その子が必要なサポートを受けられる環境はどこ?
「特別支援学校」は、学業という枠にとらわれず生きていく上で必要な力をつけてくれる学校で、通常学級とはスタンスが異なります。担任には特別支援教育の免許を持つ教員も多いです。さらに、生徒一人あたり教員数も多く設備も整っています。ですから私は、障害が重い場合は特別支援学校に行くことが良いと思っています。
でも、私のように考えない人もいます。親が「我が子は重度だけれども軽度の子どもがいるクラスに入れたい」と主張すれば行政側は基本的に親の意向を優先します。実際、障害が重くても支援学級を希望する保護者がいます。
息子が通っていた特別支援学級には、障害が重い子がいて、授業中、消しゴムを食べてしまったり、オムツ替えがあったりと先生たちがその子にかかりっきりになっていました。
そして、このことについて他の保護者からは、「その子がいるために我が子が放っておかれて、必要な勉強ができる環境ではなくなっている」とかなりクレームが出ていました。
ここで私は、どちらかを非難したり排除をしたいわけではありません。けれども、障害の軽い子も中くらいの子も重い子も含め、一人ひとりの学びの機会を最大限保障することが教育の目的ですから、障害の程度や周囲との関わりも踏まえて、保護者が自分の子どもに最も合った環境を検討していく必要はあると思うのです。
子どもの状態に合わないクラスに在籍し、担任に対して「うちの子がみんなについていけるように、きちんと対応してくれ!」と言っている保護者もいました。でも、内科を受診して「虫歯を治してください」と言っているのと同じことのように感じます。
でも、私のように考えない人もいます。親が「我が子は重度だけれども軽度の子どもがいるクラスに入れたい」と主張すれば行政側は基本的に親の意向を優先します。実際、障害が重くても支援学級を希望する保護者がいます。
息子が通っていた特別支援学級には、障害が重い子がいて、授業中、消しゴムを食べてしまったり、オムツ替えがあったりと先生たちがその子にかかりっきりになっていました。
そして、このことについて他の保護者からは、「その子がいるために我が子が放っておかれて、必要な勉強ができる環境ではなくなっている」とかなりクレームが出ていました。
ここで私は、どちらかを非難したり排除をしたいわけではありません。けれども、障害の軽い子も中くらいの子も重い子も含め、一人ひとりの学びの機会を最大限保障することが教育の目的ですから、障害の程度や周囲との関わりも踏まえて、保護者が自分の子どもに最も合った環境を検討していく必要はあると思うのです。
子どもの状態に合わないクラスに在籍し、担任に対して「うちの子がみんなについていけるように、きちんと対応してくれ!」と言っている保護者もいました。でも、内科を受診して「虫歯を治してください」と言っているのと同じことのように感じます。
子どもが成功体験を得られる環境を見極めて
それぞれの家庭の方針があると思いますが、置かれた環境次第で自信が付いたり、自己否定したりするのが人間です。ですから、“子どもの能力に一番適した成功体験や達成感が得られる教育環境”を与えてやることがポイントなのではないでしょうか。
知的に遅れがなかったり、発達が気になるけど診断がつくほどでもないといった、いわゆる“グレーゾーン”の子どもでは、特別支援学級では物足りないということもあるでしょう。
でも、障害が軽くても学習面や行動面での困難が大きい子どもは、専門性の高い先生と出会いやすく、個別の指導計画・個別の教育支援計画が作成される支援学級、支援学校のどちらかに進学することも有力な選択肢となると思います。
障害のある子どもの学級選びについて、皆さんはどうお考えになりますか?
知的に遅れがなかったり、発達が気になるけど診断がつくほどでもないといった、いわゆる“グレーゾーン”の子どもでは、特別支援学級では物足りないということもあるでしょう。
でも、障害が軽くても学習面や行動面での困難が大きい子どもは、専門性の高い先生と出会いやすく、個別の指導計画・個別の教育支援計画が作成される支援学級、支援学校のどちらかに進学することも有力な選択肢となると思います。
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