「高校なんて行かない」勉強より趣味!受験拒否の自閉症息子をやる気にさせた「ある一言」ーー臨床心理士の視点から【マンガ専門家体験談】
ライター:専門家体験談
専門家の先生がみてきたお子さんのエピソードをもとに、分かりやすくマンガ化してお届けする新企画。今回は、自閉スペクトラム症(ASD)のある中学生のお子さんに関する「勉強の悩み」エピソードをお届けします。
監修: 井上雅彦
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授
LITALICO研究所 スペシャルアドバイザー
ABA(応用行動分析学)をベースにエビデンスに基づく臨床心理学を目指し活動。対象は主に自閉スペクトラム症や発達障害のある人たちとその家族で、支援のためのさまざまなプログラムを開発している。
LITALICO研究所 スペシャルアドバイザー
「高校、別に行きたくないし」自閉スペクトラム症(ASD)のある子ども
発達障害の専門家が出会った子どもたちの抱えていたリアルな「困った!」をもとに、子どもたちの状況を変えた対応策などをドキュメントタッチで解説します。今回は、フィギュアに夢中で、勉強に身が入らない自閉スペクトラム症(ASD)のある子どものエピソードです。
マンガ/NEGI
解説:傾聴・きっかけ・選択肢ーー子どもとの関わり方で大切な3つのポイント
今回は、自閉スペクトラム症(ASD)のある中学生のお子さんに関する「勉強の悩み」エピソードをもとにマンガ化してお届けしました。フィギュアやゲーム、アニメなどに夢中で、なかなか勉強に身が入らないお子さんは多く見られます。特に受験が近かったり、テストの結果が芳しくなかったりすると、保護者の方のご心配も大きいことと思います。
今回のようなフィギュアなどの収集癖があるお子さんの場合、次のようなステップで関わることをおすすめします。
1.子どもの興味・関心を否定せず、話を聞いて理解しようとする
2.興味・関心を起点として関心の幅(視野)を広げられるようにきっかけを与え、進学についても目的を与えるようにする
3.進学先については選択肢を提示し、子どもが選びやすい状態をつくる
今回のようなフィギュアなどの収集癖があるお子さんの場合、次のようなステップで関わることをおすすめします。
1.子どもの興味・関心を否定せず、話を聞いて理解しようとする
2.興味・関心を起点として関心の幅(視野)を広げられるようにきっかけを与え、進学についても目的を与えるようにする
3.進学先については選択肢を提示し、子どもが選びやすい状態をつくる
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