こんにちは。ハッピーテラス戸畑駅前教室02の原田です。
今回はPECSでのコミュニケーションについてご紹介させて頂いております。
以前からPECSについては時々お伝えしておりましたが、お子さんによってはPECSでの取り組みが新しいフェーズへと進歩したため、そのことについてお伝えできればと思います。
3回に分け、以下の3つのことについてお話させて頂いております。
☆PECSとは?
☆今回のフェーズの目的
☆取り組んでみてのお子さんの様子
今回は3点目、取り組んでみてのお子さんの様子についてです。
ここまでくると、さすが皆さん、上手に絵カードを操作してやり取りができています。まず初めに絵カードのファイル(写真のものです)を提示すると、普段のように「○○ 頂戴」と絵カードをシートにくっつっけてスタッフに渡すことができました。しかし今回は、レベルアップの段階です。サブスタッフがお子さんの後ろがわにつき、新しい伝え方について手助けを行いました。1,2回行ったことで、すぐにお子さんもやりかたを心得、すぐに一人での操作ができるようになりました。
絵カードで文章を作った後、一枚ずつタップしながらスタッフへ手渡すのは従来のフェーズと同じです。スタッフはそれに合わせ、「あかい ブロック ちょうだい」等、声に出しモデルとなります。
現在、属性語+もの+「ちょうだい」の練習を続けていますが、お子さんの口から「赤い○○」等の言葉が聞かれるようになってきました。スタッフが繰り返しモデルとなることで、伝え方が定着してきたのだと思います。まだ伝えることが難しい部分はあるため、今後もお子さん達と一緒にPECSを使いながらコミュニケーションをとっていきたいと考えております。
PECSの最終目的は、以前もお話した通り、「お子さんが自発的なコミュニケーションを楽しむ」ことであり、「PECSを使わずとも言葉でのやり取りができる」事ではありません。
もしご自宅で取り入れたい際には、ピラミッド教育コンサルタントオブジャパン様がワークショップを行われている為、ぜひそちらの方をご参考にされてください。
では、次回もよろしくお願いいたします。
#個別療育 #集団療育 #コミュニケーション #PECS
取り組みのご紹介(PECSについて④)
教室の毎日
23/03/29 10:53