【発達障害×運動会】苦手要素満載!?ダンス、徒競走、応援合戦…涙あり、笑いありの運動会エピソード6選

ライター:発達ナビ編集部
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発達障害や発達に特性があり、運動会が苦手……というお子さんも多いかもしれません。今回は、発達ナビ連載ライター陣や読者の皆さんにお寄せいただいた、お子さんの運動会にまつわるエピソードをご紹介します。

ダンスや徒競走、応援合戦……苦手要素が盛りだくさん!?みんなの運動会エピソード

新緑が眩しいこの季節、もうすぐ運動会が行われるという園や学校も多いかと思います。
発達障害や発達に特性があるお子さんにとっては、気が重くなる時期かもしれません。今回は、発達ナビ連載ライター陣や読者の皆さんにお寄せいただいた、お子さんの運動会にまつわるエピソードをご紹介します。

自閉症息子と同級生との運動発達の差にショック!年長の運動会は?

海乃けだまさんの息子さんは、2歳半でASD(自閉スペクトラム症)と診断されました。寝返りは10ヶ月、ひとり歩きは1歳5ヶ月と、赤ちゃんの時から運動発達がゆっくりだった息子さん。療育園で丁寧な支援を積み重ね、年長から幼稚園に転入しましたが、そこで同級生の運動発達との差を目の当たりに……。練習の段階から大変だった運動会、はたして本番はどうだったのでしょうか?
縄跳び、鉄棒を軽々こなす同級生との差にショック!不器用で疲れやすい自閉症息子、年長の運動会では…?のタイトル画像

縄跳び、鉄棒を軽々こなす同級生との差にショック!不器用で疲れやすい自閉症息子、年長の運動会では…?

不器用な自閉症息子、運動会のダンスで自信喪失。1年後、年長で自ら編み出したスキルが秀逸すぎて…!?

星あかりさんのご長男・スバル君は3歳でASD(自閉スペクトラム症)と診断されました。幼稚園に入園するまでは、特に不器用さを感じたことはなかったそうですが、幼稚園入園後から徐々に周囲の子どもたちとの差が目立ち始めました。
年中の運動会では、苦手なダンスですっかり自信を失ってしまったスバル君。しかし1年後、年長の運動会でのダンスを乗り切るために、スバル君が自ら編み出した”秀逸すぎるスキル”とは?
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不器用な自閉症息子、運動会のダンスで自信喪失。1年後、年長で自ら編み出したスキルが秀逸すぎて…!?

小4自閉症息子、運動会が終わってから大号泣のワケは?

ASD(自閉スペクトラム症)のミミ君は、保育園の頃から運動会が苦手です。そんなミミ君も成長し、小学4年生の時には家で運動会のダンス練習をするまでに。練習の成果もあって、運動会本番は大成功!めでたしめでたし……と思ったら、運動会のあと、なぜかミミ君は大号泣!涙の理由は、いったい何だったのでしょうか?
本番演技は成功だったのに大号泣!そのワケは?小4自閉症息子の運動会のタイトル画像

本番演技は成功だったのに大号泣!そのワケは?小4自閉症息子の運動会

踊らない!疲れで大癇癪!苦行のような運動会

ネコ山さんの息子さんはADHD(注意欠如多動症)とASD(自閉スペクトラム症)の傾向があり、5歳で受診した児童精神科ではグレーゾーンといわれています。集団行動が苦手で口頭指示が通りにくいという息子さん。幼稚園の年少から年中の頃にかけての運動会での様子を教えていただきました。
運動会は苦行!? 踊らない!疲れで大癇癪!5歳発達グレー息子の年少、年中を振り返るのタイトル画像

運動会は苦行!? 踊らない!疲れで大癇癪!5歳発達グレー息子の年少、年中を振り返る

運動会の苦痛から不登校に……つらい気持ちを作文で知って

集団活動が苦手で、周りに合わせられない劣等感もあったという女の子。6歳でASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)と診断されました。人が多いなど普段と違う環境が苦手で聴覚過敏もあるため、運動会はできたら避けて通りたい行事NO.1!小学2年生の運動会の後から行き渋りが始まり、小学3年生の6月からは完全に学校へ行けなくなったそうです。不登校を続ける今、運動会への思いやおうちでの過ごし方なども教えていただきました。
「運動会がどんなに嫌か」を作文に。小2発達障害娘が完全な不登校へ至るまで【読者体験談】のタイトル画像

「運動会がどんなに嫌か」を作文に。小2発達障害娘が完全な不登校へ至るまで【読者体験談】

運動会では一人動かず。「みんなで一緒に」ができなかった発達グレー長男

星河ばよさんのご長男は、発達障害グレーゾーンと言われています。3歳の時の保育園の運動会では、かけっこは走ったもののダンスはやらず……。星河さんは「緊張していたのかな?」とほほえましく見守っていました。しかしその運動会の約1ヶ月後、保育園の先生に発達の遅れを指摘され、療育センターに通うことに。その後、療育や保育園でさまざまな経験を積み重ね、着実に成長していったご長男の様子をご紹介いただきました。
発達グレー息子の運動会、毎年1人だけ踊らないダンス競技。保育園最後に見せた成長に涙のタイトル画像

発達グレー息子の運動会、毎年1人だけ踊らないダンス競技。保育園最後に見せた成長に涙

さいごに

運動会の時期は、いつもと違う状況の中でストレスを感じてしまうお子さんも多いかもしれません。苦手なことを努力で乗り越えるだけではなく、工夫してうまくやり過ごしたり、時にはお休みしたりという経験も、きっとお子さんの成長の糧になっていることでしょう。もし運動会の本番で泣いてしまったとしても、月日が経てばいい思い出になるはず。お子さんの成長を楽しみに、温かい目で見守れるといいですね!
幼稚園や保育園で行き渋り、集団行動できない、お友達に手が出る…対策を専門家が回答!のタイトル画像

幼稚園や保育園で行き渋り、集団行動できない、お友達に手が出る…対策を専門家が回答!

ダンスや体操が苦手のタイトル画像

なんとなく真似はしているけれど、左右の手足をバラバラに動かすのが難しいみたい…そんなときは

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集団行動が苦手な5歳自閉症娘、年中で保育園へ入園。療育時代から成長した姿に母号泣

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感覚統合って何?運動が苦手、不器用、感覚過敏な自閉症息子には必要?子どもの「遊び」にヒントあり?/作業療法士に聞く

(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。

※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。

ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。

ADHD(注意欠如多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
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