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(337件)

自閉症スペクトラム

こんにちは(^^♪『かみか企画』です☆ 自閉スペクトラム症(ASD)のある人に「細かいこだわり(=強いこだわり)」がよく見られる理由はいくつかあり、脳の情報処理の特徴と深く関係しています。単なる“わがまま”ではなく、本人にとって必要な調整方法であることが多いです。 ●予想外が苦手……自分の予想のズレにとても敏感で、次におこる出来事が上手に予測出来ないと、不安が全面に出てしまう。 ●前もって予測する力(予測符号化)……次は絶対こうなると思い行動しているがそうならないとかなり強いストレスになる。人より予想外を多く感じる。 ●いつも初めての気分……似たことをしているが、関連付けるのが苦手。毎回新鮮な気持ち。だから予想が当たらない状況になっている。 ●今起こっていることを優先……今自分が感じていることが一番大切なので、今までの経験と比べたりするのが難しい。 ●調節が難しい……ホンの少しの変化でも全部大切全部いると思う。毎回毎回初めてなのでしんどい。 ✅ ASDの人にこだわりが生まれやすい主な理由 1. 見通しが立つと安心できる(不安を下げるため) • 予定ややり方が変わると強い不安やストレスを感じやすい • 決まった順番・やり方・ルールがあると安心して活動できる → こだわりは「心を落ち着けるための手段」 例: 朝の支度は“靴下→ズボン→上着”という順番でないと落ち着かない 2. 感覚過敏・鈍麻により不快を避けたり快を得るため 脳が感覚を処理する仕方が定型発達と異なるため、 • 服のタグが気になる • 決まった鉛筆じゃないと手触りが嫌 • 同じ食べ物・味しか受け付けない など、感覚の負担を減らすためのこだわりが生まれることがある。 3. 興味の偏り(特定分野への強い集中) ASDの特徴として、興味や関心が特定のものへ深く向きやすい。 → その対象の収集、研究、繰り返し行動が「こだわり」に見えることがある。 例: 電車の時刻表や車種を細かく覚える、同じ遊びを繰り返したい 4. “曖昧さ”が苦手で、明確なルールを好む ASDの人は曖昧な状況・変化・予測不能が苦手。 • ルールや手順を固定することで世界が理解しやすくなる → “こうでなければいけない”に見える習慣になる 5. 情報処理のしかたが「細部重視(弱い中枢性統合)」 ASDの人は、全体よりも細部に注意が向きやすい脳の特性がある。 そのため、細かな違いが気になりやすい。 例: 積み木の角度が1mm違うだけで気になる、絵本のページを順番通りにめくりたい 🌱 こだわりは「困りごと」ではなく、自分を守る戦略 こだわりの役割: 不安を減らす 本人にとっての意味: 心の安定・安心の確保 こだわりの役割: 感覚の調整 本人にとっての意味: 過敏・不快の回避 こだわりの役割: 自己コントロール 本人にとっての意味: 世界を理解しやすくする 🌟 支援のポイント(保護者・支援者向け) • こだわりを否定せず、背景の理由を理解する • 変える必要があるものは「代替案」「選択肢」を用意 • こだわりが安全・生活に支障がないなら尊重する ⸻ 必要なのは「こだわりをやめさせること」より、 なぜそのこだわりが必要なのかという事だと思います。 読んで頂いてありがとうございます。

