3月21日は世界ダウン症の日! 2024年のポスターテーマは「 思いこみを 想いなおそう。 」

3月21日は世界ダウン症の日! 2024年のポスターテーマは「 思いこみを 想いなおそう。  」
3月21日は世界ダウン症の日! 2024年のポスターテーマは「 思いこみを 想いなおそう。 」
Upload By 発達ナビニュース
3月21日は「世界ダウン症の日」として2011年に国連で制定されました。翌年の2012年3⽉21⽇から「世界ダウン症の⽇」に向けてダウン症のある⼈たちがその⼈らしく、安⼼して暮らしていけるよう、世界各地で啓発イベントが毎年行われています。

公益財団法人日本ダウン症協会(JDS)では、世界ダウン症の日がある3月を「ダウン症啓発月間」とし、情報発信や啓発に取り組んでいます。その活動のひとつとして、2013年から毎年啓発ポスターを制作。趣味や仕事、さまざまなことに取り組むダウン症のある人たち、赤ちゃんから大人までいきいきとした表情を捉えた写真が中心のポスターとなっています。

2024年のポスターテーマは、「 思いこみを 想いなおそう。 」。思いこみや先入観は、誰かを傷つけてしまうだけでなく、繋がり合うことや自分自身の可能性すら閉ざしてしまうことも。何かを決めつけてしまう前に、そこにいる人を想うこと、そして、豊かな個性の先にある「わくわくする可能性」を想ってみようというメッセージが込められています。

2024年のポスターモデルは、長野県伊那養護学校高等部に通う3年生の清水一哉さん。ボッチャの試合で活躍する清水さんの、いきいきとした姿が映し出されています。そして、モデルの撮影をしたのは、ダウン症がある写真家、川田たいしさん。1996年に働く障害者フォトコンテストへ出品した「頑張って」が特別賞を受賞。その後、数々の賞を受賞し、展覧会も多数開催しています。

JDSでは、啓発活動としてこのポスターを無料で全国へ配布し、掲示をお願いしています。このポスターをあなたの学校や会社、地域の掲示板などに貼ることで、ダウン症について知るきっかけが広がっていくのではないでしょうか。
※クリックすると、発達ナビのサイトから「世界ダウン症の日2024 啓発ポスター」のページに遷移します。

才能あふれる若きピアニストたちが出演! パラアーティストによる『ユースフルコンサート 2024 』3月29日(金)横浜ラポールシアターにて開催

才能あふれる若きピアニストたちが出演! パラアーティストによる『ユースフルコンサート 2024 』3月29日(金)横浜ラポールシアターにて開催
才能あふれる若きピアニストたちが出演! パラアーティストによる『ユースフルコンサート 2024 』3月29日(金)横浜ラポールシアターにて開催
Upload By 発達ナビニュース
横浜市港北区の障害者スポーツ文化センター横浜ラポール ラポールシアターにて『ユースフルコンサート2024』が、2024年3月29日(金)に開催されます。

出演するピアニストはさまざまなコンクールへの出演・受賞経験がある5名のパラアーティストです。出演者の桑名翔英さんは、療育手帳重度判定のASD(自閉スペクトラム症)があり、鶴見養護学校卒業後、現在は特例子会社にて勤務している22歳。ピアノ歴は12年、気が優しく力持ちだそうで、その性格を表すかのような優しい音色が特徴的です。

ASD、知的発達症、ADHD(注意欠陥多動性症)がある佐藤匠さんは7歳よりピアノを始め、現在はピアノ歴11年。心に響く音を伝えることを大切にしているアーティストです。
現在は就労継続支援B型事業所で働きながら、ピアノレッスンに通い、国際音楽コンクールなどにも出演。日々、舞台で演奏するのを楽しみにしているそうです。

4歳でASDと知的発達症と診断を受けた現在21歳の萩原温さんは、小学校入学後よりピアノを習い始め、ピアノ歴は14年。障害がありコミュニケーションが苦手な人たちも、定型発達の人たちと同じように、好きなことや楽しいと思うことがあり、それを糧に日々生きているとたくさんの人たちに感じてもらいたいという思いを抱く佐藤さん。精力的にコンサートやイベント、コンクールに参加し、受賞歴も多数。

現在26歳の橋爪遼星さんは、10歳で指一本で一音を弾くことからピアノをスタート。複雑な譜読みが得意だそうです。ASDとADHD、トゥレット症候群で、サヴァン症候群でもあるのだとか。鎌倉養護学校卒業後、社会福祉法人で焼き菓子をつくる仕事をしながら、週末はいろいろな場所でピアノコンサートを開いています。2018年12月、ニューヨークで開かれた国際障害者ピアノコンクールにて発達障害部門で「銅賞」を受賞。

医療的ケア児として家庭と病院との連携の乳幼児期を過ごした日比基就さんは、生後数日後に心臓病の根治術と気管切開術を続けて受けました。4歳前に抜管に成功してからも困難が続き、声の発生や言葉の習得に努めましたが、知的発達症とASDの診断を受けました。ピアノとの出合いは5歳。当時通っていた幼稚園のグループレッスンがきっかけだとか。リトミックから少しずつピアノレッスンに移行し、個人レッスンを小学3年生から受け始め現在に至ります。

