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(76件)

<相手意識>

幼児期後半になると、教えたこともない会話を自らの力で使いこなしていくようになることから、こどもの心(脳)には、生まれながらにして、ことばや文法のプログラムが組み込まれていると言われます。この頃には、/ソレハネ…/と、言葉の意味をことばで説明しはじめたり、おはなしを聴いてイメージを心に描くなどの、いわゆる「はなしことばの世界」が始まります。 こうしたプログラムは、周りとの相互作用によって開花していくため、この時期に至るまでの数年にわたる相互経験やコミュニケーション経験の蓄積が大切な栄養となります。 はなしことばが開花する前のこどもにとって大切なことは、モデルとなる相手を「よく見る、参照する、受け入れる」という、いわゆる相手の存在を心に刻み込む(相手意識)経験です。乳児期から幼児期への移行期に相手をじっと見つめることや、楽しさや要求の気持ちが強い場面でアイコンタクトの頻度が高まる経験をよくしますが、自己を中心に心が活動する幼児期前半の時期に心に「相手意識」を刻むためには、、自分にとって、楽しく、有益で、安心して肯定的に気持ちを向けれる対人経験がたくさん必要です。アイコンタクトだけではなく、要求サインである「手引き」に対して「手をつなぐ経験」、欲しいものに対してこどもの指をとってさす介助、向かい合い(対面)が成り立つあそびづくり、おもちゃを一緒に使う共有あそび、アンパンマン体操やお遊戯でのモデルを示すイッショ動キの促し、生活スキルや制作スキルの指導にモデリングを織り込む、などで相手への注意を楽しく高めていきたいものです。

児童発達支援	さんさんキッズ/<相手意識>
教室の毎日
20/09/12 14:29 公開

ボディイメージ

通所はじめの頃、朝の会での“おうた手あそび”を見ているだけだったT君、アンパンマン体操も観る側になっていたのですが、スタッフと対面で手を取って動きを共有していく中で、4月頃からリズムを追うように手拍子をとり、アンパンマン体操では、スタッフの右足ポーズ、左足ポーズの真似っこから膝を曲げてジャンプの構えをとり、少し時間をためて音楽がなり終わったところでジャンプのしぐさ!…と、タイミングが合うのももうすぐのようです。 ボディイメージは、文字通り自分の身体の自在性ですが、頭の中にある自分の身体図の出来上がり具合、四肢の協調と力の入れ抜き加減、姿勢力(バランスと構え)のとり力、他者を見る気持ちなど、いろんな要素がかかわっており、課題や生活ごとにそれぞれがもつ得手不得手が如実に表れます。不得手を克服していくための導き役は、やはり、活動の「楽しさ」と、「楽しさをもってスタッフや友達を見る気持ち(ミラーリング)」の強さを育てることだと思います。 そういえば、制作が得意技!のI君も、サーキットあそびでは自分の席からはなれなかったのが、最近、みんなの楽しい様子をみて気持ちがふくらんできたのでしょう、チャレンジが始まりました。  みんなが、自分の身体を思い(イメージ)通りに動かせる「自分の身体の主人公」になって、楽しさを広げていくことができたらいいなと思います。

児童発達支援	さんさんキッズ/ボディイメージ
教室の毎日
20/09/12 14:22 公開

手に想いを込める

「目は口ほどにものを言う」とありますが、そこには、“目が合う”とか“目を見る”というお互いの関係が必要です。 指さしは、“思いを込めて指をさす”ことと、“(相手が)指さした先を見る”という関係があって成り立つものですが、さらに、その前提に、「握った手から人指し指を1本立てる」というしぐさと、「相手に伝えようとする気持ち」の2つがつながり合わなければなりません。手のうごきに障がいや、あるいは不慣れ(未習得)があって指さしにならない場合は、指を支えてその2つがつながるように補ってあげたいものです。 指さしができるようになる頃には見通す力も伸びてきますが、指さしだけでなく、気持ちを込めておも ちゃを動かしたり、お遊戯にあわせたり、物を作ったりする手の輝きを発見する楽しさは、療育という仕事に与えられた福音の一つではないでしょうか。この日は、左右の手指をそれぞれ別々に協調させて「でんでんむし♪のひも巻き」を作ったりグーパー信号あそびの中に、「こっちしながらこっちだよ」という“別々のうごきをひとつにまとめる” 年中さんらしい気持ちが手にあらわれていました。 こどもたちみんなが、自分の手に思いを込めて楽しむ経験を沢山培っていけたらと思います。

児童発達支援	さんさんキッズ/手に想いを込める
教室の毎日
20/09/12 14:17 公開

<きめられた場所に置く>

物をあるものに入れる、物を決まった場所に合わせる、ということができるようになることは、その後の成長に欠かせない行為になります。くつをくつ箱にいれることや、おもちゃをおもちゃ箱に入れるような行為をさして、療育では「定位的調整」(聞きなれない)と呼びます。この定位的調整は、こうした整頓の場面だけではなく、おなべに蓋を合わせるままごとあそびや(道具的)、積み木積み(操作的)、「ちょうだい」と差し出した掌にものをおいてくれる社会的行為としてあらわれます。 大切なのは、こうした定位的調整の奥で動き始めた心のうごきです。この頃のこどもの心には、同時に2つのイメージ(2つの世界)が同居します。「くつと靴箱」あるいは「おもちゃと入れ物」など、2つを同時に心に描けるようになったこどもは、歯ブラシを見ると歯磨きを思い、絵と実物とがつながるなど、関連づけやマッチングができるようになります。それまでは、「くつ」は履くこと以外の何物でもなく、気にいらないものは放る、泣くというように、一度に1つのイメージで心がいっぱいなのです。そして、この時期に達したこどもは、2つをイメージする力を介助者と共有する(「三項関係」)作業を通して3つ目の世界-ことばの世界-の扉を開きます

児童発達支援	さんさんキッズ/<きめられた場所に置く>
教室の毎日
20/03/28 16:00 公開
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