かみか企画 (個別、小集団、行き渋り・不登校支援)/自閉症スペクトラム
教室の毎日
25/11/06 15:17 公開

参考程度に

こんにちは(^^♪『かみか企画』です☆ 発達障害のあるお子さんのコミュニケーションの困りごとは、原因やタイプによってアプローチが変わります。ここでは、よくある課題別に使える具体的な解決策をまとめました。 ⸻ ●コミュニケーションが苦手な子によくある課題別の解決策 ① 言葉で気持ちや状況を伝えるのが苦手 課題例: 「やりたい」「やめて」「困った」などの表現が出ない/代わりにかんしゃくや問題行動で表現してしまう 方法: 絵カード(視覚支援) 内容:気持ちカード、要求カードを用意し選んで伝えられるようにする 方法: セリフの型(スクリプト)を教える 内容: 「○○してほしいです」「いれてください」などの定型文を練習 方法: 感情ラベリング 内容: 「今悲しい?悔しい?」「こういうときは“手伝って”って言うよ」など、言語化を手伝う ② 相手の気持ちを理解する・空気を読むのが難しい 課題例: 一方的に話す、会話のズレ、冗談が通じない、自分中心に考えてしまう 方法:ソーシャルストーリー 内容: ある場面で「どうふるまうか」の短い絵本を作り繰り返し読む 方法: コミック会話(吹き出しを使った指導) 内容: 漫画形式で、誰がどう感じているか見える化 方法: ロールプレイ(練習→フィードバック) 内容: 「断られた時」「お願いする時」など具体場面で練習 ③ 人と遊ぶ/集団に入るのが苦手 課題例: 一人遊びばかり、順番が待てない、共同遊びに発展しない 方法:共同でできる遊びへのステップ支援 内容:①並行遊び → ②同じ活動 → ③役割分担遊びへ段階的に 方法: ルールが明確な遊びからスタート 内容: 例:すごろく、UNO、ジェンガ、協力ゲーム 方法: 「入れて」「いいよ」スクリプト 内容: 入る側・受け入れる側両方を練習 ④ 話が長い/話せない/会話が続かな 課題タイプ: 話しすぎる子 対応: “3つ話したら相手にも質問する”ルールを可視化、話題カードを使用 課題タイプ: 話せない子 対応: 「Yes/No → 二択 → 単語 → 一文」と発話の段階を設ける 課題タイプ: 続かない子 対応: 「きく→くりかえす→こたえる→ききかえす」の4Kルール ⑤ 感覚の偏りがコミュニケーションを妨げている (例:音に過敏 → 話が聞けない/触覚過敏 → 手をつないで遊べない) 対応: • 環境調整(静かな場所・ノイズキャンセラー・距離間の確保) • 感覚統合アプローチと合わせて行うと改善しやすい 🏠家族で今日から出来る簡単サポート ①方法: 1日会話タイム  やり方: 子ども『今日楽しかった事一つ』 親『質問を一つ返す』 ☆成功体験をつくる ②方法: 「いい話し方」を具体的に褒める  やり方: 『順番に話せたね、えらい』 ☆行動をほめる ③方法: 視覚化ツールをおく  やり方: 気持ちカード、会話カード ☆迷ったらカードで指させる 読んでいただいてありがとうございます。また更新します。

かみか企画 (個別、小集団、行き渋り・不登校支援)/参考程度に
教室の毎日
25/11/06 10:35 公開

真直ぐ

こんにちは(^^♪『かみか企画』です。今日は少しだけ線のお話をしようと思います 幼稚園なら真っすぐかけない子も結構いると思います。 「まだ真っ直ぐに線を引けない」のはよくある発達段階で、コントロール力・目と手の協応・姿勢や道具の持ち方が未熟なことが原因であることが多いです。 叱ったり「ちゃんと真っ直ぐ書いて!」と指摘するより、遊びの中で自然に上達できる環境づくりが効果的です。真っ直ぐ線」トレーニング 1. 道を走らせる遊び(自動車🚲・電車🚅) • 紙に「道路」や「線路」を描き、その上をミニカーや電車で走らせる → 線をなぞる前段階で軌道のイメージが身につきます。 2. マスキングテープ遊び • テーブルに真っ直ぐテープを貼り、その上を指👉・車🚙・クレヨン🖍でなぞる → 視覚的ガイドがあることで成功体験が作りやすい。 3. 定規ではなく“もの”を使ったガイド線 • まっすぐな積み木・アイス棒・下じきを紙に置き、その端に沿って線を引く → 定規が難しい子も真っ直ぐの感覚をつかみやすい。 4. 迷路・点つなぎ(簡単→少し難しい) • 最初は太めの道幅(2~3cm)→徐々に細くする → 手先のコントロールが育ちます。 5. 姿勢と鉛筆の持ち方を整える 特に多いつまずき: • 紙が動いてしまう → 紙を固定してあげる • 肘が浮いている → 肘を机につける声掛け • 握る力が強すぎる/弱すぎる → 太めのクレヨンや三角鉛筆に変更 などなどをしています。 『もっとちゃんと真直ぐひてよ』とか言うよりも遊び感覚で楽しくするのが最優先だと思います。

かみか企画 (個別、小集団、行き渋り・不登校支援)/真直ぐ
教室の毎日
25/11/05 16:25 公開
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