ふーの困りごとは「言葉で伝えられないこと」が発端かも? そして不安感をおさえるため、指しゃぶりなどの行動につながっているようです
学校ではマフラーの編み方を「もう一度教えて」と言えなかったこと、療育では、「使っていい?」が聞けなかったこと、そして先生や私から「“あれ”って何って言うんだっけ?」という声かけに追い詰められたのかな……と思いました。
プリントでは、「楽しいことを思いついたから、描いて私や先生に見てもらいたかったのに止められた! せっかく見てもらおうと思ったのに……」と考えていたならショックを受けてしまったのでしょう。
学校に提出する「就学支援シート」にこれらのことを書いてもらい、また、自治体が用意してくれる給食を無理に勧めないことをお願いする「偏食の子どもへの配慮のプリント」をこの「就学支援シート」とプリントを合わせて小学校へ提出する予定です。
プリントでは、「楽しいことを思いついたから、描いて私や先生に見てもらいたかったのに止められた! せっかく見てもらおうと思ったのに……」と考えていたならショックを受けてしまったのでしょう。
学校に提出する「就学支援シート」にこれらのことを書いてもらい、また、自治体が用意してくれる給食を無理に勧めないことをお願いする「偏食の子どもへの配慮のプリント」をこの「就学支援シート」とプリントを合わせて小学校へ提出する予定です。
この就学支援シートがふーの楽しい学校生活の助けになることを願って……。
そして、就学して1ヶ月経った頃、様子を報告するため改めて児童精神科を受診する予定です。
そして、就学して1ヶ月経った頃、様子を報告するため改めて児童精神科を受診する予定です。
執筆/taeko
(監修:室伏先生より)
taekoさんが、ふーくんの置かれた状況、表情や仕草から、ふーくんのお気持ちを理解しようととても丁寧に関わっていらっしゃるご様子が伝わってきました。いつも一緒にいらっしゃるtaekoさんなら、こう伝えたらふーくんがどう感じるか、理解ができたり、想像がつく場面もあるかと思いますが、第三者に理解してもらうことは難しいこともありますよね。すぐには伝わらなかったとしても、こんな時にはこう感じる子なんだなという具体的な事前情報があるだけで、先生もさまざまな視点でお子さんの言動を想像できるようになったり、関わり方を工夫することができるようになると思います。就学支援シートの助けも借りながら、ふーくんが先生をはじめとする周りの方々と信頼関係を築き、楽しく小学校生活を送れることをお祈りしています。
(監修:室伏先生より)
taekoさんが、ふーくんの置かれた状況、表情や仕草から、ふーくんのお気持ちを理解しようととても丁寧に関わっていらっしゃるご様子が伝わってきました。いつも一緒にいらっしゃるtaekoさんなら、こう伝えたらふーくんがどう感じるか、理解ができたり、想像がつく場面もあるかと思いますが、第三者に理解してもらうことは難しいこともありますよね。すぐには伝わらなかったとしても、こんな時にはこう感じる子なんだなという具体的な事前情報があるだけで、先生もさまざまな視点でお子さんの言動を想像できるようになったり、関わり方を工夫することができるようになると思います。就学支援シートの助けも借りながら、ふーくんが先生をはじめとする周りの方々と信頼関係を築き、楽しく小学校生活を送れることをお祈りしています。
少しずつ「指しゃぶりをしない」時間を増やすにはどうすればいい?
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
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