発達ナビユーザーへおすすめの自著1冊:『「援助を求める力」を大切にする支援~子ども・保護者・教師の援助要請~』(阿部利彦/編著)

「困っていても、なかなか人に頼れない」――それは、子どもたちだけではなく、保護者や教師にも共通する悩みではないでしょうか?
発達に特性がある子どもたちにとって、学校生活で「教えて」「手伝って」と声をかけるのは特に難しい場合があります。しかし、困ったときに援助を求める力、すなわち「援助要請スキル」は、問題解決や心の健康を保つために欠かせない、生きるうえで非常に大切な力です。
本書は、阿部利彦先生が、子どもたちが「人に援助を求めてうまくいく経験」を重ねられるよう、教師や保護者がどう働きかけるべきかを分かりやすく解説しています。子どもだけでなく、保護者や教師自身の援助要請の難しさや大切さにも焦点を当て、誰もが安心して過ごせる社会づくりのためのヒントとなる本です。

【阿部利彦先生から】読者の皆さんへのひとこと

私は援助要請スキルを「問題を解決するために、適切な相手の力を借りながら最終的には自力解決するための技術」と定義しています。私は、就労支援の経験から、子ども・大人関係なく、また障害のあるなしにかかわらず、我々にとって重要なのはこの「援助要請スキル」=「援助を求める力」である、と考えるようになりました。
ただし、私は「助けて!」と言うことができない立場の人たちを「援助を求められない」と捉えてはいません。本書を通じて「困った」「助けて」「手伝って」ということの難しさと大切さを、子どもたち、保護者の方々、先生方、それぞれの立場で見つめ直してみたいと考えています。「援助を求める力とは」皆さんも一緒に考えてみませんか?
「援助を求める力」を大切にする支援: 子ども・保護者・教師の援助要請
「援助を求める力」を大切にする支援: 子ども・保護者・教師の援助要請
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「援助を求める力」を大切にする支援: 子ども・保護者・教師の援助要請
阿部 利彦 (著, 編集)
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まとめ

阿部先生のお話と選書から見えてくるのは、「子どもだけでなく、保護者や教師も、お互いに助けを求め合える温かい社会」の姿です。
一人ひとりの「困った」に寄り添い、共に解決していくこと。このシンプルな行動こそが、これからの時代を生きる子どもたちにとって、何よりも大切な力となるのかもしれません。
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。

※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。

ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。

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