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(107件)

私の常識が変わったとき

こんにちは!バンブーハット折之口です! 今回は、このブログを担当いたします私が、6/1をもちまして入社3年となりましたので、この3年間を振り返ってみようと思います☺️ まずは軽く自己紹介(笑) 私は新卒で障害児の入所施設に勤めて4年、 結婚出産を機に退職し、こちらに引っ越して参りました。 社会復帰後は障害者の就労施設で2年働きました。 その後の転職先として選んだのがバンブーハットです。 障がい者福祉の分野で見ますと、10年目です。 バンブーハットで働き始めてから、 上野台、上柴東、かごはら(ほんの少しですが)でもお世話になり、折之口教室に行き着いた形となります。 折之口教室には2年半くらいいます!(思ったよりいた!!!笑) バンブーハットに勤め始めて最初の三ヶ月くらいの印象は……… 「意味わからん!!!!!」でした。(笑) だって、今まで私がやってきたこととは180度違うから……… 良かれと思って過去にやってきたことが全然子どもたちのためになっていなかったと知ったから………。 例として、だいぶ過去に遡りますが、私が児童の入所施設に勤めていたころ 「みんなと同じスペースで過ごしていると、急に走り出してお友だちを突き飛ばしたり、髪を掴んで引っ張ったりする」 というお子さんがいました。 過去の私(というより職員全体)は そのような行動が出るたびに 「そんなことしちゃダメでしょ。部屋に戻って一人で反省しててね。」 なんて居室に連れて行ったりしていました。 いわゆるタイムアウトですね。「罰」的な意味合いもあったと思います。 この一連の出来事をABA(応用行動分析学)で考察するとこうなります。 ① 行動前(A) 同じ部屋にたくさんの人が居る。 泣き声や笑い声などたくさんの声や音がしている。 先生は5メートル以上離れたところで他の児童と遊んでいる。 ↓ 行動(B) そばにいる女の子を突き飛ばす。 ↓ 行動後の結果(C) 女の子が泣きだす。 先生が近付いてきて声を掛けられる。 普段施錠されている自室に戻ることが出来、布団に横になれる。 いつもこのような対応を繰り返していましたが、一向にお子さんの行動は改善されず、(B)で記された行動が繰り返されるばかりでした。繰り返されると言うことは、強化されていると言うこと。 強化されていると言うことは、行動後の結果(C)がこのお子さんにとって良い結果であったと考えられます。 【強化の原理】 「行動することで、何か良いことが起こったり、悪いことがなくなったりすると、その行動は繰り返される」ことを「強化の原理」といいます。 ABA(応用行動分析学)では行動の前と後で何が変わったのか・・・?? を考察していきます。 --------------------- まずは、他の子と遊んでいた先生が急いで駆けつけます。 行動前にはなかった先生からの注目が得られたということになります。 次に、たくさんの音や声が響いていた部屋から、一人きりの静かな部屋に移動します。 騒がしい部屋から脱出できた!静かな空間を獲得した! --------------------- という感じでしょうか。 つまり、罰を与えるつもりで行なっていたことが、そのお子さんにとってはご褒美になっていた可能性があるということ。 それじゃあ行動が減るわけないですよね(汗) このように一定のデータを基にしてですが、考察をしていくと言うことを入社して学ぶことができました。 さて、あの時の自分になにか助言が出来るなら、なんて伝えるだろう・・・ 基本的に、そのお子さんのスキルに応じた「代わりとなる行動」を教えていきます。 発語があるならば「先生、むこうの部屋に行きたい」と言うことで 先生との関わりも静かな空間も同時に得られるかと思います。 その子は発語のないお子さんでした。 カードの理解、模倣のスキル、果たしてあったのかな・・・ 今となってはわかりません。試したことすらないのですから。 発語が無い場合は・・・・ カードを渡す、ジェスチャーで伝える、部屋の前に置かれたベルを鳴らすなどでしょうか。 