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07.運動が脳を発達させる

体を動かすと目が覚めたり、 イライラやモヤモヤがすっきりしたりしませんか? それは、運動が脳にたくさんの刺激を与えているからです。 発達障害のお子さんは脳の繋がりが弱かったり偏りがあったりするのでその脳の発達を促す運動はとても効果的なのです。 脳の発達は、感情や社会性などの心の発達を促すことにもつながります。 体を動かすと脳にはたくさんの効果があります。 具体的には、 1.やる気や注意力を増やす 2.学習や記憶など脳機能を高める 3.気持ちのコントロールが出来るようになる といった効果です。 運動をすると、血液の循環が良くなり、 脳に酸素やブドウ糖がたくさん送られて脳が目覚めます。 するとドーパミンが作られて、 やる気や注意力が増えるのです。 また、運動は脳細胞を成長させる物質を作ったり新しい脳細胞を生み出したりします。 脳細胞が増えることによって、 学習や記憶などの機能も高まっていくのです。 ある学校では、 ・授業の合間に運動を取り入れると、子どもたちの集中力が高まった ・体力テストの点数が高い子どもは学力テストの平均点が高い など、運動が脳に大きな影響を与えることが、 実際の教育現場などでも広まってきています。 さらに、運動をすることで、 感情をコントロールするセロトニンといった物質も作られます。 運動をすると気分が落ち着いたりスッキリしたりするのは、 実はこの物質のおかげなのです。 これらがたくさん作られることで脳内のバランスが取れて、 人は自分の気持ちのコントロールがしやすくなります。 マイスペ×スパークでは1〜3が整った状態、 つまり脳が良い状態になったまま、 大人がお子さんと同じ目線でたくさんのやりとりや遊びをします。 脳が良い状態=脳が使いやすくなっている状態で積極的に人と関わることで、 お子さんは普段以上にたくさんの刺激を吸収して 脳や感情面の発達が促されていきます。 マイスペ×スパークではこのように、 脳を鍛える運動と、心を育てるやりとりを組み合わせて、 お子さんのストレスが下がった最高の状態で色々な面から発達を促していきます。 コロナ禍でなかなか思うように出掛けられずストレスも溜まっていく日々ですが、 時々お子さんと一緒に思い切り体を動かしてみてはいかがでしょうか?

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21/10/21 18:08 公開

06."問題行動"どうして繰り返すの?

・いつもと違う道を通ったらパニックを起こしてしまった ・お友達に「おもちゃ貸して!」と言われると癇癪(かんしゃく) を起こして手を出そうとしてしまった こういった経験はありませんか? 違う道を通る→パニック おもちゃを貸す→癇癪を起こして手を出す そこだけを切り取って見ると 「なんでこんな小さいことでパニックしちゃうんだろう…?」 と感じるかもしれません。 でも、こうした行動をとるお子さんたちは、その小さな刺激を感じるよりももっと前から日常生活の中で、前にも挙げたような ネガティブストレス を溜め込んでいるのです。 前の投稿でも書いたように、 発達障害のお子さんはいつも大きなストレスにさらされています。 アレルギーなどの身体的な疾患を持っていたり、 感情表現の仕方が他の子と少し違ったり、 学校の授業がその子自身の能力を上回っていたり… こういった色々なネガティブストレスを抱えながら毎日を過ごしているお子さんは、私たちが何気なくやり過ごしている "小さな刺激"ひとつでもすぐに感じ取って、 もっと大きなストレスを感じパニックしやすくなります。 そしてパニックになると、 自分の身を守るために本能的な行動を取ったりします。 それが、自分や他人を傷つけたりといった、 いわゆる"問題行動"として表れていきます。 発達障害のお子さんは、 "脳の機能的な面が弱かったり偏りがあったり"します。 感情や感覚の処理の仕方が他の子と違うため お友達との遊びに上手く参加出来ず、 人との関わりが少なくなる事で発達は遅れ、 それがまたストレスの原因に… といった悪循環に陥ってしまいます。 そしてそれが積み重なっていくと、パニックなどを引き起こします。 そこでマイスペ×スパーク運動療育では、 お子さんのネガティブストレスを和らげる そして、 脳神経回路のつながりを強くして脳機能の発達を促す ということを大切に考えています。 ストレスを下げて、先ほどの悪循環を根本的な改善に繋げていくために有効なのが、 共動・共感と運動 です。 運動は不安やストレスを和らげる効果がある と科学的に証明されています。 それが豊かな環境のもとなら、効果はもっと大きくなります。 コミュニケーションを取り、 共感しながら一緒になって思い切り楽しく体を動かすことで、 お子さんのストレスは下がり、 心がポジティブに動いていくのです。 お子さんのあるがままを認め、 あっと言わせるようなユーモア溢れるやりとりをしながら 同じ目線で一緒になって遊ぶ(運動する)。 運動、と言っても、 ・脳を良い状態にする運動 ・新しい脳神経回路をつくる運動 ・脳を広く使う運動 と、運動の種類はたくさんあります。 私たちは、お子さん一人ひとりの発達段階に合わせて遊び(運動)を広げています。 こうしたアプローチでお子さんのストレスは和らぎ、 脳神経回路が繋ぎ変わっていきます。 運動とやりとりの繰り返しで繋ぎ変わっていった脳神経回路は、 お子さんの感情や行動のコントロール力と自己肯定感を高め、 感情を豊かにしていきます。 共感を意識したやりとりと運動、 ご家庭でも取り入れてみてください!