当日の演奏曲は、ベートーベンの『月光 第1楽章』やショパンの『英雄ポロネーズ』などクラッシックの有名曲から、『春の歌』や『幻想曲さくらさくら』など春の訪れを感じさせるものまで。入場は無料で、年齢や障害のあるなしなどに関わらず、どなたでも観覧できます。
春の一日、才能あふれる若きピアニストたちによる音色に、心を満たされるひと時となるのではないでしょうか。

日時:2024年3月29日(金) 
   開場13:30 開演14:00 (15:30 終了予定)
会場:障害者スポーツ文化センター横浜ラポール ラポールシアター(横浜市港北区鳥山町1752)
料金:入場無料 
予約:不要 ※当日直接会場へ来場ください
出演者(※五十音順):桑名翔英、佐藤匠、萩原温、橋爪遼星、日比基就
問い合わせ:障害者スポーツ文化センター横浜ラポール文化事業課
TEL 045-475-2055/FAX 045-475-2053 
※クリックすると、発達ナビのサイトから『ユースフルコンサート 2024』のページに遷移します。

オールマイノリティプロジェクト主催 公開シンポジウム 「『どうして上手くいかないの?』当事者とともに考えるこれからの発達障害の支援のあり方」2024年4月7日(日)開催

オールマイノリティプロジェクト主催 公開シンポジウム 「『どうして上手くいかないの?』当事者とともに考えるこれからの発達障害の支援のあり方」2024年4月7日(日)開催
オールマイノリティプロジェクト主催 公開シンポジウム 「『どうして上手くいかないの?』当事者とともに考えるこれからの発達障害の支援のあり方」2024年4月7日(日)開催
Upload By 発達ナビニュース
千葉大学子どものこころの発達教育センターの大島郁葉教授(臨床心理士/公認心理師)が代表をつとめるオールマイノリティプロジェクトが主催する公開シンポジウム 「『どうして上手くいかないの?』当事者とともに考えるこれからの発達障害の支援のあり方」が2024年4月7日(日)にオンラインにて開催されます。

支援のスキルには、被支援者のニーズをまず「理解する」ということが大切です。しかし、被支援者を「理解する」というプロセスは、支援スキルの中では、あまり重要視されてはいないかもしれません。そして、この被支援者を「理解する」ことの壁としてあるのが「バイアス(偏見)」ではないでしょうか。
今回のシンポジウムでは、さまざまな視点から、支援者が被支援者を理解する過程において、支援者側のどのようなバイアス(偏見)が支援の壁となり得るのか、そして、どのような解決方法があるかについて学び、話し合います。

当日は、主催の千葉大学子どものこころの発達教育研究センターの大島郁葉教授による開会挨拶「当事者とともに考えるこれからの発達障害の支援のあり方」に続き、東京大学先端科学技術研究センター准教授の熊谷晋一郎先生による基調講演「当事者とともに考える、支援における不均衡とこれからの支援のあり方」を予定。
また、発達障害がある当事者の方や、一般社団法人UNIVA 理事の野口晃菜氏、翻訳家の高橋璃子氏、厚生労働省から西尾大輔氏が参加するパネルディスカッションなども行われます。当事者やご家族だけではなく、発達障害者支援に関心のある皆さんにもおすすめのイベントです。

開催日時:2024年4月7日(日)13:00~16:10
開催方法:オンライン
参加費:無料
対象者:発達障害の当事者やご家族の方、発達障害の支援に関わる方、発達障害者支援に関心のある方

申込期限
当日参加:2024年4月7日(日)12:00まで
見逃し配信:2024年5月7日(火)12:00まで

<見逃し配信>
開催1~2週間後に配信を開始。
視聴期限は2024年6月7日(金)23:55まで

アクセシビリティ対応:情報保障などのアクセシビリティ対応が必要な参加者の方は、2024年3月15日(金)までに下記の問い合わせ先へ

問い合わせ先:オールマイノリティプロジェクト
 E-mail:amp2022.jpn@gmail.com
※クリックすると、発達ナビのサイトからpeatixの「『どうして上手くいかないの?』当事者とともに考えるこれからの発達障害の支援のあり方」チケット申し込みページに遷移します。
療育支援探しバナー
関連サービス画像
関連サービス
【ゲーム・ロボット好き集まれ!】個性を伸ばすゲーム・ロボットづくりへ無料招待!
次ページ「【東京都】令和6年度からフリースクール利用料を月2万円助成の方針を公表」

追加する

バナー画像 バナー画像

年齢別でコラムを探す


同じキーワードでコラムを探す



放課後等デイサービス・児童発達支援事業所をお探しの方はこちら

放課後等デイサービス・児童発達支援事業所をお探しの方はこちら

コラムに対する投稿内容については、株式会社LITALICOがその内容を保証し、また特定の施設、商品及びサービスの利用を推奨するものではありません。投稿された情報の利用により生じた損害について株式会社LITALICOは一切責任を負いません。コラムに対する投稿内容は、投稿者の主観によるもので、株式会社LITALICOの見解を示すものではありません。あくまで参考情報として利用してください。また、虚偽・誇張を用いたいわゆる「やらせ」投稿を固く禁じます。「やらせ」は発見次第厳重に対処します。