中でも「カードを渡す」ことによる要求のスキルは展開しやすく、 コミュニケーションをとる相手がだれであっても同じような結果が得られるため有効です。 ② 行動前(A) 同じ部屋にたくさんの人が居る。 泣き声や笑い声などたくさんの声や音がしている。 先生は5メートル以上離れたところで他の児童と遊んでいる。 ↓ 行動(B) カードを持ち、先生に渡す。 ↓ 行動後の結果(C) 先生がカードを受け取り、声を掛けてくれる。 普段施錠されている自室に戻ることが出来、布団に横になれる。 ①と②では 行動前(A)と行動後(C)はおなじですが  行動(B)は違いますね。 このように同じ結果が得られる「社会的に許容される行動」を教えてあげること。 そのためにはその行動が「なにが目的で生起しているのか」を分析すること。 つまり記録がとーーーーっても大切ということ。 *ちなみに、カードを渡すことについては、例として↓↓このようにして習得を目指します。 過去の私は、上記のようなことが起こるたびに、 行動の理由そのものを、その子の性格や特性だと決めつけ個人攻撃していました。 「この子は乱暴な子」「この子はすぐ泣く子」「意地悪ばっかりする子」などと、行動の意味も背景も見ようとせず、決めつけていました。 ですが、バンブーハットで行動分析学を学び始め 私たち職員が作り出す環境や支援こそが、 「お友達を突き飛ばす=静かな部屋に行ける」と誤学習をさせていた、ということに気づき大変なショックを受けました。 なんて、分かりきったように述べておりますが、 入社したての私は、この学問が唱えていることのほとんどを半信半疑でした。(すみません・・・) にわかに信じがたいというより 信じたくない、が正しいでしょうか。 しかし、折之口教室に配属され、 当時の新一年生Aくんの担当を任せていただき、 「信じざるを得ない」結果となりました。 毎日起こる困った行動、減らしたい行動が 日を追うごとに、仕掛けるたびに、目に見えて減っていくんです。 もう本当に毎日毎日楽しくて。 記録して、考察して、支援を改善して、また仕掛ける。 この繰り返しがとても楽しく、夢中で仕事をしていました。 半端じゃないですよ(笑) 問題行動が起きるたびに記録するんですから(笑) しかし、問題行動の頻度が低くなり、記録が1枚減り、また1枚減り・・・・ 「あれ??今日は記録これだけ?」となったときは感動しました。 その後もKくんを担当し、Kくんご卒業後の現在はRくんを担当しております。どのお子さんも(もちろん担当以外のお子さんも)非常に愛おしく、彼らの人生のほんの一部とはいえ関わることができているという事実が嬉しいです☺️ もちろん、担当してきたかわいいかわいい彼らにもたくさんの行動レパートリーがありましたよ!(笑) 泣き、寝転び、座り込み、他害、失禁、走り出し、などなど・・。 今では「こんなことあったね。なつかしいね(笑)」なんて彼らの成長をしみじみ感じるほどです。 そのすべてが100%消えたかというと100%ではありません。 しかし、代わりの行動となるスキルを獲得した彼らはわざわざするまでもないのです。 ただ、再びその行動が起きたとしたら、「絶対増やさないぞ!!」とスタッフ一同で緊急会議を必ず開きます。 なぜなら、望ましくない行動を増やすことの怖さをスタッフ全員が知っているからです。 言葉巧みに自分の気持ちを表現することが難しいお子さん達だからこそ、私たち支援者が正しい知識と技能を持ち、彼らの心の叫びを「その行動」を見てしっかり考察していく必要があると言うことを学びました。 子どもたちの未来を良い方に変えていけていると思うと「なんて尊い学問………」と常に感じています。 「行動の後にいいことがあればその行動は増える」 言葉にするととてもシンプルで簡単で楽勝!!! なのですが、知れば知るほど奥が深くて面白いです。 まだまだたった3年ですし、 この学問のほんの一部しか知らないことを承知の上ですが(笑) バンブーハットは 「支援に迷えば教え導いてくださる上司」 「困りごと解決のため一緒に悩める仲間」 のいる環境ですので、 発展途上の私、これからも勉学に励みまーす!!!

