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(76件)

共感

 共感…普段日常の中でよく使うことばですが、発達にとっては欠かせないファクターです。  哺乳類は、生きていくために「共感」という情動がはたらくことが知られています。人間にとっても、社会生活や発達に欠かせない大きな役割を果たします。 キッズの日常でも、泣いているお友達を見て不安で泣き出したり、顔をのぞき込んで気にかける様子をよく目にします。この前、Nちゃんは、目薬を泣いて嫌がるC君を見て泣き出し、目薬さしに奮闘するスタッフはにらみつけられました。お友達の泣いたり嫌がる気持ちが波紋のように伝わり、不安や心配、そして思いやりへと心が波打つのでしょう。 動物の共感が、同胞の痛みや恐怖などの生命に直結するものが中心であるのに対して、人の場合は、そこにとどまらず「楽しさ」への共感が特出しています。それは、目合わせ、微笑み返し、声交わし、模倣など交互交流を経て、「好き♡」などのゆたかな感情につながるほか、3歳を過ぎると相手の気持ちを感じとったり、「オイシイ」と言ってくれる相手の反応が嬉しい思いやり共感や、時に心の支えになるまでにその役割を高めます。人に特別に与えられたこの「楽しさの共感」を、こども達がたっぷりと感受しながら、心が通い合う大きな木に育っていって欲しいと思います。

児童発達支援	さんさんキッズ/共感
教室の毎日
21/01/20 16:17 公開

自分軸から双方向へ

 Hちゃんは、窓に映る自分の姿を見ながらダンスをしたり、粘土で作るものをことばで表したり…と、自分を表現する気持ちが旺盛です。最近は、朝、さんさんキッズに到着すると、好きなおもちゃや本に行く前に、自分がすることをことばに表したり、したいことをスタッフにアピールすることがグンと多くなりました。まだ、/○○スル/と自分軸の表現や、相手の特定よりも不特定多数に対するアピールが多いのですが、要求ことばの使いごなしや、相手を特定した発信のスタイルが身につくと、コミュニケーションがもっと深まるでしょう。その土台となる聴き取りの注意力も伸ばしたいところです。  こどもはみな成長の足どりの中で、ボールのやりとりあそび、いないいないばあの楽しさ、おゆうぎの真似っこ、一緒に物をはこび、交代で積み木を積むなど、無数のあそびや生活行為の共有を経験しながら、双方向の楽しさを心に織り込んでいきます。そして、自分を軸にした自我の世界に加えて、相手への気づきを身に付けながら、「発信-受け止め-発信」という、コミュニケーションの双方向性を確立します。自我という自分に向けた心の扉が、相手に向けても開くようなかかわり合いをこどもとの間に紡いでいきたいものです。

児童発達支援	さんさんキッズ/自分軸から双方向へ
教室の毎日
20/11/27 14:43 公開

「ながら技」と他者意識

「(縁石の上を)バランスをとりながら(・・・)独り歩きする」「三輪車をこぎながら(・・・)ハンドル操作する」など、幼児期の中期では、2つの単位動作を一つにまとめる行為が上手になります。「~しながら~する」身体技です。こうした「身体のながら技」をあそびの中で自由闊達に展開させるこどもの様子を発見するのは楽しいものです。 この日は、その「ながら技」に、ターゲットを加えて「道から落ちずに宝物を取る・跳びながら景品に当てる」チャレンジあそびをしました。「ながら」技に、ターゲットを取り入れてゲームを楽しみます。前月号のコラムで、乳児期から幼児期への移行時期に、モノにサインやことば(概念)を重ね合わせる「2つ重ねの世界」に「伝える相手」が加わると、三項関係という「3つ目の世界」が始まることを紹介しました。幼児期中期というひとまわり高いステージでも、「~しながら」という「2つの動作」をこなす世界に、もう一つ、「相手を意識したり」「他者を参照する」という他者意識が入ると、ゲームやルールの世界が開けます。そういう風に見ると、「乳児期」・「幼児期」というステージの違いに関わらず、自分の中に育つ「2つがさね」や「ながら技」という2つをこなす世界に、他者の存在が加わることで、もう一つ進んだ世界が開けるように思えます。 こどもたちが、他者と楽しく関係を結べる日常を支えていきたいと思います。

