夫婦関係は良好!?発達凸凹子育て夫婦のリアル/アンケート結果も【体験談まとめ】

ライター:発達ナビ編集部
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毎日生活を共にしている夫・妻の存在。発達障害や特性のあるお子さんがいると、子育てについて話し合う機会も多いのではないでしょうか。

今回、発達ナビでは「夫婦関係」についてのアンケートを実施しました。また、会員の皆さんからお寄せいただいたエピソードをコラム化! ピックアップしてご紹介します。

みんなの「夫婦関係」は良好? 発達ナビ会員アンケート結果発表!

毎日生活を共にしている夫・妻の存在。発達障害や特性のあるお子さんがいると、子育てについて話し合う機会も多いのではないでしょうか。

今回、発達ナビでは「夫婦関係」についてのアンケートを実施。その結果をご紹介いたします。
発達ナビ みんなのアンケート「夫婦関係」の結果
発達ナビ みんなのアンケート「夫婦関係」の結果
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夫婦関係は「良好」「おおむね良好」という回答を合わせると59%と、過半数を占める結果となりました。一方で、夫婦関係は「あまり良くない」という回答が18%、「良くない」という回答が23%という結果に……!
妻の立場の方から夫へのコメントが多く寄せられていましたが、「一緒に遊んだり勉強を見てくれる」「ときどき喧嘩もするけれど、家族を大事にしようと思う気持ちは十分伝わっている」といったコメントが見られました。「夫はわが子の障害について理解がない」「子どもに対して『怠けている、やる気がない』などと叱責する」といった子育ての考え方の違いについてのコメントも。「夫の協力が得られず、手続きや学校関係の対応はすべて妻が担っている」という声もありました。また、「パートナーにも発達障害があると思う」という方もいらっしゃいました。中には、「夫婦関係がおおむね良好なのは私があきらめているから」という方も……。
参考:みんなのアンケート
https://h-navi.jp/selective_surveys/219

夫婦喧嘩にワンオペ育児、性格豹変まで!? 「夫婦関係」にまつわるエピソード

今回お寄せいただいた会員の皆さんのエピソードの中から、発達ナビ連載ライター陣がイラストを描き下ろし、漫画エッセイとしてリリースしたコラムをご紹介します。「こんなこと、あるある!」「わが家のことかと思った……!」と共感する部分もあるかもしれません。

ASD娘との3人家族。夫婦喧嘩が絶えなかったけれど、少しずつ変化が……!?

3歳でASD(自閉スペクトラム症)と診断された娘さんは現在19歳。こちらのご夫婦は、結婚して最初の数年はよく喧嘩をしていたそうですが、娘さんが生まれてから少しずつ、歩み寄れるようになったそうです。そのきっかけとなったのは……?
自閉症娘の育児は一緒に?けんかばかりだった夫婦が二人三脚で向き合った結果…【読者体験談】のタイトル画像

自閉症娘の育児は一緒に?けんかばかりだった夫婦が二人三脚で向き合った結果…【読者体験談】

「療育はいらない!」ADHD娘の通所に夫が大反対!

20歳の大学生の息子さん、17歳の高校生の娘さんがいらっしゃる方のエピソードです。お子さんは二人ともADHD(注意欠如多動症)で、小さいうちは特に〇〇が大変だったそうです。そんな中、子どもたちの療育について夫婦で意見が分かれてしまい……。
「療育はいらない!」ADHD娘の通所に夫が大反対!意見が異なる夫との発達障害育児【夫婦関係体験談】のタイトル画像

「療育はいらない!」ADHD娘の通所に夫が大反対!意見が異なる夫との発達障害育児【夫婦関係体験談】

仲良し夫婦に訪れた危機!? 穏やかな夫の別の一面が見えて……

障害受容のタイミングがご夫婦で違うことは、よくあることではないでしょうか。付き合い始めてから11年、一度も喧嘩をしたことがないほど仲が良かったご夫婦。ふたりの関係が少しずつ変わってきたのは、DQ(発達指数)が境界域の息子さんの子育てがきっかけでした。
穏やかな夫が別人に!?発達障害息子を怒鳴る姿にショック…障害受容のきっかけは?【読者体験談】のタイトル画像

穏やかな夫が別人に!?発達障害息子を怒鳴る姿にショック…障害受容のきっかけは?【読者体験談】

発達障害息子に夫が勝手にゲーム機を!?

日ごろ仕事が忙しく、子どもの特性への理解があまりないという父親も多いのかもしれません。こちらの体験談では、発達障害のある息子さんに、海外赴任中の夫がゲーム機をサプライズでプレゼント! 「我慢が苦手な息子にはまだ早い」と思っていた妻は呆然……すると、予想を超える出来事が!?
動画依存の発達障害息子に夫が勝手にゲーム機を与えて茫然。苦労するのは私と思っていたら…【読者体験談】のタイトル画像

動画依存の発達障害息子に夫が勝手にゲーム機を与えて茫然。苦労するのは私と思っていたら…【読者体験談】

おわりに

長年夫婦として連れ添っていれば、考え方の違いから傷ついたり、喧嘩をしたりすることもあるでしょう。そこに育児が加わってくると、さらに問題は複雑に……。発達に特性があるお子さんの子育ては、最も身近な存在であるパートナーと協力できればいいのですが、アンケートでの回答からは、さまざまなご家庭の様子が垣間見られました。

忙しい日常から少し離れることができる年末年始、改めて夫婦関係を見つめ直すきっかけにしてはいかがでしょうか?

発達ナビではこれからもたくさんの体験エピソードを募集していきます。
あるあるのエピソードからヒヤリとしたエピソード、SNSなどではなかなか言えないような家族やママ友とのトラブルまで。あなたのエピソードをぜひ教えてください。

発達ナビライターさんの「夫婦関係」についてのコラムはこちら!

発達障害のある母子、定型発達夫の本音は?障害受容、感じた違和感、関わり方も【いい夫婦の日エピソード】のタイトル画像

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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。

※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。

知的発達症
知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。

ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。

ADHD(注意欠如多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。

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