こんにちは。ハッピーテラス戸畑駅前教室02の国分です。
早くも４月になりました。
今まで年長さんだったお子さんのファイルが、小学校以上の学童用の物になったり、机が小学生以上用の物になるなど、見た目からお子さん達の進級を感じる日々です。
そして今日から、月曜日の小学校準備コースは小学校低学年コースと名前が変わります。
先週まで行っていた小学校準備コースの流れを引き継ぎながら、少しずつレベルを上げ、小学校生活の定着に向けたトレーニングを積み重ねていきたいと思います。
今年度もどうぞよろしくお願いいたします。

今日は個別の取り組みのご紹介をさせていただきたいと思います。
今日ご紹介させていただく取り組みは「どっちでしょう？」のアレンジバージョンです。
まず、動物がプレゼントをもらう・あげるのイラストを作成します。
その後、スタッフが言葉と共に動物消しゴムを使ってそのイラストの場面を再現します。
お子さんはその再現と言葉を聞いて、どのイラストを表しているか当てる活動です。
療育の目的は主体・客体の言葉の表現を知ること、表現を聞いて場面を理解すること、スタッフとのやり取りを楽しむことです。

この活動は以前、さいころを利用して行っていました。
しかし、取り組む中で言葉だけでは主体・客体のイメージがしづらいことが分かり、改良させていただいた取り組みです。
動物消しゴムを使って場面を再現することで、お子さんも場面のイメージがしやすくなり、「もらう」「あげる」を間違えて取ることが少なくなってきました。
まだ日頃の発言までは反映ができていませんが、繰り返すことでお子さんも吸収し、いずれ自分の言葉でも表現ができるようになると思います。
また、立体の動物消しゴムが登場することで楽しみがUPするようで、取り組み中のお子さんの笑顔も増えたように思います。
取り組みを終えた後は動物にクッキーを食べさせてあげ、楽しんで活動を終わることができました。

主体・客体の言葉の使い方のイメージが付きづらいお子さんは、ハッピーテラスの中にも多くいらっしゃいます。
言葉だけで表現になることが多い為、視覚優位のお子さん達にとっては特に混乱する部分なのだと思います。
そんな時、今回のように場面を目に見える形で行うことで、視覚優位のお子さん達も理解がしやすくなります。
お子さんの特徴を踏まえながら、どうすれば分かりやすく伝わるかを考え、トレーニングに反映させていきたいと思います。

現在ハッピーテラス戸畑駅前教室02では、曜日や時間帯によってはまだ空きがございます。
興味を持たれた方はお気軽にご連絡ください。

＃発達障害　＃個別療育　＃言葉の理解　＃コミュニケーション　＃主体・客体