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21/10/13 12:30 公開

05.癇癪(かんしゃく)ってなに?

様々な場面でよく耳にする癇癪(かんしゃく)。 怒ること?強く嫌がっている時の行動?… 今回は、具体的にどんな行動が癇癪(かんしゃく)やパニックと呼ばれ、どうして引き起こしてしまうのか、お話ししたいと思います。 癇癪(かんしゃく)やパニックは、 怒りや不安などの激しい気持ちを 自分でコントロール出来ない時に起こる状態です。 具体的な行動で特に多いのは、 ・床にひっくり返って泣き叫ぶ ・物を投げたり叩いたりする ・自分や他人を殴ったり蹴ったりする などです。 突然お子さんがそのような状態になると、 どう関わればいいのか分からず困惑してしまうと思います。 お子さんが癇癪(かんしゃく)やパニックを起こす理由は、 大きく分けて2つ考えられます。 1.嫌なことを取り除こうとしている 2.困っているサイン たとえば、欲しいおもちゃを買ってもらえなかった時。 おもちゃを買わずに帰ることは お子さんにとって「嫌なこと」です。 嫌なことを取り除きたいけれど上手く伝えられない。 気持ちを自分で整理することも難しい。 そんなイライラとともに感情のままに訴えているパターンです。 困っているサインというのは、 服が上手く着られなかったり、自分でうまく出来ないことに対して 「出来ない!分からない!」と投げ出してしまった時などです。 このように、何かの出来事でストレスが溜まっていった時に、 それを上手く言葉で伝えられなかったり 気持ちのコントロールが出来ないために、 お子さんは癇癪(かんしゃく)やパニックを起こしてしまう、ということです。 その場その場でおもちゃを買い与えたりすることは、 一時的な効果はありますが、 "泣き叫んだら思い通りになった" という経験をすると、 癇癪(かんしゃく)・パニック=コミュニケーション という意識がお子さんの中に生まれてしまうことがあります。 だからこそ、共動・共感と運動でまず第一にお子さんのストレスを下げてパニックや癇癪(かんしゃく)の発現を減らすこと、 そして、同じ目線でやりとりをしながら脳と心の発達を促して 気持ちをコントロールしたり、表現したりする力をつけていくことが、長い目で見るととても有効なのです。 お子さんの気持ちに寄り添い共感しながら、ぜひ一緒にたくさん体を動かしてみてください。

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21/10/08 23:21 公開

04.発達に必要な3つの物質とは?