放課後ルームBAMBOO HAT/私の常識が変わったとき
教室の毎日
24/06/19 13:06 公開

新しいお友達、いらっしゃい♪

こんにちは! バンブーハット折之口です! GWも明けて、そろそろ新学年にも慣れてきたころでしょうか? 運動会などのイベントも始まる頃ですね! さて、今回は4月から新しく入ったお友だちが 折之口教室に慣れるために!さらには楽しめるように!指導員が行なってきたことを紹介します♪ はじめましての場所や先生、お友だち… どきどきしちゃいますよね……! 実は先生たちもドッキドキ💦 事前にご家族から 『すきなもの』『興味のあるもの』を伺ってありますが、 さてさて、どうやって楽しませようか… 新入生の情報をゲットするなり、 「こういうおもちゃは?」「こんなグッズあるといいよね」 なんて、休憩時間でも話しちゃいます(笑) サッカー好きだと聞けば 趣味でサッカーをやっている指導員が一緒にサッカー練習を!!! 爬虫類好きだと聞けば 家でトカゲを飼っている指導員が、一緒に餌(虫)探しを!!!! ウルトラマンの怪獣が好きだと聞けば みんなでお面だってつけちゃいます!!!!(笑) 子どもたちったら、みんな期待以上の良い反応でパアッと笑顔になってくれます。 それから、真剣に遊ぶ表情・・・・。 みんなのそのお顔が、スタッフ一同だいすきなんです❤   もちろん、前から折之口をご利用してくださっているお友だちへの「たのしい!!!」への仕掛けも忘れません!!! 「あの子、こういうおもちゃ好きかな??」 「これ、絶対あの子笑うだろうな(笑)」 そんなことを常に考えちゃってます☺♡ 療育の一番基本、 まずは指導員が子どもたちにとって『すきなもの』になること。 この人おもしろい! この人といると楽しい! まずはここからですね☺️ 折之口スタッフの得意なことは 全力でおふざけできちゃうこと☺️ 今日も明日も、ふざける準備万端で みんなの来所をお待ちしてます❤

