以前と比べて成長を感じることも
そろばん教室に復帰して、成長した姿も見せてくれています。
まず、そろばんの珠を弾く指が、以前よりもチカラ加減を調整しながら動かせるようになったと感じることです。そして以前は、人の話を聞かずに、自分のこだわりのやり方を通すこともあったのですが、先生の教えを聞くようになりました。
また、字が汚くて、書いた数字が読めず、答えが合っていても不正解になってしまうことがよくありました。ですが、復帰後は先生のアドバイスを聞いて本人が実践し、以前よりもキレイに書けるようになりました。
まず、そろばんの珠を弾く指が、以前よりもチカラ加減を調整しながら動かせるようになったと感じることです。そして以前は、人の話を聞かずに、自分のこだわりのやり方を通すこともあったのですが、先生の教えを聞くようになりました。
また、字が汚くて、書いた数字が読めず、答えが合っていても不正解になってしまうことがよくありました。ですが、復帰後は先生のアドバイスを聞いて本人が実践し、以前よりもキレイに書けるようになりました。
検定試験でのありがたい合理的配慮
そろばん教室では年に数回、集団活動が苦手なけんとには難しい「検定試験」があります。試験をしている間、じっと座っていないといけませんし、声も出せません。集中しないといけない環境なので、ほかの生徒さんが気になってしまうような行動をとると、ご迷惑になってしまいます。
普段の授業だけなら先生のサポートもあり、何とかなっていましたが……。検定試験は厳しいな……と思い、先生に相談しようと考えていたところ、先生からご提案をいただきました。それは、教室にほかの生徒さんがいらっしゃらない時間をつくり、けんと1人で検定試験を受けられるよう「合理的配慮」をしてくださるというものでした。一緒の空間で受ける場合、ほかの生徒さんが集中しづらくなる可能性が高かったので、ありがたすぎて感激しました。
こだわりが強く、不器用。視覚的な刺激があると衝動を抑えるのが難しいけんとの特性と、そろばんとの相性が合っていない部分もたまに感じる時があるのですが、本人がやる気を出して頑張っている間、それを応援したいと思います。
執筆/ゆきみ
普段の授業だけなら先生のサポートもあり、何とかなっていましたが……。検定試験は厳しいな……と思い、先生に相談しようと考えていたところ、先生からご提案をいただきました。それは、教室にほかの生徒さんがいらっしゃらない時間をつくり、けんと1人で検定試験を受けられるよう「合理的配慮」をしてくださるというものでした。一緒の空間で受ける場合、ほかの生徒さんが集中しづらくなる可能性が高かったので、ありがたすぎて感激しました。
こだわりが強く、不器用。視覚的な刺激があると衝動を抑えるのが難しいけんとの特性と、そろばんとの相性が合っていない部分もたまに感じる時があるのですが、本人がやる気を出して頑張っている間、それを応援したいと思います。
執筆/ゆきみ
(監修:藤井先生より)
けんとさんが自らそろばんに挑戦し、周りの工夫も受けながら、取り組む姿は素晴らしい成長と感じました。けんとさんのペースで学びを進められたことで、達成感や自信が育まれることは、とても大切です。ゆきみさんをはじめ、先生などの周囲の方々が日々見守り、応援されれている姿勢が支えとなっていることでしょう。けんとさんの意欲を大切に育てていけると良いですね。
けんとさんが自らそろばんに挑戦し、周りの工夫も受けながら、取り組む姿は素晴らしい成長と感じました。けんとさんのペースで学びを進められたことで、達成感や自信が育まれることは、とても大切です。ゆきみさんをはじめ、先生などの周囲の方々が日々見守り、応援されれている姿勢が支えとなっていることでしょう。けんとさんの意欲を大切に育てていけると良いですね。
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ASD(自閉スペクトラム症)
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