11月5日、発達障害支援の研究者が集結!最新の研究成果と療育・支援の未来を語るシンポジウム

ライター:発達ナビ編集部
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発達障害の原因や治療法、支援技術に関する研究は、世界各地、様々な分野の専門家が取り組んでいる領域です。私たちが日常生活するなかでも、メディアに掲載されるニュースなどを通して、その研究成果の一部にふれることがあります。実際に、発達障害のある子どもを育てている保護者や、周辺の支援者にとって、最新の研究成果は今と未来の生活にどのような影響をおよぼすのでしょうか?

目次

発達障害支援の研究は日進月歩。最新の研究はどうなっているの?

発達障害の原因や治療法、支援技術に関する研究は、世界各地、様々な分野の専門家が取り組んでいる領域です。

私たちが日常生活するなかでも、メディアに掲載されるニュースなどを通して、その研究成果の一部にふれることがあります。

実際に発達障害のある子どもを育てている保護者や、その周辺の支援者にとって、最新の研究成果は今と未来の生活にどのような影響をおよぼすのでしょうか?

そんな疑問に応えるシンポジウムのお知らせです。

11月5日、「うちの子、少し違うかも・・・~発達障害に対する適切な療育・支援のための研究開発~」と題されたシンポジウムが、東京都江東区青梅にある、日本科学未来館にて開催されます。

主催団体である「社会技術研究開発センター(RISTEX)」からいただいたシンポジウムの概要をご紹介します。

ご興味のある方はぜひ参加してみてください。
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11月5日(土)「うちの子、少し違うかも・・・~発達障害に対する適切な療育・支援のための研究開発~」シンポジウム概要

社会技術研究開発センター(RISTEX)
社会技術研究開発センター(RISTEX)
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1. 趣旨
落ち着きがない、こだわりが強い、人見知りが激しい、などで子育てが難しいと感じられる子どもに発達障害※があると診断されることがあります。しかし、発達障害は早期に発見し適切な療育を行うことで子どもの将来の可能性が広がり、周囲の支援によりご家族の困難を軽減することが期待できます。
JST社会技術研究開発センター※※では、発達障害に関する研究開発プロジェクトを支援しています。本シンポジウムでは、その中で活動した研究者からの最新の研究報告と有識者によるパネルディスカッションを行い、早期発見、療育、ご家族への支援の大切さへの理解を深めることをねらいとします。

※発達障害は、生まれつき脳の発達が通常と違っているために、幼児のうちから症状が現れ、通常の育児ではうまくいかないことがあります。成長するにつれ、自分自身のもつ不得手な部分に気づき、生きにくさを感じることがあるかもしれません。(厚生労働省 みんなのメンタルヘルス HPより)

※※社会技術研究開発センター(RISTEX)では、「社会のなかの科学・社会のための科学」の理念のもと、社会の具体的な問題の解決を目指す研究開発を推進しています。


2. 日時
平成28年11月5日(土)
開場 12:30
開演 12:45~14:45(2時間)

3. 場所
日本科学未来館(東京都江東区青海) 7階未来館ホール(定員300名)

4. 対象
ご家族、教育・保育に携わる方、子育て支援に関わる民間団体の方、
地方自治体の方、など

注:主に、以下の方を対象とします。
・情報収集がインターネットや親同士の情報交換に限られ、クリニックの検診まで踏み出せないご家族
・子どもが発達障害との診断を受けたがその後の子育てに不安を持つご家族
・発達障害がある子、もしくは、気になる子を持つご家族が親戚や友人にいる方

5. プログラム
12:30 受付開始
12:45 開会挨拶
12:50 講演

①神尾 陽子 氏
(国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 児童・思春期精神保健研究部 部長)
『一人ひとりの発達特性にあった子育てとそれを支える地域社会』

②船曳 康子 氏
(京都大学大学院人間・環境学研究科 総合人間学部 准教授)
『MSPA(Multi-dimensional Scale for PDD and ADHD)による発達特性の理解と今後』

