知的障害の子どもの接し方は?子育ての困難と対処法まとめ

知的障害の子どもの接し方は?子育ての困難と対処法まとめのタイトル画像

知的障害のある子を育てる場合、どのような困りごとがあるのでしょうか?
知的障害の場合、個人差が大きいため症状や苦手なことは人それぞれですが、共通してみられることの多い困りごともあり、対処法を知ることで乗り越えられることもあります。今回は知的障害のある子どもの困難をふまえ、接し方や外出先での対処方法、子育てのコツ、注意点などをご紹介します。

6077ad2b372d5a152de8191d73e3e4480c620035 s
58301 View
5a9f9be3a4c4f2b420bb57b06f1121b9c3f754e5 s
監修: 井上 雅彦
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授
応用行動分析学
自閉症支援士エキスパート
LITALICO研究所 所長 (アドバイザー)
目次 知的障害とは 知的障害の子どもの生活における4つの困難とは 知的障害の子どもへの接し方は?子育てのコツ7選 知的障害のある子どもの教育面でのポイントは? 知的障害のある子どもの子育てに悩んだらサポートを ポイントをつかんで、お子さんの良い部分を伸ばしてあげましょう

知的障害とは

知的障害とは、発達期までに生じた知的機能障害により、認知能力の発達が全般的に遅れた水準にとどまっている状態を指します。

厚生労働省は知的障害を以下のように定義しています。

知的障害は精神遅滞とも表される、知的発達の障害です。知的機能や適応機能に基づいて判断され、知能指数により分類されます。様々な中枢神経系疾患が原因となるため、正しい診断を受けて、早期に治療・療育・教育を行う必要があります。本人のみならず、家族への支援もかかせない発達障害のひとつです。

知的障害(ID: Intellectual Disability)は、医学領域の精神遅滞(MR: Mental Retardation)と同じものを指し、「知的発達の障害」を表します。すなわち「1. 全般的な知的機能が同年齢の子どもと比べて明らかに遅滞し」「2. 適応機能の明らかな制限が」「3. 18歳未満に生じる」と定義されるものです。中枢神経系の機能に影響を与える様々な病態で生じうるので「疾患群」とも言えます。

出典:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-04-004.html
知的障害を引き起こす原因はさまざまです。病気や障害の合併症としてあらわれることもあり、その症状や知的障害の程度、苦手なことも一人ひとり異なります。

また、よく学習障害(LD)と同じ障害だと思われがちですが、学習障害は知的発達に遅れがない発達障害です。

知的障害は「知的機能(IQ)」の数値のみによって診断がくだされるという印象がありますが、「適応機能」という日常生活能力、社会生活能力、社会的適応性などの能力を測る指数とも合わせて診断が下されます。アメリカ知的障害・発達障害学会(AAIDD)では、適応能力を知的機能と別に考え、適応機能の程度を実生活に必要なサポートの大きさによって定義することを提案しています。

適応能力をアセスメントするため、日本でもVineland-Ⅱ適応行動尺度やASA旭出式社会適応スキル検査、S-M社会生活能力検査など、評価ツールも活用されるようになってきています。

このように、現在では知的機能だけではなく知的障害のある人の適応能力を重視し、支援を行っていこうという流れになりつつあります。家庭においても子ども一人ひとりの適応能力を伸ばしたり、より生活しやすいように環境調整をすることで、日常生活の困りごとを減らしていくことが大切です。
知的障害とは?「IQ」と「適応機能」の関係、程度別の特徴や症状、診断基準について解説しますのタイトル画像
関連記事
知的障害とは?「IQ」と「適応機能」の関係、程度別の特徴や症状、診断基準について解説します

知的障害の子どもの生活における4つの困難とは

知的障害のある子を育てる場合、どのような困りごとがあるのでしょうか?