放課後ルームBAMBOO HAT/新しいお友達、いらっしゃい♪
教室の毎日
24/05/22 17:19 公開

カードで気持ちを教えてね♪

こんにちは!  バンブーハット折之口です!    新年度が始まりました!  新しい出会いの季節ですね🌸    今回は、3月いっぱいでバンブーハット折之口を卒業し、  4月からお隣のライフバランスご利用のKくんについてです♪    Kくんは単語による要求言語が数種類、絵カードを渡すことによる要求レパートリーが数種類ございます。    今回、Kくんの絵カードによる要求で新たなレパートリーを増やすべく計画した内容をご報告致します。    計画したのは12月の半ばごろ、  きっかけは車でお出かけしたときに起きました。  車が公園に到着したとき、ドアをあけてもKくんは外に出てきません。  公園に行く前に3キロほど歩いていたこともあり、  公園で走り回ること自体の魅力が低くなっていると考えました。    このようなとき、わたしたちならば  「えーーーーたくさん歩いて疲れてるよ〜」  「また走るの?やだーーー」  なーーーんて、ついつい言っちゃうのではないでしょうか?    しかし、そのように言葉巧みに気持ちを伝える力を持っていない場合は?    座っていたいのに、外に出たくないのに  「ほら、外でよう」なんて言われたら嫌ですよね。    そこで!!!  カードを選択することで、Kくんの気持ちを伝えらえるようにしてあげられないか???  と考えたのです。    用意したのが 「おんも(外)カード」と「ぴぴぴ(タイマー)カード」  ※タイマーの絵は、普段から時間を示す時等に使っているタイマーの画面です♪  ※Kくんは「お外」のことを小さなころから「おんも」と覚えています まず行なったのは  絶対「外に出たい!!」とKくんが思うような環境づくり。  少し遠い距離の公園(=車内での時間が長い)に行くことや  広い芝生が見える公園(=走り回ると楽しそう!)など  外の魅力を上げることです。    その後、車の反対側のドアを開け、カードを見せながら  「Kくん、おんも行こう!カードちょうだい(おんもカードを指差しながら)」  Kくん、カードを手に取り、指導員に渡します。  「おんも」指導員がカードを読み上げます。  「おんもいこうね」指導員が声をかけたあと、Kくん側のドアが開きます。    無事におんもに出ることができ、  スタッフとお散歩できました!!!  いい笑顔でした❤    これを何度も何度も試行し、  「おんもカード」を渡せばおんもに出られる。をたくさん経験してもらいます。    さて、それでは  「降りない(車内で待つ)」選択もしてもらいましょう。    まずは、午前中これでもか!というほど歩いたり走ったりしてもらいます。  駅からアリオまで歩いて、さらに公園でも走って……  だいぶお外での活動をして頂きました。(飽和化)    やっと車に乗れます。ふーーーと一息。  車を走らせること、なんと10分。  あれあれ?また公園に到着(笑)(笑)  「おいおい。まさかまた外とか言わないよね?」なんて声が聞こえてきそうな表情(笑)かわいいです(笑)    反対側のドアをあけていつものカード2枚を提示しながら、  「Kくん、おんも行く?ブーブー(くるま)にいる?」と聞きます。  Kくん、ブーブーと聞いて、パアッと表情が明るくなり頷きます。  「これ、ちょうだい(「ぴぴぴカード」を指差しながら)」と指導員が声を掛けると、カードを渡してくれるKくん。    すると、カードと同じタイマーの画面を指導員が提示し、  車内での待ち時間を視覚的に教えます。  他のお子さんたちが公園で遊ぶ間、車内にいることを選択してもらうのです。    ちなみに30分ほどの時間になるため、車内での時間に飽きてしまうこともあります。  ちょっと車内で休んでたら、お外行きたくなったなあ……  となったときのため、「おんもカード」は常に提示してあります。 もちろん、おんもカードの他にも提供できるものや活動は提示してあります。   反対に、「おんもカード」を選択し、外で活動したあと、  「ブーブー(くるま)カード」を指導員に渡すことで、みんなより先に戻ることも選択することができます。  お外での活動中も、選べる選択肢は複数個あります。 その場その場で提供可能なものを選べるように環境を作っています。     Kくん自身の体調や、その時点での外活動の魅力、気温や天気などなど  様々な要因でお外に出たくないときもあるかと思います。  そんなとき、カードを使用し選択するスキルを身につけておくことで、  社会的に望ましく、適切な方法で「気持ち」を伝えることができるというわけです👏    その他にも、「ヘッドホン」「バランスボール」「耳掃除(綿棒)」カードを新しく導入し、カードと実物のマッチングを行ないました。  余暇時間の過ごし方を選択し気持ちを伝えることができるようになり、Kくんにとってバンブーでの時間がより良いものになっていることでしょう😊    Kくんはこれらの支援により 「自分の気持ちを適切に伝える」 「自分の要求を社会的に許容できる方法で伝える」スキルを身につけることができ、それを汲んでもらう経験をたくさん積みました♪その結果、バンブーの居心地が以前より良くなったようです♪ 伝わらないより伝わるほうがいいに決まってます。 当たり前のようですが、それが難しいお子さんもたくさんおりますので、これからも、お子さんに合ったコミュニケーション方法が少しでも向上できるよう支援していきたいと思います。 Kくんのお母様から 「バンブーがだいすきなようで、学校に連れて行こうとするとバンブーのほうに行きたがる」 「バンブー行くよと声かけると、すぐに玄関へ向かう」 などなど嬉しいお言葉を頂きました😭 スタッフ一同も、 以前よりグッと増えたKくんの笑顔を見るたびに とっっっても嬉しい気持ちになりました💓 絵カード交換によるコミュニケーションスキルはこれで終わりではなく、これを要求言語にしていくなど、まだまだ進めるべき段階はあります。  ライフバランスバンブーハットに引き継ぎを行ない、今後もスキル習得に向け、支援を続けていきます☺️      Kくん、卒業おめでとう🌸  ライフバランスでもがんばってね!!!! 