マイスペ×スパークは、運動とやりとりによって脳と心の発達を促す療育ですが、 具体的に運動とやりとりは どんな風に効果をもたらすのでしょうか? まず、多動性や衝動性(ADHD)などの傾向があるお子さんは その特性によって常に刺激に満たされにくく 体を動かした方がその刺激を満たして 落ち着きやすいという事がわかっています。 そのためマイスペ×スパークでは 療育の最初に激しく走り回ったりすることも多いです。 また、運動をすると、 思考や感情に関わる大切な神経伝達物質が多く分泌されます。 それが、 ドーパミン、セロトニン、オキシトシンです。 ドーパミンは、 幸福物質とも呼ばれる脳内ホルモンで、 やる気や集中力を生み出す効果があります。 ドーパミンの生成には有酸素運動がいいと言われています。 また、誰かに認められたり褒められたりすることでも、 ドーパミンがより多く分泌されることも分かっています。 私たちが行なっている 一緒に体を動かしながらたくさん褒める という療育は、ドーパミンの生成に大きな効果があるのです。 セロトニンは、 感情や気分のコントロールに必要な物質で、 ドーパミンと同じように運動によって活性化します。 セロトニンが作られることで、 人は感情のコントロールができ、 安定した気持ちで過ごすことができます。 セロトニンの分泌に効果があるのは運動だけではありません。 人との触れ合いや感情の動きによっても、セロトニンは増えます。 様々な人と触れ合い、 喜怒哀楽心が動く経験をすることで セロトニン神経は活性化するのです。 マイスペ×スパークでは、感情表現の豊かな療育士が、 お子さんの心を引っ張りながらたくさん関わり感情に働きかけていくので、 セロトニンの分泌も期待できます。 他にも、愛情ホルモンと呼ばれるオキシトシンの分泌にも、 マイスペ×スパークの療育は適しています。 この物質は、 ハグなどの触れ合いで嬉しい爆笑心地良い照れと感じた時に多く分泌され、 ストレスを軽減し、人と関わる社会的行動への不安を減らしたり、 人への信頼感が増すなど様々な効果があるとされています。 毎日思い切り体を動かすのは難しいですが、マイスペ×スパークに来てくださった時や少し時間のある時に、思い切り体を動かしてもらえればと思います!

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21/10/01 19:25 公開

03.「共動・共感」の関わり

マイスペ×スパーク運動療育では 共動・共感 を療育の基本にしています。 そして親御様にも、 その関わり方をぜひ一緒に取り組んでいただければなと思っています。 でもそもそも、共動・共感って? 何のために必要なの? "共感"はよく聞く言葉だと思いますが、 "共動"は初めて耳にする言葉かもしれません。 「共動・共感」とは、 お子さんのストレスを和らげて やる気を作り出す、 自己肯定感を高める関わり です。 共感とは言葉の通り、共に感じること。 たとえばお子さんが見つけたものや興味を持ったことを 「何これ!こんなの見つけたの!?凄い!面白〜い!!!」 と受け入れ、 一緒になってその気持ちを分かち合うことです。 共感の声かけには、大きく分けて3つ種類があります。 1. お子さんのありのままを認めて褒める。 2. 頑張っている過程を応援する、励ます。 3. 成功を喜び合う。 ありのままを認めて褒めるというのは、 たとえばお子さんがマイスペ×スパークまで来てくれたことへの感謝や喜びを伝えたり、 お子さんの見た目から入室後の何気ない行動一つひとつを丁寧に拾い上げて、 褒めたりすることです。 先に挙げた、お子さんが興味を持ったことへの声掛けも、そのひとつです。 頑張っている過程を応援するというのは、 お子さんが何かにチャレンジしている姿を 「頑張れー!もうちょっと!」 と大きな身振り手振りで全力で励ますことです。 お子さんが達成できた時は、 言葉だけでなく体も使って一緒に喜び合いながらたくさん褒めます。 そして共動とは、 その時その時の感情を、心だけでなく体もめいっぱい使って表現することです。 お子さんがやっている遊びを大人も一緒にやってみたり、 全身を使って気持ちを表現したりすることを、 私たちはとても大切に考えています。 共動・共感は、お子さんと信頼関係を築いていくうえで、とても大切なステップです。 共動・共感の関わりをすることは、 お子さんのストレスを和らげることにつながります。 そしてストレスが和らいだ状態でたくさん運動ややり取りをすることで、 自己肯定感が高まったり、 自分で考え表現する力を身につけていくのです。 その経験の繰り返しから、 お子さんは人との関わりが好きになり、 人と楽しく関わりながら感情を発達させて社会性を高めていきます。 毎日の関わりのさまざまな場面で、共動・共感を意識してみていただければと思います。

マイスペ×スパークBlog
21/09/18 18:30 公開
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