知的障害の場合、個人差が大きいため症状や苦手なことは人それぞれですが、以下に共通してみられることの多い困りごとをご紹介します。

集中力や注意力を持続することの困難

注意力が散漫で、今行っている作業に集中できないこともあります。また、落ち着きがなかったり、人の言うことを集中して聞くのが難しいこともあります。

物事の記憶の困難

知的障害のある人は、記憶していられる量が比較的少ないと言われています。そのため一度に複数のことを伝えても、一部しか覚えていられなかったり、長期間覚えているのが難しかったりします。

知的障害の程度によっても異なりますが、学校の授業についていくのが難しかったり、書類の意味がわからない、お金の計算がわからないなど、覚えられないことで日常生活で困ってしまうこともあります。

一度聞いただけでは忘れてしまうが何回か絵カードを見れば覚えられるなど、その子がどれくらい覚えていられるか、どうしたら覚えやすいかといった記憶の特徴も一人ひとり異なります。

抽象的な概念や経験していないものの理解の困難

知的障害のある子どもは、自分の身の周りにある具体物を基本として外界を認識する傾向があります。そのため、時間や数といった概念的なものごとの理解や、いま目の前にないものを頭のなかで考えることが難しい場合があります。

たとえば「静かに」と伝えても話し続けてしまう子が多くいます。静かに、という抽象的な注意では「何をしたらいいのか」が分かりにくく、結果的に手持ち無沙汰でまた歌い始めたり話し始めてしまう場合が多いです。

コミュニケーションの障害

言葉という概念が理解することがなかなか難しく、言葉がスムーズに覚えられない場合があります。知的障害のある子どもの中には、言葉の遅れが目立ったり、自分の気持ちを上手く言えずに手を出してしまう子もいます。

知的障害の子どもへの接し方は?子育てのコツ7選

知的障害のある子どもへの接し方で基本となるのは、以下の3つのステップです。

1.成功しやすい指示を出す
子どもにとってわかりやすく、具体的な指示を出します。課題はスモールステップで難しくない、興味があるものだと取り組みやすく、成功を実感しやすくなります。

2.行動
子どもがやってみて、できない場合は少し待ってから成功に導くための適度なサポートをします。失敗体験をさせないこともポイントです。

3.ほめる
「できた」ときにほめることで、子どもは「いいことをした」「うまくできた」と感じます。この成功体験を繰り返すことで、習慣化し、さまざまなことが身につきます。

さらに具体的なコツを以下にご紹介します。

絵や写真を使って伝える

知的障害のある子どもは、目に見えないことや抽象的なことを理解するのが苦手な場合もあります。そんな時は、絵や写真などの視覚的情報を用いて伝えると理解しやすくなるかもしれません。

例えば、物のしまってある場所を覚えられないとき、引き出しにアイテムの写真を貼ってあげるのも一つの工夫になります。また、手順が覚えられないときには絵カードを使うのもおすすめです。

できるだけ具体的に伝える

知的障害の子どもの中には、曖昧な表現が苦手な子もいます。できるだけ抽象的な表現や曖昧な表現は避けて具体的な手順や方法を伝えることも大切です。記憶しておくことが苦手な場合は紙に書いて壁に貼っておくなどの方法もよいでしょう。

その場合、絵や写真で理解できる、文字が読める、簡単な文章が読めるなど、本人の発達に合わせて伝える工夫をしましょう。

スモールステップでパターンを覚え、経験を重ねる

複雑な状況判断を求めるよりも、パターンを繰り返してある程度覚える方が得意なお子さんもいます。

何かを習得してもらいたいときは、スモールステップで一つずつ伝え、パターンを繰り返すとよいでしょう。少しずつ、パターンを学ぶことで比較的記憶に結びつきやすく、何度も繰り返すことで定着していきます。お金や時間といった生活や自立に必要なスキルは生活の中で根気よく教えていきましょう。

その際に分かりやすいルールを設けることも覚えやすさにつながります。大切なことは、ルールを設けるのに終始せず、「ルールを守ったから上手にできた!」という経験を多く積んでいくことです。