放課後ルームBAMBOO HAT/カードで気持ちを教えてね♪
教室の毎日
24/04/16 09:05 公開

ウォーキングチャレンジ♪♪

こんにちは! バンブーハット折之口です! 秋が深まり暦上では冬になりました。 慌てて暖房器具を出した方も多いのではないでしょうか? 朝晩の寒さに負けず、バンブーっ子は元気もりもり!!! 今日ご紹介するのは 「目指せ!仙元山一周!Sくんの挑戦」です♪ まずお伝えしたいのは この『仙元山』という舞台が、Sくんにとってどれだけハードルの高い場所か、ということ…(笑) 車に乗ってその付近を通るだけでも強い抵抗が… Sくんにとって仙元山での経験が、過去に良い事がなかった ということになってしまっていると捉えます。 それはそれは申し訳なかったです (´;ω;`)ウッ… では仕切り直しです。スタッフ一同は考えます。 目指すは「自分で車を降りて、自分の足で仙元山一周!」 そもそもなぜ「仙元山一周」にこだわるのか?? まず第一に「過去にいい事がなかった経験」を塗り替え、仙元山に行けるようにしたい! それから、将来のために運動する習慣を作りたい! 仙元山はウォーキングのコースが充実しており、コースを変えることで初級者から上級者まで楽しめる… そうです!ステップアップにもってこいな場所なのです♪ 挑戦初日、まだ暑い日が続く夏の日の午前中。 仙元山は木陰が多く涼しいです♪ Sくんは、車の中で既に泣いております。 シートベルトをはずし外へ促しますが、やはり簡単にはいきません。 声をかけ、手を繋ぎ、車から降りてもらうことに成功。 「Sくん、あそこの椅子座るよ」 すぐ近くのベンチに座るよう指示を出し、指導員はすぐそばを歩きます。 Sくん、10歩ほど自らの足で歩きベンチに到着! 「えらかった!すごい!!!よし、車乗ろう!」 指導員が車へ促します。 (え………おわり?これだけ?)って思ってもらう作戦! 車へ戻ると指導員からの称賛とプチご褒美👏 (日によって違いますがこの日はとても暑い日でしたのでS君の大好きなジュース♪) 挑戦初日!よく頑張りました! このようにして、少しずつ距離を伸ばしていき、その日S君にとって「欲しいであろう物」をご褒美としてお渡します。 3回もしないうちに、到着時に車内で泣くことはなくなり、自ら降車してくれるように…! これは……イケる!! 挑戦6回目のある日、(平坦なコース)一周チャレンジしよう!!!と計画。 シートベルトをはずすとニコニコで車から降りてくれるSくん。 この時点で指導員は感激。 指導員が少し離れたところ(コースの半分の位置)にあるベンチの写真を見せ 「ここまで歩くよ」と伝えます。 Sくん、テンポよく歩けています♪ 写真で見せたベンチに到着! 良くがんばったね♪ 指導員とひと休憩……。 ピピピとタイマーが鳴り、再出発! 「よし、Sくん!こっちから車に戻るよ♪」 着た道ではなく、残りの半周のほうを指さします。 Sくん、指導員の指示通り残りの半周を歩き、見事一周を達成しました!!!それもいい表情で!! 少しずつ距離を伸ばし、「良いもの」「魅力の強いもの」をご褒美とすることで、Sくんにとっての「仙元山」での経験を塗り替えることができたように思います👏 え!?ご褒美が目当てで歩くのは人参をぶらさげているのではないですか?? と思う方もいらっしゃるかと思いますが、そこはちょっと違うのです☝ もちろん、始めはよこしまな理由で(ご褒美が欲しい)歩き始めるかもしれません。ですが、歩き始めたら、指導員と一緒に歌を歌いながら、褒められながら、接触遊びしながら、競争しながらなどなど、歩いている間にもS君の笑顔が出るような関りをしなければなりません。バンブーハットの指導員と一緒に「歩くこと自体が楽しい」という経験を積む必要があります。ここが大きなポイントです!そのような経験を積んでいき、最終的には歩くことが習慣化され、ご褒美などいらなくなるところを目指しているのです。 例えば、小さなころの歯磨きって嫌がるお子さんおりますよね。私たちにも経験があります。最初はお母さんに「歯磨きしなさい!!」と言われて渋々磨いていたのですが、いつの間にか歯磨きをしないと気持ち悪くなり、習慣化されていきます。 ですが、バンブーハット療育では、「歯磨きしなさい!!」と叱りながら始めることはしません。細かいプロセスは割愛しますが、優しいママの声掛けで膝枕をしてもらい、ママの優しい笑顔や優しい声で歯磨きのお歌を歌ってもらいながら、優しいタッチでブラッシングしてもらう。そして終わった後にはママに良くできましたって言われてギューッとしてもらえる。こんな歯磨きから始まると、「歯磨きしよう♪」とママに誘われたら一目散にママの膝元へ駆けつけてくるのではないでしょうか(^-^)  また、もう一つ、「歯磨きしたらゲームで遊べる」「歯磨きしたらお出かけが出来る」そんなタイミングから始めたり、お約束にすることも大切ですね☝ そして、膝枕→座位のまま→歯ブラシを自分で持ってもらう→自分でブラッシングするなどスモールステップで、一人で歯磨きができるようになるまで手助けをしていきます。そのころには嫌がっていた歯磨きが噓のよう!習慣化されているかと思います。 療育ではそんなに簡単なことではありませんが、バンブーハットではそのような支援を目指しています♪ さて、説明が長くなりましたが (^▽^;) まだまだ挑戦は始まったばかり! いずれは仙元山の階段や坂のあるコースにもチャレンジしていきたいです♪