児童発達支援	さんさんキッズ/「ながら技」と他者意識
教室の毎日
20/11/06 12:41 公開

「2つの世界」から「3つ目の世界」へ

「2つ」を使いこなす成長過程の中で、「もの」と「ことばやサイン」を重ね合わせる「2つ重ね・2つごなし」があることを5月号のコラムで紹介したところですが、今年のDちゃんは、4月頃から欲しいものを指さして(「取って💛」)のしぐさが増え、直接要求の世界である「1つの世界」もそろそろ卒業かなと思われました。最近は、お帰りの会が終わると、バッグの写真を持ってきて(「バック頂戴💛」)とか、今日は、お人形の写真をもってきて、(「これ」)とばかりに指さして手渡し…に、「ん?」本意はお人形ではなく他にあったようで…うまく対応できずにゴメンナサイ(-_-;)。そして昨日は、昼食に付き添うスタッフに、手をサッサッと上下に振って、ふりかけ(「ください💛」)と…。もとより、生活や活動の中で、マッチングやままごと道具(切るものと切られるものの2つごなし)を駆使してきたDちゃんですが、その力をコミュニケーションに取り入れ始めた姿に頼もしさを感じます。 こどもは、生活やあそびの中で「2つ」を使いこなす色んな所作や動作を先行させながら、コミュニケーション手段へとその力を飛躍させていきます。次に待ち受ける「3つ目の世界」は、「2つ」を使いこなす世界に、もう一つのファクターとして、意思を通わせ合うスキル(コミュニケーションの面では、3項関係による意思の共有と双方向性)を加えた世界です。その片りんをかいま見せてくれるDちゃんや同じ時期のこどもたちには、「2つごなし」の活動を充実させるとともに「3つ目の世界」を獲得できるよう応援しています。

児童発達支援	さんさんキッズ/「2つの世界」から「3つ目の世界」へ
教室の毎日
20/09/29 12:18 公開

「2つ」 の役割

こどものあそびは、成長とともに単純なのもから複雑なものへと発展していきます。こどもが最初に出会う複雑さは「2つ」のことがらに対面する時です。 ことばの獲得前に、心が、2つのことに気持ちをはたらかせはじめる時期は、視聴触覚や手の協力が大きな役割を果たします。(手や五感に不自由さがある場合は、それらに代わるサポートが必要です)。「2つ」を使いこなす心と手のはたらきは、まず、両手を使って1つのおもちゃを持ち替えることから始まります。2つの手が、「放す⇔握る」という2つの動きを心の指示でこなします。次に、両手が2つのおもちゃをそれぞれ持てることを経て、2つのものを合わせたり、入れたり、ついには並べたりと、心が手にはたらきかけて「2つごなし」の活動を作っていきます。 おもちゃに対して、外観だけで終わらず、その内にある用途という「2つ目」の意味を理解して使いこなすことも、あるいは、ものにことばやサインを重ね合わせるのも「2つごなし」の心の活動ですが、目的のために2つの方法を思いついて「こっちではなくこっち」と選択できるのも1歳半の頃の「2つごなし」です。この頃にはもう、心は手と協力しながらも、一方でそれを超えて思考という独自の道を歩み始めます。 このように両手を使う「2つごなし」は、その後の複雑な操作を可能にしてく出発点となります。それだけに、あそびや生活の中で、こどもの興味やステージに合った「2つごなし」の経験を積み重ねながら、心があたらしい発見をしていけるような活動をとりくんでいければと思います。

児童発達支援	さんさんキッズ/「2つ」 の役割
教室の毎日
20/09/12 14:36 公開
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