また、コミュニケーションの場面でも、気持ちを伝えるフレーズをいくつかパターンで学ぶという方法があります。気持ちが一杯いっぱいになっている時に、あれこれ考えるのは大人でも難しいことです。「そういうこというのやめて」「僕のだから返して」など短めの文章でいくつか引き出しを持てるといいかもしれません。伝えてもわかってもらえない場合には先生に相談する、など次の方法までパターンで学べるとより良いでしょう。

次第に自分が経験したことであれば、その経験を通してものごとを理解したり考えるなどできるようになります。そのような体験を積むことで、認識できる世界を広げていきましょう。

スモールステップの練習で不器用さを克服

知的障害のある子どもの中には運動の発達の遅れから、手先が極端に不器用な子もいます。作業療法など訓練をしてもよいですが、練習をするときは、日々の生活を通して、日常的に手先を使うのもおすすめです。その際も、スモールステップに分けて子ども自身がやりやすい方法で、「できた」を実感できるようにすることが大切です。

服の脱ぎ着なども大きなボタンとボタンホールの服を用意して、ボタンが難しい場合は最初の一つだけはずす、など、目標をちょっと頑張ればできることにするとよいでしょう。できないこと全てできるまで練習する、など過度な練習にならないようにします。

はっきりと褒める

子どもに成功体験を味わって自信をつけてもらうことが大切です。

できたことは、明確に褒めることを意識していきましょう。「靴下は上手にはけたけど、ズボンはもっと頑張らないとダメだね」など、褒められたのか注意されたのか曖昧では「できた!これで合ってるんだ!」と確信を持ちにくくなってしまいます。一つ一つできたものから子どもにとってわかりやすい表現と態度で、きちんと伝えて褒めてあげましょう。できたら「ごほうびシール」を貼るなど、視覚的なものを使う「トークンエコノミー」という方法もおすすめです。

できないこと、苦手なことに目をむけてばかりいると、子どもも「僕はなんにもできないんだ」と自信を無くしてしまうかもしれません。夢中になれることや、得意なことを見つけたら存分に取り組める環境を用意したり、思い切り褒めてあげましょう。「できることがある」「これは大丈夫!」という気持ちは、苦手に取り組んでいける自信にも繋がっていくのではないでしょうか。

問題行動を減らしていく

例としては、知的障害の子どもに限りませんが、欲しいものを与えないとひっくり返って大泣きしたりしてしまう子どももいます。根負けしてお子さんの望みを受け入れるしかない場面もあるでしょう。しかし、何度かそのような経験をすると、今後の生活でもかんしゃくを起こせば要求がかなえられる、と誤って学んでしまいます。

例えば、お菓子がほしいとねだっている時。対処法として、事前に「今日はお菓子は買わないよ」と伝えておきましょう。しかし、事前によく約束しても、いざ目の前にお菓子があれば欲しくなってしまうものです。そこで、次の対処法としては、買い物リストを子どもに渡し、かごに入れる役割を任せたり夢中になって取り組める仕事をお願いしましょう。

ただ、どんな対処法をとっても、思い通りにならない状況に泣き出してしまうこともありますよね。その時は、泣くことに対して叱ったりする前に、「そうだよね、欲しかったんだよね」と一言共感するというのも大切です。

環境調整や補助ツールを使って経験値をあげていく

適応能力を上げるためにできることとして、子どもの能力をトレーニングするだけでなく、環境をやりやすいように整えたり、さまざまな便利なツールを使うことで「できる」を増やすという方法もあります。

集中力がない場合はおもちゃを勉強部屋から片づけるなどの集中しやすい環境を作ったり、タイマーやスケジュールを利用して一つの作業を短時間で切り替えるなどの工夫をするのもいいでしょう。

また、今はさまざまな便利なツールがサポートしてくれます。たとえば、かつては電車に乗る、ということも、行き先を路線図から探して窓口で切符を現金で買い、駅員さんに切符を切ってもらうという複雑な能力が必要でした。現在はスマートフォンの音声機能とアプリを使えば経路と乗り場を教えてくれますし、ICカードがあればタッチするだけで改札を通れます。

こういった補助ツールを積極的に使うことで適応度を上げ、社会的経験値を上げていくことができるのです。

スマートフォンの地図アプリや録音機能をメモ代わりに使ったり、デジカメでメモをとるなど、本人がやりやすくなるツールを積極的に使いましょう。

知的障害のある子どもの教育面でのポイントは?