放課後ルームBAMBOO HAT/ウォーキングチャレンジ♪♪
教室の毎日
23/11/10 09:43 公開

じょうずに貸し借りできるかな・・・?

こんにちは! バンブーハット折之口です♪ 日に日に暑さが増し、外にいるだけで汗がにじむ季節になりました。 いよいよ夏休みです。 今日は折之口で行なっている “貸し借りゲーム”についてお話します♪ さて、貸し借りゲームに必要なものは ・人数分のおもちゃ ・ポイントカード(それぞれの服につけます) ・スタンプ(指導員が持ってます) 以上です♪ ルールも至ってシンプル。 それぞれ好きなおもちゃを持ち、楽しく遊んでいます。 しばらくすると… 「交渉タイムでーーーーーーす!!!!」 指導員が大きな声で伝えます。 すると他にお目当てのおもちゃがあるお子さんが指導員のところに駆けてきて… 「先生、僕ボールが借りたいです」 とても丁寧に言えましたね♪ よし!それでは交渉にいきましょう! ボールを持ってる子のところへ行き 「ボール貸してください。」 「いいよ。」 なんて素敵なやりとり!! 指導員は「えらい!!とっても上手にできたね!」 と2人のポイントカードにポンっとスタンプをおします。 ルールはこれだけです。 もちろん「貸して」と言われ「ちょっと待っててね」と返すこともあります。 「あと何回ゴールにボール蹴ったら?」と指導員が聞いてみると「んーーーーじゃああと5回!」と答え、5回蹴った後には約束通り「はい、いいよ」とボールを貸せました。 約束通り貸せたこと、貸してもらえるまで静かに待てたこと、どちらも素晴らしいですね。 もちろんスタンプGETです。 何度か繰り返すうちに、指導員が「あと何回?」なんて聞かなくても、子ども同士で似たようなやりとりをする場面を見ることができました。素晴らしい(涙) もちろん、すべてのやりとりが望ましいものばかりではないので課題もありますが、指導員の介入を減らしても、トラブルなく上手に関われるようになってきました👏 みんなとっても偉いです! 毎日繰り返すうちに、目に見えて素敵な関わりが増え、指導員一同毎日感動です。 ちなみにこのポイントカードは帰りの会のときにポイント数の発表があり、指導員全員からの拍手、時にはご褒美ももらえちゃいます♪♪ 笛での集合、整列、お片付けスキル、望ましい言葉遣い、貸し借りのスキル……… 今後も様々なスキルを楽しく習得できるよう、計画を立てていきます♪ 次回はお友だちに望ましくない関わりをしてしまったとき、貰ったポイントが無くなっちゃう!という新たなルールを設けて活動をしていきます。 お楽しみにっ!

放課後ルームBAMBOO HAT/じょうずに貸し借りできるかな・・・?
教室の毎日
23/07/24 11:33 公開
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施設のカテゴリについては、児童発達支援事業所、放課後等デイサービス、その他発達支援施設の3つのカテゴリを取り扱っており、児童発達支援事業所については、地域の児童発達支援センターと児童発達支援事業の両方を掲載しております。