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【送迎あり】こぱんはうすさくら 札幌太平教室のブログ一覧

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【なぜ心理検査や箱庭療法、描画療法を行うのか】

教室の毎日
【なぜ心理検査や箱庭療法、描画療法を行うのか】

・どうして、こぱんはうすさくらでは、心理検査や箱庭療法、描画療法(アートセラピー)を行うのかについて少し説明させていただきますね。

・昨年末に、あるスタッフにこんなふうに言われました.
「心理検査は、虐待の疑いがあるとき、不安定さが考えられるときだけでも良くはないでしょうか?」
「こどもたちも保護者も検査、検査で、楽しいでしょうか?私だったら、心理ばかりは疲れますし、こどもには今を大切に、今しかできないこと、デイサービスでしか手厚くできないことをもっとしてあげたいです。」
「ここは児童デイサービスです。責任者が児童相談所出身ということで、児童相談所のように動いていかなければいけないのでしょうか?何だかはじめから、こどもがSOSを出している、虐待されているような目で見られているような印象を受けます。」
「保護者の方はそんな気持ちで預けてはいないのではないでしょうか?少しでも我が子が成長できるよう、少しでも道を開けるよう願って預けていると思うのです。障害児はみんな虐待を受けたり、保護者から愛情をもらえなかったり、SOSを出しているでしょうか?」
「過ごしづらい環境に、困りごとは少なくともあるとは思います。わかっています。でも、はじめからそういう目で見てしまうのはなんだか悲しいです。」
「この子たち、しっかり楽しく生きているんです。ただ周りが不自由そうに感じているだけです。」
「困っているのは、周りから色々言われること、育児が大変なことであって、必要なのは、ごく普通の簡単なアドバイスだと私は思います。」
「もちろん心のケアも大切にしたいです。でも、心理や箱庭以外にも、関わり方などでできることがあるんじゃないかなと思います。そうやりとりすることで、他者との関わり方も学んでいけると思うのです。」

★そう言われて、僕はかなりショックを受けました。
・スタッフに、そんなふうに誤解されていたんだと気が付きました。
・もちろん、普段の僕の説明不足、コミュニケーション不足によるところが大きいと思いますが、僕が行っている心理検査や心理療法について、そんなふうに理解されていると知って、衝撃でした。
・僕は、たしかに、それぞれの子をより深く理解し、より適切な療育を検討するために、そして、療育の方法が妥当だったかどうかを評価するために心理検査を実施しています。
・また、目には見えない心の状態を理解するために心理検査や心理療法を実施しています。
・しかし、多くても、一人の子に月に2〜3回ですし、平均すると2〜3か月に1回程度です。
・児童デイサービスを利用している子どもたちが全て虐待を受けたり、愛情をもらえないと決めつけて関わったことなど一度もありません。
・ただ、児童相談所では「良い子は要注意」という言葉がありました。
・一見、礼儀正しく、明るく、周りにもウケがいい子が、心の中に様々な不満や悲しみや怒りを溜め、それがある日爆発するケースがありました。もっと早くに気づいてあげれば、そしてケアしてあげれば、爆発を防げたかもしれません。
※児童デイサービスで、僕が子どもたちに関わる時の基本は、寄り添いと、一緒に遊んだり学んだりして共感することですし、子どもたちの生きづらさを理解しながら、ていねいに生活のサポートを行っていくことです。
※そういった日々の関わりこそが、僕が行っている子どもたちへの心理的ケアですし、心理療法です。
★そして、そういった関わりが本当に子どもたちにとって良いのかどうかを、きちんと評価する必要があると思っています。
また、様々な療育プログラムが発達向上に繋がっているのかどうかを客観的に評価する必要があります。
・子どもへの評価は、個人の主観や印象であってはいけないと思っています。
★そのために、標準化された心理検査(発達検査、知能検査、人格検査など)や心理療法で評価しています。
★子どもたちは、たしかに「またやるのぉー」と言ったりもしますが、拒否することはありません。
どこか楽しそうだったりします。
★自分を表現すること、そして、それを受け止めてもらえることが嬉しいようです。
・木の絵(バウムテスト)を描いたり、箱庭で作品を作ることなどが心の癒しになります。
・そして、その表現を分析することで、その子(人)の心が見えてきます。
・これからも、なるべく多くの子ども達(できればすべての利用児童)の心に寄り添い、心の状態を理解し、もし、心の傷などがある場合は、それに対する癒し的関わり(セラピー)を行えればと思っています。
・また、日頃の子ども達と同じ視線で、子ども達の心の周波数にチューニングを合わせ、子どもの話に耳を傾けたいと思います。
・ちなみに、自分自身を物語ることは、ナラティブセラピー(物語療法)と呼ばれています。
・子ども達に語りかけ、子ども達の語りを大切にしたいと思っています。
◆但田たかゆき

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