学校選びは子ども目線で

知的障害がある子どもが受けることのできる特別支援教育には、知的障害特別支援学校、知的障害特別支援学級があります。これらの特別支援教育では、知的障害児に応じた教育課程編成や適切な教科書での学習ができます。通常学級に所属した場合も、困りごとに応じた合理的配慮を受けられるように相談してみると良いでしょう。

できたら通常の学級で…そうお考えの方もいらっしゃると思います。学校に入ってからの経験は子どもにとって非常に大切です。学級規模にもよりますが一般的に通常の学級はクラスの人数も多く、障害の特性に合わせたきめ細やかな支援が受けにくい場合があるかもしれません。一方、支援級の中では出会える友達も人数に限りがあるかもしれません。それぞれのメリット・デメリットや、実際に進学する学区・学校ではどのような支援が行われているかを確認することをお勧めします。

学びの場を選ぶときは医師や専門家の意見を聞くことはもちろん、子ども本人とも相談を重ねることも考慮しながら、子どもにとって学びやすい環境を選ぶのが大切です。
特別支援学校ってどんなところ?教育環境から入学への流れまでのタイトル画像
関連記事
特別支援学校ってどんなところ?教育環境から入学への流れまで
特別支援学級を徹底解説!障害ごとの教育内容から卒業後の進路までのタイトル画像
関連記事
特別支援学級を徹底解説!障害ごとの教育内容から卒業後の進路まで

先生に協力を依頼する

どのクラスに進学しても、学校の先生に協力してもらうことが大切です。例えば、席替えでは静かで気が散りにくい前列にしてもらう、教室移動が苦手な場合は一声かけてもらうなど工夫をお願いしてみましょう。

また先生に家庭での取り組みや、今伸ばしているところ、伸びてきたところなどを知っておいてもらうことで、子ども本人の過ごしやすさも変わるかもしれません。

療育指導を受ける

家庭の中だけで取り組み続けると、親御さんに負担が大きいだけではなく子どもが誤った学習をしてしまうこともあるかもしれません。療育指導の場を使って子どもの成長を促すだけではなく、家庭での取り組みを一緒に検討したり、園や学校との連携を検討するのも一つです。療育に限らず、地域の資源を上手く活用していくことはとても大切な視点といえるでしょう。

就学前の場合は児童発達支援が、小学校入学から18歳までは放課後等デイサービスなどの通所支援など、公的支援を受けることもできます。
障害児通所支援(児童発達支援・放課後等デイサービス)利用手順・施設選びのポイント・申し込み方法まとめのタイトル画像
関連記事
障害児通所支援(児童発達支援・放課後等デイサービス)利用手順・施設選びのポイント・申し込み方法まとめ

知的障害のある子どもの子育てに悩んだらサポートを

子どもへの接し方を変えるだけで改善できることはたくさんあります。ですが、子育てをしていると、悩むことやつらいことがあるのは当然です。最初からうまくいくことばかりではありませんし、周囲に気を使ったり、子どもの様子に気を配ったり、体力的にも精神的にも毎日へとへとになるパパ・ママも少なくないでしょう。これでいいのか、子育てに自信がなくなることもあるかもしれません。

家庭の中だけで頑張り続けると、疲れてしまいます。親御さん自身が、疲れて辛くなってしまわないよう、児童相談所や専門機関に相談したり、療育センターや親の会など同じ悩みを持つ方に出会える場所を使うのも一つです。専門家の意見だけでなく、親同士の繋がりの中からもより良い方法や工夫の発見があるかもしれません。ぜひ、一人で抱え込まず周囲の人を頼ってください。

