届く大きさ、子どもが扱いやすい引き出し、安全なものを準備します。
中に入れる衣服は、上下の服・下着は2種類ずつ用意します。沢山の衣服から選ぶのは選択肢が多すぎ、
「選ぶ」よりも「遊ぶ」になりがちです。2種類(2択)であると選びやすく、スムーズに着替えることができます。
「自分で選ぶ」という考える過程を育てるため、大人が選んだ1種類だけを準備するのは避けましょう。
また衣服は、着脱が簡単にできる、首回りがきつくないTシャツやゴムのズボンがお勧めです。
ボタンやファスナー、細いレギンスタイプのズボンや硬いジーンズは、大人の手を借りる必要があります。
せっかく自分で着替えたのに、「後ろと前が反対!」と言われるとやる気が失せてしまいます。
参考までに、服の前に印を付けると、視覚的に自分で確認しながら着替えることができます。
靴下は「○○の絵が上になるように履ける?」と声をかけてみると、
かかとが上になったら「○○が見えない」と自分で履き直すことができます。
間違えても自己訂正(自分で気付いて直す)すれば、一人でできた満足感に満たされます。
10回に渡り「モンテッソーリ教育」についてお伝えいたしましたので、
今回で一区切りとさせていただきます。
モンテッソーリ教育と療育との繋がり等… 続きはまたブログにてお伝えいたします。
フロンティアキッズ ミオ テゾーロでは、
モンテッソーリ教育の理念に基づき療育を行っています。
まだまだ残暑が厳しい日が続きそうです。
まずは涼しい施設に見学も兼ねて遊びにいらしてください。
職員一同、お待ちしております。
モンテッソーリ教育10
教室の毎日
23/08/15 17:12