③山野 則子 氏
(大阪府立大学大学院 人間社会システム科学研究科 教授/スクールソーシャルワーク・評価支援研究所 所長)
『発達障害を抱える児童・生徒の学校における支援と課題~スクールソーシャルワークの視点から~』

13:35 パネルディスカッション

モデレーター:熊 仁美 氏 (特定非営利活動法人ADDS 共同代表)
パネリスト :上記講演者3名、山﨑 順子 氏(東京都発達障害支援センター(TOSCA) センター長)

14:25 フロアとの対話(質疑応答)、まとめ
14:45 終了

登壇者①神尾 陽子 氏(講演者・パネリスト)

国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 児童・思春期精神保健研究部 部長
国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 児童・思春期精神保健研究部 部長
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京都大学医学部卒業、ロンドン大学付属精神医学研究所児童青年精神医学課程終了、京都大学医学部精神神経科助手の後、米国コネティカット大学(フルブライト研究員)で自閉症研究に従事した後、九州大学大学院人間環境学研究院 助教授を経て、2006年より国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 児童・思春期精神保健研究部部長、2010年より山梨大学客員教授を併任。

登壇者②船曳 康子 氏(講演者・パネリスト)

京都大学大学院人間・環境学研究科 総合人間学部 准教授
京都大学大学院人間・環境学研究科 総合人間学部 准教授
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H8年京都大学医学部卒業。京都大学医学部付属病院、京都市立病院にて研修後、京都大学大学院医学研究科に入学し、認知症の臨床研究を行った。H12年からは、カリフォルニア工科大学行動生物学教室に留学し、小鳥の歌を用いた音声発達の臨界期の研究に従事。H15年に帰国し、こころの発達、発達障害の分野の臨床と研究に従事。日本学術振興会特別研究員、京都大学医学部付属精神科助教を経て、H27年より現職。

登壇者③山野 則子 氏(講演者・パネリスト)

大阪府立大学大学院人間社会システム科学研究科 教授
大阪府立大学大学院人間社会システム科学研究科 教授
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関西学院大学社会学研究科後期博士課程修了、博士(人間福祉)。スクールソーシャルワーク評価支援研究所 所長

内閣府: 子どもの貧困対策検討委員会委員・有識者会議委員、文部科学省:中央教育審議会生涯学習分科会委員、企画調整部会委員、家庭教育支援の推進方策に関する検討委員会座長、教育相談等に関する調査研究会議委員、ほか国の委員多数。大阪府子ども施策審議会会長、子どもの貧困部会部会長、大阪府スクールソーシャルワーク配置事業スーパーバイザー、ほか多数。

登壇者④熊 仁美 氏(パネルディスカッションモデレーター)

特定非営利活動法人ADDS 共同代表
特定非営利活動法人ADDS 共同代表
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2010年、慶應義塾大学大学院社会学研究科修士課程修了。2011年、自閉症児に効果的な早期療育が届くことを目指し、NPO法人ADDS設立。2013年、同大大学院後期博士課程を単位取得退学、同大先導研究センター研究員。自閉症児のコミュニケーション研究や、早期療育の実践研究に携わる。NPO法人では、保護者が家庭療育に取り組むためのペアレントトレーニング、セラピスト認定制度等を実施し、現在までにセラピストを約100名養成、ペアレントトレーニングを約200家庭に提供してきた。

登壇者⑤山﨑 順子 氏(パネリスト)

東京都発達障害支援センター(TOSCA) センター長
東京都発達障害支援センター(TOSCA) センター長
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東洋大学社会学研究科社会福祉学専攻博士後期課程修了、元国際医療福祉大学医療福祉学部教授。前清瀬市子どもの発達支援・交流センター センター長、東京都発達障害者支援体制整備委員会委員、東京都要保護児童対策地域協議会代表者会議委員、東京都若者の自立等支援連絡会議委員 等を歴任。障害やソーシャルワーク関連の著書多数。

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