子育て全般に言えることでもありますが、そんな時は、親御さんが一人で抱え込まないことがなにより大切です。

公的支援をはじめ、さまざまなサポートがありますのでご紹介します。
◇専門機関に相談する
地域の子育て支援センターや児童発達支援センター、児童相談所などでは、子どものことや子育てについて、気軽に相談ができます。必要があれば医療機関や療育施設などの専門家を紹介してくれます。また児童精神科や小児神経科に相談したり、療育を受けることで、子どもの特性がわかり、対処法を教えてもらえます。

知的障害のある人向けに専門の相談ができる制度もあります。

・知的障害者相談員…知的障害者と保護者の相談に応じ、指導、助言など、必要な援助を行う民間の協力者です。電話や訪問で家庭での接し方を相談したり、必要な関係機関との連絡などのサポートをしてくれます。サポートを受けたい場合はお住まいの自治体の福祉担当窓口に問い合わせてください。

・ペアレントメンター…ペアレントメンターとは、親による親のための相談者を意味します。カウンセリングの研修を受けた同じ障害のある子どもを育てた経験のある先輩の保護者が当事者目線で相談に乗ってくれます。地域によって導入されているかどうかは異なりますが、お住まいの自治体の障害者発達支援センターなどで紹介してもらえますのでお問い合わせください。


◇親の会に参加する
知的障害の家族を対象とした家族会やサポートグループが全国にあります。親の会は障害のある子どもを持つ親同士がつながり、障害について学んだり情報交換をしていく活動です。また、発達ナビのQ&Aコーナーやコミュニティでも、子育ての悩みを相談することができます。同じ経験をした人の話を聞いたり、具体的なアドバイスを聞いたりすれば、見通しがもてるでしょう。誰かにつらい気持ちを話すだけでも、気持ちが楽になり、一人で悩みを抱え込まずにすみます。

◇ペアレントトレーニングを受ける
ペアレントトレーニングとは、親が子どもとのより良いかかわり方を学びながら、日常の子育ての困りごとを解消し、楽しく子育てができるよう支援する、パパ・ママ向けのプログラムです。子どもをのばすほめ方、環境調整の仕方、指示の出し方、行動の教え方などを具体的に学べます。

◇レスパイトケアで意識的に休息をとる
がんばりすぎて、余裕がなくなっているときは、リフレッシュが必要です。育児を軽減するサポートを利用するなどして、自分の時間をつくりましょう。児童発達支援、放課後等デイサービスの中には預かり型の支援サービスもあります。また、障害児を受け入れているファミリーサポートもあります。一時的預かりのサービスを行っている地域もあります。地域の福祉相談窓口などで相談してみてください。
ファミリーサポート(ファミサポ)とは? 育児に手が回らないパパママ必見のサービス内容、利用方法を紹介のタイトル画像
関連記事
ファミリーサポート(ファミサポ)とは? 育児に手が回らないパパママ必見のサービス内容、利用方法を紹介
ペアレントトレーニングとは?種類と効果、受けられる場所と費用まとめのタイトル画像
関連記事
ペアレントトレーニングとは?種類と効果、受けられる場所と費用まとめ

ポイントをつかんで、お子さんの良い部分を伸ばしてあげましょう

今回、知的障害の子どもに対する子育てのコツや困ったときの対処法をお伝えしました。知的障害の子どもを目の前に、「どうしてうちの子はできないんだろう」と思ってしまうこともあるかもしれません。

できないことばかり目がいってしまう時も、できることを見つけて「できてるね」と子どもに伝え、一緒によろこぶことから始めてみてはどうでしょうか。できることを増やすことは心の面でもとても大切で、不登校やうつ病など二次障害の予防にも繋がるといわれています。

