おわりに

運動会での様子を見て、「この子はやらないんだな」と他の子と比べてあきらめていた時期もありましたが、ある時突然スイッチが入る。そういうこともあるんだなと思った出来事でした。

「ゆっくりいこうよ。長い目で成長を見守っていけば大丈夫」と、あの時悩んでいた自分に伝えたいです。
小学6年生になった現在の長男と母。運動会に笑顔で参加している。
長い目で成長を見守っていけば大丈夫!
Upload By 星河ばよ
執筆/星河ばよ

(監修:初川先生より)
長男くんの運動会での様子の成長の歴史をありがとうございます。
運動会という行事そのものに慣れたり、何をやるのかの理解と体をどう動かせばそうなるのかの理解と実際とが一致したり。さまざまな成長によって、これまでできなかった競技に取り組むようになることはありますね。
ご本人の成長もそうですが、そこに至るまでの先生方の教え方の工夫やおそらくご家庭での運動会への話題をどう出すか出さないかあたりの工夫なども相まっての変化なのかなと思います。

一方で、何年経っても苦手なままなかなか取り組めないお子さんもいます。子どもがどこでどのような成長を見せるかは予測しきれないものがあります。お子さんの成長の邪魔にならぬよう、しかし、いつの日かぐっと成長するよう耕し、種をまき、過度な期待は寄せすぎず……ということを地道にやっていくことが大事ということなのだろうと思います。
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。

※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。

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