統合失調症に対する望ましい接し方

統合失調症の治療には周囲の理解と協力が欠かせません。しかし人が変わったかのように急に症状が現れるため、周囲の人は戸惑ってしまいます。症状に対する正しい理解のもと、次のようなことを心がけるとよいでしょう。
また、“あなたのことを見守っている”という姿勢を見せることで、本人は安心感を感じることもあります。

■幻覚や幻聴などの症状に悩まされている場合、否定したり説得することを避けましょう。
本人の話を聞いてうなずき、安心させましょう。

■正しい知識を身につけ、統合失調症の症状を理解しましょう
統合失調症には様々な症状があります。たとえば次のような症状があります。覚えておくとよいでしょう。
・疲れやすい・臨機応変に行動できません
・周囲の状況を把握することが苦手です
・新しい環境や急な変更に対応できません

■本人を勇気づけ、治療をサポートしましょう

■医師と連携し、薬の服用や生活リズムなどを確認し、治療を支えましょう。

幻聴や気分の落ち込みが続くと、自殺を図る場合があります。自殺してはいけないというメッセージを伝えるとともに、危険な場合には医師に相談し医療機関との連携を取りましょう。何か少しでも疑問などがある場合は、気軽に専門機関に相談しましょう。本人を支える家族も一緒に悩み、抱え込んでしまうことが少なくありません。何か悩みがあるときは相談相手を増やしましょう。医師や保健所、精神保健福祉センター、関係者が集まる家族の会などがあります。一人で悩まず、誰かに相談することで不安な気持ちを解消しましょう。

統合失調症がよくわかる本

統合失調症は症状が多岐にわたる、とても複雑な病気です。そのため今ではたくさんの本が出版されています。今回はその中でも統合失調症を理解するのに役立つおすすめな本をご紹介します。
図解 やさしくわかる統合失調症
功刀 浩 (著)
ナツメ社
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よくわかる統合失調症―ねばり強い治療で、回復と自立をめざす
白石 弘巳 (監修)
主婦の友社
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統合失調症 正しい理解と治療法 (健康ライブラリーイラスト版)
伊藤 順一郎 (監修)
講談社
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利用できる福祉サービスは?

統合失調症となったとき、必要性が認められれば障害年金や心身障害者扶養救済、自立支援医療、生活保護、障害者手帳をはじめとする福祉サービスを利用することができます。

■障害年金…障害の程度に応じて、一定の金額が毎月支給される年金制度です。

■心身障害者扶養救済…障害者のある方の生活の安定と将来に対する不安の軽減を目的に、保護者が生存中掛金を納付することで本人に終身年金を支給する任意加入の制度です。

■自立支援医療…自立支援医療は心身の障害を取り除くためにかかる医療費の自己負担額を軽減する制度です。障害の種類や所得に応じて、ひと月当たりの負担額に上限が設定されています。

■生活保護…病気やけがにより収入がない、もしくは不十分な場合に最低限度の生活を保障するために給付される制度です。

■障害者手帳…障害のある人が取得することができる手帳のことをいい、取得することで障害の種類や程度に応じて様々な福祉サービスを受けることができます。一般に身体障害者手帳、療育手帳と精神障害者保健福祉手帳の総称のことを障害者手帳と言います。

詳しい制度内容や利用方法は以下のリンクをご覧ください。
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