また、自分だけで考えるのが難しい場合は、療育指導などの専門家の支援を受けることも大切です。一人ひとりの個性や環境によって対処法も様々で、こうすれば必ず上手くいくという方法はありません。周りの力を借りたり、相談しながら進んでいけるといいでしょう。
知的障害のことがよくわかる本 (健康ライブラリーイラスト版)
有馬 正高 (監修)
講談社
知的障害・発達障害のある人への合理的配慮
坂爪 一幸 (編集),‎ 湯汲 英史 (編集)
かもがわ出版
軽度知的障害とは?軽度知的障害の特徴と判明しやすい時期、本人に合った学習・支援方法まとめのタイトル画像
関連記事
軽度知的障害とは?軽度知的障害の特徴と判明しやすい時期、本人に合った学習・支援方法まとめ
言語発達遅滞とは?言葉の遅れ、言葉が出ない原因、家庭でできるトレーニング、相談先まとめ大公開!のタイトル画像
関連記事
言語発達遅滞とは?言葉の遅れ、言葉が出ない原因、家庭でできるトレーニング、相談先まとめ大公開!
当サイトに掲載されている情報、及びこの情報を用いて行う利用者の行動や判断につきまして、正確性、完全性、有益性、適合性、その他一切について責任を負うものではありません。また、掲載されている感想やご意見等に関しましても個々人のものとなり、全ての方にあてはまるものではありません。
Avatar11
Column title

あわせて読みたい関連記事

この記事を書いた人

発達障害のキホン さんが書いた記事

スクールカウンセラーに関するコラムを総まとめ!役割や相談の様子などをご紹介しますのタイトル画像

スクールカウンセラーに関するコラムを総まとめ!役割や相談の様子などをご紹介します

スクールカウンセラーを利用したことはありますか?知名度こそ上がってきたものの、まだまだ利用したことがあるという人は少ないのが現状なのではな...
進学・学校生活
13 view
2017/12/13 更新
ADHD治療薬インチュニブ(グアンファシン)の効果や副作用は?ストラテラ、コンサータとの違いも解説のタイトル画像

ADHD治療薬インチュニブ(グアンファシン)の効果や副作用は?ストラテラ、コンサータとの違いも解説

インチュニブは、2017年に認可された小児用のADHD治療薬です。従来の薬とは違う作用で働くため、今までの治療薬で効果を感じられなかった人...
発達障害のこと
7137 view
2017/12/08 更新
気分変調症/気分変調性障害とは?症状、診断基準、治療から併存しやすい病気、病気と性格との関係までのタイトル画像

気分変調症/気分変調性障害とは?症状、診断基準、治療から併存しやすい病気、病気と性格との関係まで

気分変調症/気分変調性障害とは、比較的軽度の気分の落ち込みが慢性的に続く病気のことを指します。成人期早期に発症することが多く、慢性的な経過...
自分と家族のこと
7657 view
2017/11/25 更新
子どもの偏食、どうしてる? 発達障害との関係は?原因と工夫、みんなの体験談を一挙にご紹介!のタイトル画像

子どもの偏食、どうしてる? 発達障害との関係は?原因と工夫、みんなの体験談を一挙にご紹介!

発達が気になる子どもには、偏食があるケースも少なくないようです。保護者の方の中には、「偏食があり、食べられるものが少なくて悩んでいる」「調...
身のまわりのこと
12357 view
2017/11/24 更新
相貌失認とは?症状、原因、相談・診断・受診先から、発達障害との関わりについて解説しますのタイトル画像

相貌失認とは?症状、原因、相談・診断・受診先から、発達障害との関わりについて解説します

相貌失認があると”誰の顔なのか"を認識できません。親や子どもなど近しい人の顔が分からない人もいます。2013年にブラッド・ピットが相貌失認...
発達障害のこと
12046 view
2017/11/13 更新
コラムに対する投稿内容については、株式会社LITALICOがその内容を保証し、また特定の施設、商品及びサービスの利用を推奨するものではありません。投稿された情報の利用により生じた損害について株式会社LITALICOは一切責任を負いません。コラムに対する投稿内容は、投稿者の主観によるもので、株式会社LITALICOの見解を示すものではありません。あくまで参考情報として利用してください。また、虚偽・誇張を用いたいわゆる「やらせ」投稿を固く禁じます。「やらせ」は発見次第厳重に対処します。