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(73件)

「投げる」と「置く」

手に持ったおもちゃに用がなければ投げ捨てる、高さのある置きものを見ると倒したくなる、興味のないものはテーブルから払い落とす・・(ティッシュを空っぽにする、トイペを芯まで引き出すなどのつわ者もいますが)、乳幼児期に一度はみな経過する行為です。キッズのお友達の中にも、そうした行為が日常的なお子様が何人かいます。あそび行為のあらわれとみれば、なるほどですが、危険を避けることを第一にしながら、別のあそびに代えたり(代替え行為)、どのような行動を身に付けて次のステップへ移行させていけば良いか、それぞれのケースにあわせた支援がその都度求められます。 もとより、腕をつかってものを扱うしぐさは2方向的で、自分から遠ざける⇔近づける、散らす⇔集める、出す⇔入れる、引き離す⇔合わせる、です。これに指を使って、つまむ、振る、曲げる、ねじるなどの複雑な操作が加わっていきます。相対向する2方向の行為を組み合わせて上手にものを操作できることを可逆といいますが、そのための条件は、置く・合わせる・入れる・組む(組み合 わせる)などの定位活動ができなければなりません。おもちゃあそびはもちろん、持ち物の決まった場所への整とん、シール貼りやや制作活動、お片付け、もそうした力を培う大事な要素を含んでいます。

児童発達支援	さんさんキッズ/「投げる」と「置く」
教室の毎日
21/09/25 13:37 公開

関係付け

 こども達は、手を使っておもちゃあそびをはじめる時期に入ると、手の活動にも新たな世界が広がっていきます。この時期、手を使うあそびは、1から2、2から3という風に活動の水準を高めていきます。1の特徴は、振ったり叩いたりして音を出す、放ったり回したりしておもちゃの動きを見るなど、おもちゃそれぞれが持つ中身よりも見た目や感じが優先されます。心の中も、一つのことでいっぱいでおもちゃ同士の関係づけはまだなく、持続時間も短くまとまりのない感じです。2つめの特徴は、「車は動かすもの」、「ボールは転がすもの」とでも言うように、おもちゃに備わった性質を使いはじめ、ボールをコロコロタワーに入れる、ばちで太鼓をたたく、レールの上で汽車を動かす、ペグを台にさすなどと、するモノとされるモノの対の関係づけがはじまります。この頃には、人との間でも、モノのやり⇔取りができたりと、互いの関係づけができはじめ、「あそび」らしさを感じるようになります。3の特徴は、そのような2つの関連づけあそびに、もう一つの要素(気持ちを込める,イメージを膨らませる、ことばをつけるなど)の関係づけがはじまり、その後に控える、みたてあそび・ごっこあそびの土壌となります。おもちゃに限らず、散歩、水・砂あそび等の中にも、豊かな関連付けが展開できるはたらきかけをしていきたいものです。  この日は、動くミニチュアが大好きなS君の汽車あそびにトンネルを置いて、入る⇔出るをすると、トンネルあそびがはじまりました。

児童発達支援	さんさんキッズ/関係付け
教室の毎日
21/05/28 14:37 公開

「可逆」

2月号で、1歳半頃に、「ベットで足から降りる」「すべり台で階段を使う」など、向きや位置を変えれる(=可逆1)調整が芽生えることを紹介しました。この時期の調整は、自分を軸とした行為の調整であり、次に待つ相手や状況といった他者軸に合わせて気持ちの向きを変える調整(=可逆2)を得とくするには、このあと数年のあゆみを要します。 田中昌人(京都大学)という先生は、自分を軸にした調整を「~ではなく~」とよび、相手や状況を軸に置いた調整を「~だけれども~」という表現で紹介されています。決まり事、生活ルールといった他者軸に対する調整が始まるこの時期(≒4歳)が、集団生活のルールや諸課題に向き合う幼稚園の就園年齢にあたっているのもうなずけます。それは、自分の感覚で行動する世界から、状況にあわせて行動できる世界へのわたりの時期からくるものですが、今日では、幼稚園も、プレとしてその時期に向けた通園指導が広がりつつあるようです。 この「~だけれども~」モードを獲得するには、生理的な昼夜の確立、家庭と日中活動の違いへの適応、食事・排泄・更衣・その他の生活行為の理解、設定活動の課題の意味と実行スキルの充実と同時に、要求⇔促し⇔称賛などの相互交渉や生活行為を通した自意識、上手くいくことと上手くいかないことの経験の中での気持ちの調整力、調整できたことの達成感と自信の高まりなどが必要です。そうした生活と日中活動の経験の積み重ねを確認していくことは、児童発達支援に欠かせない課題だと思います。

児童発達支援	さんさんキッズ/「可逆」
教室の毎日
21/05/08 16:58 公開

あらたなステージへ

今年も新学期を前にして、さんさんキッズから7名のお友達が小学校に進学します。おめでとうございます。 毎年のことではありますが、就学という大きなステージに足をふみだすこども達が、たくましく学校生活に入って、自分らしさを発揮していくことができるよう期待いたします。 学校は、集団の規模も、日中活動の枠組みも、身に付ける課題の質も、未就学期とは異なる大きなステージです。今は6つの年輪を備えた小さな幹ですが、これからこの軸の周りに成長の年輪を広げていくことでしょう。 成長のエネルギーを内包したこの小さな幹には、「就学へのレディネス(準備)」を備えており、その大切さはこれからも変わることはないように思います。レディネス獲得のテンポや程度は一人一人個別の要素がありますが、道筋はみな同じ方向に向いています。その先には、労働というもう一回り高いステージが待っているのですが、それは、今目にしている小さな幹の軸の周りに、さらに10数個の年輪が重なる過程を経てのことになるでしょう。そう考えると、今は小さな幹であっても、これから先の成長を支える中心軸となる大切な役割を担います。

児童発達支援	さんさんキッズ/あらたなステージへ
教室の毎日
21/03/29 16:42 公開
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