交流級制度を使うことでこれまでのクラスメイトとも一緒に学ぶことが出来る!

「交流級」は、「協力学級」「親学級」などとも呼ばれ、支援級に在籍しながら、特定の普通級のクラス(長男の場合、5年◯組)で、一部(または全部)の授業・活動に参加することです。

長男は5年生で支援級に移ってからも、それまで一緒に普通級で学んで来たクラスメイトと突然「別世界」に切り離された訳では決してありません。

というのも、長男の場合、書字や集中など特定分野に苦手さがあるだけで、今までも、「全て」の教科で「全く」ついていけない、という訳ではありませんでした。

そこで「交流級」を活用して、一部の授業や活動は、今まで通り「皆と一緒に」、それ以外の授業は支援級で「その子に合ったペースで」という、選択をしました。
長男の場合、転籍してすぐの数週間は、一日中支援級にいましたが、様子をみながら、徐々に交流級で参加する科目を増やし、3学期の現在は、全科目交流級で授業を受けています。

他の支援級のお子さん達も、一日中支援級にいたり、交流級を増やしたり減らしたり、ずっと交流級で過ごしたり…と様々です。

また、交流級では、支援級の介助員の先生が、慣れるまでそばで見守ってくれたりもしています。

それから、それぞれの学年の係活動、運動会や遠足などの行事も、基本的に交流級のクラスメイトと一緒に活動しています。

長男は、支援級で苦手分野をマイペースに学びながら、徐々に交流級で過ごす時間を増やしていった結果、再び学習への自信がつき「おれ、もっといろいろ勉強したくなった」と、6年生はまた普通級に戻ることを自ら希望しました。

通常級と支援級を行き来させながら私が考えたこと…

支援級?それとも通常級?悩んだ時に選べる「その間」の選択肢って?の画像
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10272002058
オリジナルな発達で、その時々で、伸びたりつまづいたりを繰り返してきた長男。

うちでは、そんな彼にとって、なるべく「自信になるほう」の選択をし続け、今があります(勿論うちでも、全てが希望どおりに運ばなかったことだって沢山あります)。

子どものことを真剣に考える程、親は期待したくもなるし、不安にもなりますよね。私だってそうです。

ただ、私が実感しているのは、子どもの可能性に「絶対」などないということです。

私自身、つい思い詰めてしまう性格なので、普段から「絶対〜すべき」や「必ず〜しなくてはならない」といった極端な考えが浮かんだ時は「できれば〜して欲しい」「なるべく〜だといいなあ」と頭の中で変換するように意識しています。

子供への声かけ変換を、自分自身に対しても応用した形ですね。
声かけ変換表の楽々かあさん直伝!子どもへの「声かけの基本」とは?のタイトル画像

声かけ変換表の楽々かあさん直伝!子どもへの「声かけの基本」とは?

そして、「ずっと」「全部」ではなく、「今は〜かもしれない」「ここは〜の可能性もある」と、問題を部分的に絞って考えたりもしています。

●「絶対、通常級でがんばるべき」→「できれば、通常級でがんばって欲しいなあ」

●「ずっと、支援級で守ってあげなくては」→「今は、支援級で守ってあげたほうがいいかもしれない」

…こんな風に変換して考えると、少しだけ気が楽になりますし、子どもの可能性だって広がります。

選択肢は2択じゃない!あらゆる可能性には、あらゆる選択を。

さて、うちの「もう一つの選択肢」って、何だったと思いますか?

そう!ちょっとちゃっかりしていますが、通常級でもサポートの力を借りたり、支援級の在籍でも通常級との交流を行うなどといった、「通常級と支援級の、イイトコ取り」。

マイペースな子には、マイペースな支援を。オリジナルな子には、オリジナルな支援を。

あらゆる可能性には、あらゆる選択を。

「支援級か、普通級か」の2択ではなくこんな選択肢だってあることを、頭の片隅で覚えておいて頂けたら嬉しいです。

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